「前に前に、君たちは進まなきゃ」
どうも、タナシンです(・∀・)ノ
本日ご紹介するのはこちら!
劇場版「SHIROBAKO」
です。
オリジナルアニメーションとして2014~2015年にかけて放送された本作。
今回は5年の歳月を越えて、満を持して映画化となりました!
アニメ本編では、わずかながらも自分たちの夢に近づいた主人公たち。
彼女たちの夢は叶うのか?それとも挫折が待っているのか?
気になる映画の内容をザザザっと紹介していきます!
アニメ「SHIROBAKO」あらすじ
今回の映画は、以前放送されたアニメの続編であるため、簡単にアニメのあらすじをご紹介いたします!
アニメ「SHIROBAKO」とは
「SHIROBAKO」はP.A.WORKSが制作のオリジナルアニメーションです。
オリジナルなので、原作が別にあるような作品ではありません。
P.A.WORKSとしては、2011年に放送した「花咲くいろは」に続く「働く女の子シリーズ」の第2弾とのこと。
第3弾もあるのかしら? 笑
放送時期は2014年10月~2015年3月の2クール、全24話の作品です。
登場人物
この作品はめちゃくちゃ登場人物が多いので、主人公とその同級生だけ紹介します。
各キャラクターの設定は、アニメ放送当時のものにしています。
劇場版ではちょっと変わっていますので、予めご了承ください。
- 宮森あおい:主人公。武蔵野アニメーションで制作進行を担当
- 安原絵麻:武蔵野アニメーションのアニメーター。原画を担当。あおいの同級生
- 坂木しずか:赤鬼プロダクションに所属する駆け出し声優。あおいの同級生
- 藤堂美沙:CG制作会社に所属するグラフィッカー。あおいの1学年後輩
- 今井みどり:脚本家志望の大学生。あおいの2学年後輩
上記のほか、主要メンバーとして武蔵野アニメーションの関係者がたくさん出てきますが、全て紹介するのは難しいので今は置いておきます。
アニメ本編あらすじ
各話のあらすじなどは以下の公式HPに公開されていますので、ここではザッと紹介しますね。
高校時代の部活で、共に自主制作アニメを作成したあおいたち。
その過程で、今度はプロとして自分たちでアニメを作ることを誓いました。
各々が各々の関わり方で、アニメ制作の仕事をすることを目指した彼女たちは、一部の人は夢を叶え、一部の人は夢半ばにいました。
主人公・あおいは、武蔵野アニメーションに制作として就職し、夢を叶えたかのように見えました。
しかし現実は、日々スケジュール通り進行しない現場を右往左往するだけで精一杯な状態でした。
同じ会社に所属しているアニメーターの絵麻も、自信を失う日々を送っていました。
しかし、アニメーション監督・木下誠一が復活をかけた作品「えくそだすっ!」の制作に関わることで、アニメ制作への熱が蘇ります。
そんなさなか、原作が非常にヒットしている漫画「第三飛行少女隊」のアニメを、武蔵野アニメーションが手掛けることが決まりました。
「えくそだすっ!」同様の盤石な布陣で挑む武蔵野アニメーションスタッフ。
加えて、アルバイトとして脚本の手伝いをするみどり。
わずかながらトラブルも抱えながら、順調に進行していきます。
しかし、再手話直前、暗雲が立ち込めます。
漫画原作者から、アニメのラストにNGが出されたのです。
これは、原作者の担当編集がちゃんと原作者に内容を伝えていないことで発生しました。
監督である木下はそれにめげず、原作者と交渉し、最終話の方向性に合意を得ます。
しかし、合意を得たとはいえ、最終話放送までに残された僅かな時間でアニメを編集するのは非常に困難な状態でした。
それでも、武蔵野アニメーションスタッフ総出で対応を始めます。
そんなとき、青天の霹靂が起きます。
木下が追加を命じたシーンに登場するキャラクターのCVに、しずかが起用されることになったのです。
最終話の制作を任されたあおい。
最終話の作監補佐を任された絵麻。
絵麻が描くキャラクターに声を吹き込むしずか。
戦闘機のグラフィックを任された美沙。
しずかのキャラクターの脚本を任されたみどり。
偶然にも、高校生の頃、一緒にアニメを作ろうと誓った5人が、一つの作品の一つのお話に集結しました。
その感動に、涙するあおい。
苦労が重なったものの、その暗雲の先には、大好きな仲間と完成させたアニメがありました。
こうして、あおいたちは、高校生の頃に掲げた夢に、一歩近づいたのでした。
劇場版「SHIROBAKO」感想
ここからは劇場版の方のあらすじと感想をお伝えしていきます。
ガッツリネタバレがありますので、ネタバレに拒否感のある方はブラウザバックを推奨します!
