どうも、タナシンです(・∀・)ノ
今回ご紹介するのはこちら
劇場版 ソードアート・オンライン ―プログレッシブ― 星なき夜のアリア
大人気ライトノベル『ソードアート・オンライン』の劇場版最新作が公開されましたので、早速見てきました。
今回はその感想をネタバレ込みでお伝えしていきます。
まだ見ていない人はご注意を!
それではいってみましょう!
追記
続編の感想も書きました。
よろしければお読みください。
『ソードアート・オンライン ―プログレッシブ―』とは
映画の内容にはいっていく前に、ちょっとだけ『ソードアート・オンライン ―プログレッシブ―』そのもののご紹介をしたいと思います。
『ソードアート・オンライン ―プログレッシブ―』は、ライトノベル『ソードアート・オンライン』シリーズの一つです。
内容は、パラレルワールドというか平行世界というか、『ソードアート・オンライン』本編とはちょっと違った構成で描かれる『アインクラッド編』です。
『アインクラッド』を第1層から順に描いていくという構成のお話になっています。
原作小説は現在7巻まで発行されており、コミカライズもされている人気シリーズです。
『ソードアート・オンライン』本編の『アインクラッド編』では、主人公・キリトとヒロイン・アスナの絡みは、最初の第1層と攻略完了直前がメインとなっていますが、『プログレッシブ』では序盤からずっとキリトとアスナがともに行動します。
そういう点が本編とは異なるため、同じ世界観の別世界線のお話という形になります。
内容として、1層1層丁寧に描かれているため、『アインクラッド』の世界観がとても詳細に描かれており、ファンタジー好きにはたまらない内容になっています。
特別ファンタジーが好きというわけではない私でさえ、このプログレッシブシリーズは大好きです。
刊行が遅いのがネックですが……
『劇場版 ソードアート・オンライン ―プログレッシブ― 星なき夜のアリア』
映画概要
『劇場版 ソードアート・オンライン ―プログレッシブ― 星なき夜のアリア』は、先ほどお伝えした『ソードアート・オンライン ―プログレッシブ―』の劇場映画です。
内容としては、『アインクラッド』の第1層攻略までを描いたお話になります。
第1層は、キリトとアスナが初めて出会い、ボス戦で初めてチームを組み、なんとかボスを倒すという流れのお話です。
ぶっちゃけ、原作の流れだとそれだけなのですが、今回の劇場版はちょっとテイストが変わっています。
原作は主人公がキリトですが、劇場版は主人公がアスナです。
つまり、第1層のお話をアスナ視点で描いたお話が、今回の映画ということです。
そのため、現実では絵に描いたような優等生であるアスナがなぜSAOにログインするに至ったのか、ゲーム素人だったアスナがなぜキリトに出会うまで生きていられたのか、そういった疑問に回答を出してくれるお話になっています。
さらに今回、原作小説では出てきていないミトという新キャラが登場します。
ミトは現実世界でアスナの同級生の女の子です。
アスナ以上に勉強ができ、運動神経も抜群でありながら、孤高な少女です。
一方でゲームの腕前もかなり高いという、かなりのゲーマーです。
βテストのときからSAOをプレイしている、経験値も高いプレイヤーです。
ゲーム内では、かなり大柄の男性アバターでプレイするというこだわりも持っています。
このミトがSAO内でアスナを導き、そしてゲーム内でのアスナの人格形成に関わっていきます。
この辺りのネタバレ話は感想部分でお伝えします。
感想
ここからは感想をお伝えします。
ネタバレ全開でいきますので、知りたくない人はブラウザバック必須です!
