「俺の人生かけたって、全然足りないよ」
どうも、タナシンです(・∀・)ノ
今回ご紹介するのはこちら
ドメスティックな彼女 28巻
最終巻となる今回。
ついに夏生たちの物語が結末を迎えます。
当ブログでは結末についての考察を以下の記事でさせていただいております。
なので今回は、実際の物語の中身のお話と、加筆された内容を含めた再レビューをしていきたいと思います！
ちなみに、前巻のレビューは以下でしておりますので、興味のある方はご覧ください。
表紙・特典
今回はまず本の本体について触れていきたいと思います。
まずは表紙です。
帯を外した状態の表紙です。
見ていただくとわかるように、今回の表紙は裏表がつながった構成の表紙になります。
幸せそうな登場人物の皆さまが集まっている微笑ましいイラストですね。
これだけで大団円な感じがします。
そして、今回は特装版を購入したため、イラスト集が付いてきました。
イラスト集の表紙は以下です。
可愛らしい陽菜と瑠衣です。
夏らしい格好をしていますね。
中身は今までのイラストの全体像だったり、カラーページだったりが載っています。
ちょっと掲載しますね。
ちなみに、ブログなのでかなりおとなしめなイラストを載せていますが、もっと過激なイラストもたくさんあります。
たくさんありすぎて問題ないページを探すほうが大変でした 笑
こちらのイラスト集は特装版を購入すれば付いてきますので、興味のある方はぜひお手に取ってみてください。
Kindleバージョンもありますので、電子書籍派の人でも安心して手に入れられますよ！
また、おまけでペーパーも付いてきます。
こちらは内容は大したものではありませんが、しっかりカラー漫画となっていますので、ファンの方はぜひ手に入れてください！
前巻までのあらすじ
前巻までのあらすじは過去記事を読んでいただければわかると思いますが、ざっと紹介しておきます。
桃源の遺作を完成させ、一躍有名になった夏生は、瑠衣に子供ができたこともあり、結婚を決意します。
両親の説得も済み、いよいよ結婚に秒読みの状況でした。
一方その頃陽菜は、記者の小椚と種部の暗躍により、夏生との過去をバラされそうになってしまいます。
世間的に有名人になってしまった夏生と、その結婚相手となっている瑠衣に迷惑をかけないために、陽菜は小椚たちに対策を打つ必要が出てきました。
「ドメスティックな彼女 28巻」感想
ここからはガッツリネタバレしますので、ネタバレが嫌な方はブラウザバック推奨です。
気をつけてください！
28巻あらすじ
ここはネタバレが含まれますので、ネタバレOKの方のみ、下記をクリックしてあらすじを表示してお読みくださいm(_ _)m
27巻の最後で、小椚に連絡した種部は2人で面会を行います。
そしてそこで夏生と陽菜の関係が怪しいことを小椚に伝えます。
スクープに飢えていた小椚はこの話に飛びつき、陽菜本人を含め、陽菜の周辺を探り始めます。
夏生の出身高校にも赴き、新任教師に金を掴ませることで、修学旅行で密会していた夏生と陽菜の決定的な写真を手に入れます。
そして、この写真もあり、小椚は週刊誌の次号の巻頭を任されることになります。
この小椚の動きに感づいた桐谷は、いち早く状況を陽菜に伝えます。
それを聞いた陽菜は衝撃を受けつつも、自分が夏生を守るという誓いに従い、出版社に乗り込みます。
そして、小椚が掴んできた情報のソースが種部であること、自分に後ろめたいことはないことを出版社の編集長に伝えます。
種部が裁判で嘘の証言をしまくっていたことと、以前陽菜が小椚から、写真をネタに脅されたことも後押しし、編集長はその場で記事の撤回を決め、陽菜は小椚を退けることに成功しました。
その後、小椚の記事が載るはずだった号の出版日に、陽菜は種部と面会します。
そこにはしたり顔の種部がいました。
しかし陽菜は毅然とした態度で記事を叩きつけ、種部に言い放ちます。
載りませんよ、私達の記事なんて
その言葉と記事に、種部は絶句します。