劇場版「SHIROBAKO」公式あらすじ
以下の公式HPで簡単なあらすじが出ております。
ちなみに、予告ムービーも出ていますので、そちらでも雰囲気はわかるかと思います。
予告動画では詳細まではわからないかと思いますので、私が覚えている範囲であらすじをお伝えしていきますね!
映画あらすじ
「第三飛行少女隊」の制作から4年が経過した武蔵野アニメーション。
そこは、活気にあふれていたときの面影はまったくなく、閑散としていました。
以前自分たちで手掛けた「第三飛行少女隊」の続編すら、担当できないほどの有様でした。
武蔵野アニメーションがそのような姿になってしまったのには理由があります。
完全オリジナルの新作アニメを制作するべく、スタッフもスケジュールも万端に準備して進行していたある日、依頼元から制作中止が告げられました。
依頼元会社の中で、企画が正式に承認されていなかったことが原因でした。
これにより、一切の売上がないにも関わらず、すでに作業を進めていたスタッフたちに給料を払わざる得なくなり、会社は倒産寸前になってしまいます。
当時の社長・丸川が責任を取ることで倒産は免れたものの、多くのスタッフが抜けていってしまい、武蔵野アニメーションは風前の灯火でした。
そんなある日、丸川に変わって社長になった渡辺が、あおいに相談をします。
「例えば、もし、万が一、今のムサニの状況で劇場版をやるとしたら、どうする?」
渡辺が持ってきた企画は劇場版「空中強襲揚陸艦SIVA」。
ウエスタンエンターテイメントのプロデューサ・葛城から相談を受けて持ってきた企画でした。
「空中強襲揚陸艦SIVA」は、もともと制作を担当する予定だった会社が契約を反故にし、匙を投げた作品でした。
しかしこの作品は、2020年2月公開にもかかわらず、2020年4月の段階で1ミリも制作が進んでいない問題作でした。
相談を受けたあおいは悩みます。
普通に考えても10ヶ月で劇場版映画を制作するのはほぼ無理な話です。
それに加えて、多くのスタッフが抜けてしまった現状の武蔵野アニメーションでは、そもそも映画を1本作るだけの体力はありません。
ですが、なぜアニメを作るのか、どうしてアニメを作るのかを本気で考えたとき、あおいはこの話を受けることを決意します。
葛城の部下である宮井楓とも意気投合し、あおいは制作に向けて動き出します。
あおいがまず手を付けたのが、プロットの検討でした。
監督である木下を交え、「空中強襲揚陸艦SIVA」をどのような作品にしようか考えます。
なかなか煮詰まらない打ち合わせの中で、あおいは一つの思いを伝えます。
「あのとき、私たちがやり残したこと、やれなかったことが、今ならやれる気がするんです。それをやってみたいです」
前社長が退く原因となったムサニのお蔵入りオリジナルアニメーション作品「タイムヒポポタマス」をベースにしたい。
それがあおいの思いでした。
あおいの思いを理解した木下たちは、「タイムヒポポタマス」をベースに「空中強襲揚陸艦SIVA」 の構想を始めます。
同時にあおいは、現行の武蔵野アニメーションスタッフに加え、できる限り全盛期の関係者に声をかけます。
すでに独立を果たした絵麻やCG会社で働く美沙にも声を掛け、制作の布陣を整えます。
そして、奇跡的にも、理想のスタッフを揃えることに成功しました。
加えて、脚本の補佐にみどり、声優の一人にしずかが加わり、図らずとも4年前の「第三飛行少女隊」同様、あおいたちの高校メンバーが揃いました。
途中、「空中強襲揚陸艦SIVA」の元々の制作会社からの茶々が入ったりしましたが、あおいの持ち前の根性でそれを退けます。
そして、「空中強襲揚陸艦SIVA」の完成にこぎつけます。
映画公開日の3週間前というギリギリのスケジュールで、なんとか完成させることに成功しました。
しかしあおいは、その映画に違和感を覚えていました。
監督の木下も納得していませんでした。
納得できていない理由はわかっている。
どう直せば良いかもわかっている。
でも、時間だけが、それを許してくれない。
そんな状況でした。
しかし、他の制作スタッフたちの後押しもあり、あおいたちはラストシーンを作り直すことを決意します。
そして、映画公開初日。
そこには、5人全員揃って、納得いくまで作り込んだ「空中強襲揚陸艦SIVA」を鑑賞する、あおいたちの姿がありました。
感想
作中でここまで下がって上がる作品は初めてでした!