ご注意をm(_ _)m
まず最初に結論をお伝えします。
最高の映画なので、マジで見てください!(゚∀゚)
本当に端的に言うと、見てよかったと素直に言える内容でした。
結構忙しい中、無理やり時間作って見に行ったこともあり、だからこそ感動がひとしおでした。
大まかな流れはアインクラッド第1層の攻略までという言葉で、ファンの方には伝わると思いますが、もうちょっと詳細をお伝えします。
という内容でした。
上記あらすじでは全然伝えることはできていないですが、私が感じたのは
とても人間の内面が細かく描かれている
という点です。
ここはちょっと語りたいと思います。
あらすじの内容だけだと、ミトが結構ひどい人間に見えたと思います。
なにせ、途中でアスナを見捨てて逃げ出しますからね。
ですが、この逃げ出した理由は消して保身ではありません。
いや、厳密には保身と言ってよいのかもしれませんが、『自分の身可愛さ』という理由ではありませんでした。
『守ると約束し、常に一緒にいたアスナの最期を見届ける』
その事実を受け入れられず、目を背けるために逃げ出したというのがこのシチュエーションでした。
そのミトの絶望感の描写は、見ているこちらも見を引き裂かれるような演出でした。
同時に、ミトの『パーティ離脱』の文字を見たときのアスナの絶望感も、ものすごく繊細に描かれています。
その絶望は、見ているこちら側に「キリト早う!」と叫ばせてしまうほどの表現でした。
このシーンは、下手な描き方をするとミトが悪者になります。
アスナを置き去りにしたミトと助けたキリト。
物語の流れ上、この立ち位置はもちろん間違いではないのです。
ですが、「その結果ミトが悪者になるような形にしたくない」というスタッフの想いがとても詰まっていると思いました。
そして、それがちゃんと表現できていることが、この映画のすごいところだと思いました。
さらに、このような行動を取ってもミトを憎めないなと本当に思いました。
それくらいミトの行動原理は人間臭く、共感できるものでした。
むしろ、中学3年生の女子ということ考えると、ミトは十分大人だと思います。
大人だって身勝手に逃げ出す状況で、友人のことを必死に考えていたと思います。
ただ少し気になったのは、『アスナはどこまでミトの気持ちを理解したか』です。
最後の最後、アスナはミトのことを許して、それでもキリトとともに歩むことを決めました。
この『ミトを許す』という行為の際に、アスナがどこまであのときのミトの心情を理解していたのかは、ついぞ明確にならなかったように思います。
むしろ明確にしないことで、『ミトにはミトの事情があって、決して自分を見捨てたわけではなかったんだ』と理解したから、アスナは何も問わずに許したのかもしれません。
そんな想像を巡らせてしまうくらい、細かく演出されていたと思います。
この人の内面の表現をできているところは、とても素晴らしいと言わざるを得ません。
またもう1点、特筆してお伝えしたい良い点があります。
それが戦闘シーンです。
特にボス戦。
この戦闘シーンの描写が半端ないです。
もともと作画が半端なく素晴らしいSAOですが、その中でも特に今回の戦闘シーンは演出神ががっていました。
各キャラの躍動感はもちろん、ソードスキルの演出やスイッチの演出、カメラワークなどなど。
一つ一つのレベルがめちゃくちゃ高かったです。
これだけでも見る価値があると思えるレベルです。
これは文章で伝えることが難しいので、ぜひご自身の目で確かめてくださいね!
以上、感想でした。
グッズ
ここからはちょっとグッズを紹介しますね。
パンフレット
まずは定番のパンフレットです。
こちらのパンフレットは予想以上にしっかり作られています。
表紙のデザインも素晴らしいです。
ちなみに中身は以下のように、各種インタビューが掲載されています。
メインキャストのインタビューはもちろん、スタッフの皆さんのインタビュー記事も満載です。
ミトの制作秘話などは特に読み応えあります。
作品見た後だと、より一層深い考察もできるようになりますので、ファンの方や映画本編を楽しめた方は購入必須です!
アスナのケープ留めピンブローチ
お次はピンブローチです。
こちらは作中でアスナがケープを留めるために利用していたデザインをそのまま利用したピンブローチになっています。
ぶっちゃけ、購入するつもりはなかったのですが、ちょうど残り1つで、なんとなくデザインに惹かれてしまって購入しました。
今の所使い所がないのが悩みです…… 笑
何かに付けたいと思います。
来場者特典
最後に来場者特典をご紹介します。
公開第1週目は『abec描き下ろしポストカード(3種ランダム)』です。
キリト、アスナ、ミトの3名からランダムに1名のポストカードがもらえます。
詳細は公式HPを参照ください。
実際に配布されたものは、以下のように中身が見えないようになっています。
そして、私がゲットしたのはミトのポストカードでした。
中の人的には水瀬いのりさんが一番好きなので、個人的には大当たりでした!
ミト格好良いですよね!
武器が鎌というのは、スタッフが結構こだわって決めた設定のようです。
これはインパクトある武器ですよね!
以上、グッズでした。
まとめ
いかがだったでしょうか?
個人的にはとても満足な映画でした。
もう1回くらい見に行きたいと思うくらいです!……行く時間なさそうなのですが……
しかも、さらに朗報があります。
なんと
プログレッシブ続編制作決定!
とのことです。
2022年公開で準備が進められているようです。
これは楽しみです!
今回の件で気になった方がいましたら、ぜひ原作小説で予習してみてくださいね!
個人的には、これからのお話でミトが関わってくるのかどうかという点が気になっています。
原作で出てこないキャラですしね。
他にも原作で活躍していて、まだ登場していないキャラも居るので、ますます先が楽しみです!
心待ちにしましょう!
それでは、今回はこのへんで!
では、また次回(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪
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