しかしすぐに気を取り直し、負け犬のように吠えます。
あんたたちの汚さを声高に叫んでやりますよ
その言葉に対し、陽菜は一歩も引かず、蔑みと軽蔑を込めて種部に言います。
どうぞ、お好きに
そして陽菜は種部の元を去ります。
そこに残っていたのは、「なんだその表情は！見下してんのか！！」と言い捨てる哀れな種部だけでした。
こうして、スクープを免れた陽菜は、ウキウキ気分で瑠衣と食事に向かいます。
しかし、そこにさらなる悲劇が陽菜を襲います。
小椚が運転する車が、陽菜を押しつぶしたのです。
逆上した小椚が、陽菜への恨みを晴らすために、車で突っ込んだのです。
結果、一命はとりとめたものの、陽菜は植物状態になってしまいます。
その現実に直面した夏生は、激しいショックを受けていました。
しかし、そんな夏生にさらなる衝撃的な事実が突きつけられます。
それは、桐谷と喫茶店のマスター小林からの話でした。
彼らは、陽菜が夏生のために小椚の暴走を止めたこと、そして、以前夏生に命を救われたときから、夏生のためだけに生きると決めていたことを、夏生に伝えます。
最後に、マスターはこう締めくくります。
見返りも望まず、ただひたすらにあんたの幸せを願い続けて、残っていたのは…
純粋な、愛だけ
その、陽菜の愛の深さを知った夏生と瑠衣は、2人で話し合い1つの結論を出します。
これからは俺たち二人に、陽菜を支えさせてほしい
夏生と瑠衣は、結婚を取りやめ、2人で陽菜を支えていくことを決めます。
両親の了承も得て、陽菜・瑠衣・夏生、そして夏生と瑠衣の子供の4人で生活していくことにしました。
5年後
2人の子供・ハルカは健やかに育ち、夏生・瑠衣・ハルカの3人で陽菜を介護しながら生活をしていました。
夏生は十分な介護環境を整えるためにも、作家として安定した収入を得るまでになりました。
そんな生活が安定してきたある日、瑠衣はある提案をします。
それは、夏生と陽菜の婚姻届を書くことでした。
まだ目覚めない陽菜はサインすることができないため、正式な届けを出すことはできませんが、気持ちだめでもどうか？という提案でした。
それに後押しされる形で、夏生も決めます。
俺と結婚して、陽菜
目覚めぬ陽菜に対して、夏生はプロポーズします。
そして、夏生がプロポーズしてからしばらくして、陽菜は奇跡的に目を覚ましました。
更に数年後
リハビリによりしっかり歩けるようになった陽菜と夏生は、結婚式を挙げ、永遠の愛を誓いました。
28巻感想
こちらの感想については、冒頭にもお伝えしましたように、以下の記事で記載しておりますので、詳しくはそちらを読んでいただければと思います。
ただ、改めて読んでみても、やはり賛否両論ある内容だろうなと思いました。
個人的には、作者は最初から最後まで陽菜をヒロインとする想定だったと思っています。
瑠衣の予想以上の人気というのもあり、2人の思いの両方を成就させようとした結果が、今回の結末だと思います。
瑠衣のあり方については、「これは本当に幸せか？強がりではないのか？」と感じる方もいると思います。
私もそう思う部分は多少あります。
ですが、瑠衣だったら、「結婚なんて書類上の決まりでしょ。私達はそれ以上の思いで繋がってるのよ」とか言っちゃいそうな気がします。
自分が納得できれば前にすすめる瑠衣だからこその心の持ちようだと思います。
ここで、エピローグで触れられていた各キャラクターのその後に触れたいと思います。
アレックスは、再会を果たしたリリーと結婚しました。
リリーのお腹には子供もおり、順風満帆な生活を送っているようです。
ももは、産婦人科医になり、相変わらず桜坂とラブラブ生活を送っています。
また、ももが勤めている病院には、流石景氏の前作「GE」のヒロインである雪も勤めています。
さり気なく世界観が繋がっているのが、ファンにとっては良い演出ですね！
この話はコミックスの描き下ろしっぽいです。
美雨は、志望していた編集者になります。