率直な感想を書きますね。
正直、序盤は結構ポカンとしました。
武蔵野アニメーションが置かれた状況の説明まで、ちょっと時間があることもあり、はじめはあおいの置かれた状況を理解するまでに時間がかかりました。
それも、結構重い理由であるにも関わらず、意外と詳細がなかったです。
ただ、その状況説明が遅かったのはあまり気にならなかったのですが、その後が個人的には蛇足でした。
あおいが劇場版の仕事を受けることに決める際、ミムジーとロロ(あおいが持ってる人形)を交えたミュージカルが始まります。
このシーンがぶっちゃけ退屈でした。
劇場版になると、なぜかミュージカルを入れてくるアニメ作品は多いので、「SHIROBAKOもその波に乗っちゃったかー」くらいにしか、はじめは思いませんでした。
ですが、なんといってもこのミュージカルパートが長い。
百歩譲ってミュージカルパートが入ることはダメとは言いません。
あえて場面転換のために入れることについては、納得できますので。
ですが、無駄に長かったと思います。
このシーン以外にも、いくつかミュージカルパートは入っていましたが、そちらはそんなに長くなかったです。
ですが、このシーンだけは長すぎでした。
正直、このシーンのタイミングで帰ろうかと思ったくらいには退屈でした。マジで。
ですが、今はっきり言えることは、このとき帰らなくてよかったということです。
あおいが「空中強襲揚陸艦SIVA」の制作を決めてからの展開は、非常にテンポが良く、見ていて気持ちが良かったです。
数々の問題が発生しては解決し、人によってはあっさりしていると感じるかもしれませんが、個人的には1つ1つの問題が良いボリューム感でまとまっていたと思います。
そして、何より良かったのが劇中作として描かれた「空中強襲揚陸艦SIVA」のラストシーンでした。
最後のシーンで、あおい達が映画を鑑賞するのに合わせて、「空中強襲揚陸艦SIVA」のクライマックスがガッツリ流れます。
あおい達が直前に手直しを加えた渾身のラストシーンです。
アニメ本編の方でもそうでしたが、劇中作はあおい達の現状を投影するような内容になっています。
その流れは映画でも健在で、「空中強襲揚陸艦SIVA」という作品を通してあおいの、武蔵野アニメーションの思いが伝わってきます。
お恥ずかしいことに、このシーンで私は泣きました。
正直、まさかの事態でした。
鑑賞中、一度は帰ろうかと思ったくらいだったにもかかわらず、気がついたら訳も分からず泣いてしまうほどの感動を覚えました。
ぶっちゃけ、自分が泣いてしまった理由がわかりません。
それくらい、この最後のシーンに感情を動かされました。
少しくらいラストシーンの内容を記載しようかと思いましたが、やめておきます。
私の語彙力で伝えきれないというのもありますが、やはりここはご自身の目でご確認いただくのが一番だと思います。
というかですね、映像の動きがすごすぎるので、もはや見ないとそのメッセージは受け取れないです。
映像は映画本編より力が入っているのではないかと思うほどです。
なので、ぜひ見に行ってください!
ぶっちゃけ、後悔はしないと思います!
ただ、ちょっと気になる点もあります。
今回の内容は、最終的な収まり方はアニメのラストと同じです。
あおい達同級生が集結してアニメを作り切ったという終わり方ですね。
正確には、映画では武蔵野アニメーションのメンバーを再集結させるという点で、もうちょっと難易度は上がっているのですが、あおい達の夢に近づくという点で見ると、実はあまり進展していません。
そこがちょっと気になりました。
もう少し直接的に彼女たちの夢に近づいている感を出しても良かったのではないかと思いましました。
作中で4年も経っていますしね。
あと、ちょっと嫌なやつだった平岡が完全に良い奴になってて、高梨と良いコンビになっているのが気になりました。
そうなるまでの経緯を知りたいです 笑
まとめ
いかがだったでしょうか?
元々私は「SHIROBAKO」を見に行く予定がありませんでした。
アニメは好きだったのですが、特別映画を見に行こうと思うほど熱心ではなかったのです。
ですが、たまたまネットであることに気がついて見に行くことにしました。
それが以下です。
ゲストキャラのCVが佐倉綾音さんなのです!
「SHIROBAKO」はかなりの声優さんが出ており、当ブログで大プッシュしている茅野愛衣さんも以下のキャラで出ています。
ただ、茅野さんのキャラクターはあまり出番があるわけではないので、まぁいいかくらいに思っていました。
ですが、佐倉綾音さんも出るとなってしまったら、さすがに放置できません!
そんなわけで、急遽公開当日に見に行くことにしたわけです。
もう一つ理由を挙げるなら、コロナウイルスの流行もあります。
ドラえもん映画の公開が延期されるなど、至るところで猛威を奮っているコロナですが、「SHIROBAKO」もその影響を受けて、いつ映画の公開が止まるともわかりません。
なので、見られるときに見ておこうと思ったのです。
公開当日に行ったことによるメリットもありました。
「SHIROBAKO」も他のアニメ映画の例にもれず、来場者特典があります。
第1週目はキャラデザ担当の関口可奈味氏描き下ろしのミニ色紙が配布されました!
もらえる絵柄は以下の公式HPをご確認ください。
そして、実際の物は以下になります。
そして、私が当たったのは以下の絵柄になります。
ヤリました!CV佐倉綾音さんのキャラ・楓の絵柄です!
とりあえず、茅野さんか佐倉さんのキャラの絵が当たったら嬉しいなぁくらいに思っていたので、大勝利です!
こういうランダムのやつでほしいの当てたことほとんどないので、マジで嬉しい 笑
あと、色紙といえば、グッズ販売でもちょっとしたものが売っていました。
こちらはアニメ絵を利用したものなので、大層なものではありませんが、茅野さんと佐倉さんのキャラ目当てで2つ購入しました。
その結果は……
坂木しずか 矢野エリカ
残念ながら、どちらも当たりませんでした。
ですがが、登場人物の中ではしずかとエリカは好きなので、これはこれで結構満足でした。
そして、グッズで忘れてはいけないのがパンフレットですよね!
もちろん購入しましたよ。
表紙 裏表紙
中身はキャストさんのインタビューなどが載っている、割と一般的な作りでした。
ただ、一番驚いたのが、ゲストキャラとして参画している佐倉さんが異常にフィーチャーされていることでした。
何故か、プロデューサと対談する佐倉さんの記事がびっしり 笑
この写真見て思ったんですけど、いつも以上に佐倉さん美人じゃないですか?
元々美人であることは承知でしたが、この写真の佐倉さんが個人的にはどストライクです 笑
可愛い(*´Д`)ハァハァ
さて、長くなりましたがそろそろ記事も終わりにしようと思います。
結論としては
「SHIROBAKO」見ろよ!
てことなんですけどね。
でも、本当にここまで1本の映画の中で感情の起伏が大きかったものは初めてかもしれません。
この気持の招待を確かめるために、もう1回くらい見に行っても良いかもです 笑
来週以降も来場者特典とかあるみたいですしね!
皆様も是非!
それでは、今回はこのへんで!
では、また次回(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪
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