そして、運良く桐谷の担当になり、学生の頃から抱いていた思いが進みそうな兆しが出ました。
他のキャラクターも皆、幸せな人生を送っていけそうな形でまとまっており、とても喜ばしい最後になったかと思います。
ご都合主義と言えばそうかもしれませんが、最後くらいは良いですよね！
ちなみに、雅がそれなりに有名な女優になっていたり、たまたま仕事で瑠衣のお店に訪れ、それ以降愚痴を言う仲になっていたりするのは、ちょっと意外ながらも微笑ましいオチでした。
個人的には雅結構好きなんですよねー。
強がっているくせに、人一倍女の子な感じが萌ポイントでした 笑
何にしても、何度も言っている気がしますが、陽菜が幸せになって本当に良かったです。
作中の時間経過を色々計算すると、おそらく12年くらい経っていると思います。
なので、夏生たちが結婚したときは、おそらく夏生は30歳くらいでしょうし、陽菜は30半ばになっているはずです。
今の世の中では晩婚ということはありませんが、陽菜が幸せになってハッピーエンドになるにはギリギリの年齢な感じはしますね。
それも意識した時間経過だったかはわかりませんが……
しかし、大学3年位で瑠衣が身ごもったことを考えると、ハルカは10歳位になっていそうですし、色々人間関係は複雑になっていますね。
ちなみに、作中ちょっと触れられていますが、夏生と瑠衣はハルカに自分たちのことを全て話しているようです。
まだ理解できない年齢であることを承知で、しかし今後のことを考えて予め伝えたということになっています。
これは正しい選択だったなぁと思います。
ただ、1つ気になった点があります。
それは、夏生が大学を卒業したのか？ということです。
瑠衣との結婚の話が持ち上がったときに、休学するという話もしていたと思うのですが、復学や卒業については作中で触れられて否かったと思います。
まぁ普通に考えれば卒業くらいはしていると思いますが、触れられていないのが気になりました。
と言っても、些細なことなので無問題。
というわけで、結論としては良い作品でした！
ありがとう、流石景！
まとめ
いかがだったでしょうか？
個人的には無事に終わってくれてよかったと思うと同時に、好きな作品が終わってしまったという喪失感もあります。
まぁでも、物語はいつかは終わってしまうものです。遅かれ早かれ。
であれば、作者が一番綺麗に終わらせられる形で終わらせるのが良いと思っています。
「ドメスティックな彼女」がそうだったかはわかりませんが、作者の思う通りに終了できたのではないかと思います。
……違ったらごめん 笑
というわけで、皆さんも是非「ドメスティックな彼女」の完結を見届けてくださいね！
ついでの情報となりますが、8/19（水）にアニメ「ドメスティックな彼女」のBlu-ray BOXが発売されます。
価格は2万円程度とお求めやすくなっておりますので、興味のある方やアニメを見逃してしまった方は手に入れてみてはいかがでしょうか？
また、最終巻と同時期に発売された公式薄い本があります。
私も購入しましたが、これは本当に1ページも載せられないほど過激な漫画ですので、ぜひご自身の目で確認してください！
ファンなら買おう！
ただし、大人になってからな！
お兄さんとの約束だ！
さて、しばらくはドメカノロスを嘆く日々になりそうですが、次に推していける漫画で記事を書いていければと思います！
といっても、ちゃんと読んでいる漫画あります。
ヒットマンとかインフェクションとか、マガジン系の漫画でもちゃんと買っているものがありますので、そちらのレビューでも良いかなぁと思っています。
どちらもそれなりの巻数が進んでいますが……
なんにしても、また次の漫画レビューでお会いできるのを楽しみにしております！
それでは、今回はこのへんで！
では、また次回(*￣▽￣)ﾉ~~ ﾏﾀﾈｰ♪
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