「……私にとっては、生涯忘れることのない一日だ」
どうも、タナシンです(・∀・)ノ
今回ご紹介するのはこちら!
ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編 第7巻
前巻の体育祭で好成績を残した清隆たち。
しかし、裏でいろんな思惑が動き始めています。
クラス内でも満場一致試験時のしこりがまだ残っており、爆弾を抱えている状態です。
そんな状況の中で清隆がどう動くのか。
そしてヒロインたちがどう振る舞うのか。
注目の一冊になっています!
それではいってみましょう!
ちなみに、前巻のご紹介は以下の記事でしておりますので、気になる方はお読みください。
追記
8巻の感想も書きました。
よろしければお読みくださいm(_ _)m
店舗特典
毎巻恒例ですが、今回も店舗特典が充実しております。
詳細は公式HPを参照いただければと思います。
今回私はとらのあなで購入しました。
とらのあなの特典は、椎名ひよりのSSです。
更にとらのあなでは有償特典で姫野ユキ特製パスケースがついてきます。
姫野ユキって誰だよって人のために補足しますと、一之瀬クラスの女子生徒です。
今回ちょっと活躍するので、それがピックアップされた理由ですかね。
ちなみに、今回は結構どこのお店で購入するか悩みました。
というのも、特に好きなキャラを扱っている店舗がなかったから……orz
まぁ妥協した結果、とらのあなって感じですね。
とらのあなのひより視点のSSが気になったので……
アニメイトやゲーマーズではまだまだ特典付きがゲットできそうなので、リンク貼っておきますね。
前巻までのあらすじ
今巻は前巻の結末を知っておく必要はありませんが、簡単に説明します。
満場一致試験のしこりのため、櫛田桔梗・長谷部波瑠加・王美雨の3名が体調不良により学校を休んでいました。
しかし、堀北鈴音と綾小路清隆の根回しで、全員を登校させることに成功します。
それと並行して、清隆たちは体育祭の準備を進めます。
龍園翔クラスと裏で協定を結び、Aクラスの没落を画策します。
個人では、須藤健と小野寺かや乃がペアで出場することで、各々学年1位を狙います。
体育祭当日。
清隆の作戦がハマり、Aクラスは最下位に落ち、堀北クラスは1位を獲得しました。
個人でも健とかや乃が学年1位を獲得し、クラスとして大勝利を収めました。
結果、堀北クラスはBクラスまで浮上しました。
以上が、前巻の内容です。
7巻あらすじ
ここからはガッツリネタバレしますので、ネタバレが嫌な方はブラウザバック推奨です。
気をつけてください!
第7巻公式あらすじ
体育祭が終わり、高度育成高校初の文化祭が迫っていた。クラスに壁を作る長谷部や三宅、そして高円寺のような非協力的な生徒がいつつも、メイド喫茶の準備を秘密裏ながらも着々と進める綾小路たち。だが龍園はその動きを見逃さず堀北クラスとの協力契約を突如破棄。龍園クラスもまたコンセプトカフェの開催を宣言、さらに売上での一騎打ちを要求する。
一方、Aクラスへの可能性を失った自クラスに失望した神崎、そして綾小路に対決を反故にされ様子の変わった南雲生徒会長。2人に綾小路が自ら働きかけを始め――!? 「南雲生徒会長に提案があります。今度はオレから生徒会長へ勝負の提案をさせてもらえないでしょうか」
引用:Amazon販売ページ
というわけで、文化祭が中心の物語となっています。
詳細内容
ここからは具体的な詳細内容になります。
ネタバレOKの方のみ、以下をクリックして内容をお読みください。
暦は11月に入り、いよいよ文化祭が差し迫ってきた頃、学校側から文化祭についての追加情報が発信されました。
各クラス、生徒会や部活で貢献が大きい個人に、文化祭準備用のボーナスポイントが支給されるというものでした。
堀北クラスは、生徒会役員の鈴音、部活貢献の大きい健やかや乃を中心にポイントが加算され、39400ポイントが追加で支給されました。
これは、2年生の中では最も多い支給額でした。
一方、ポイントを利用する側の来賓の詳細も明らかになりました。
この来賓には、教師も含まれます。
また、プライベートポイントを文化祭で利用することはできないため、ポイントの総額は不変となります。
そして、3学年全12クラスで、このポイント総額を取り合うこととなります。
文化祭が16時までということもあり、午後4時になると専用アプリが停止され、決済ができなくなるという仕組みです。
集計時の売上が同額となるクラスがあった場合、同順位として扱います。
極端なことを言えば、全クラスが320,000ポイントで同額だった場合、全クラスが1位ということになります。
来賓の詳細のことも意識した上で、清隆たちはメイド喫茶の場所を検討します。
各出店場所は場所代がかかります。
1階のようなアクセスの良い場所は50,000ポイントであったり、3階のような遠い場所だと10,000ポイントから借りられたりという具合です。
清隆たちはポイントの高さを気にしつつも、立地の良さを優先し、1階の清潔感のある場所を選びました。
さらに清隆は販売戦略も考えます。
メイド喫茶で出すフードメニューは、別の出店で提供するものをアレンジして提供することで、コストの最小化を図ります。
また、飲食以外にもチェキを導入し、メイド1人の撮影に800ポイント、メイドと客の2人で撮影する場合は1,200ポイントという価格設定をしました。
そんな形で、順調にメイド喫茶の準備は進んでいました。
しかし翌日。
鈴音たちの耳にメイド喫茶の情報が漏洩したという事実が伝わってきます。
噂の出どころは、協力関係にあるはずの龍園クラスでした。
そして、当の本人である翔が何食わぬ顔で鈴音の前に現れ、宣戦布告します。
「同じ喫茶という出し物で売上勝負をし、負けた方が500万プライベートポイントを勝った方へ譲渡する」
という賭けを持ちかけます。
鈴音はあしらおうとしましたが、最終的には前向きに考える形で返事をしました。
数日後。
清隆たちの耳に新情報が入ってきます。
南雲雅率いる3年Aクラスが出し物のプレオープンを行うというものでした。
すでにAクラス卒業が決まっている雅は、今回の文化祭に関与せず、クラスメイトの好きにさせているようでした。
その出し物の偵察の際、清隆は南雲クラスの朝比奈と会話をする機会があり、雅にある提案をすることを画策します。
そして後日。
清隆は雅と直接交渉し、今後雅と清隆の直接対決をすることを約束し、その代わりにあることを依頼しました。
11月8日。
清隆は一之瀬クラスの神崎隆二と待ち合わせします。
最近Dクラスまで落ち込み、すでにAクラスに上がることを絶望視している神埼からの相談を受けるためでした。
神崎は、現在の一之瀬クラスの雰囲気を変えるためには帆波自身の意識を変える必要があると考えており、それができるのは帆波の想い人である清隆だけだと考えていました。
清隆は神崎の主張の一部は肯定しつつも、手段は否定しました。
変えるのであればまずはクラスの意識から、それが清隆の意見でした。
そして、それを成し遂げるのは一人では難しいことを示唆し、合わせてここに呼び出した姫野ユキと協力することを指示します。
姫野は内心今のままではダメだと思いつつも、現状を変えることを諦めていた一之瀬クラスの一人でした。
はじめは渋っていた姫野でしたが、清隆の助言と神崎の思いに押され、協力することを承諾します。
そして、神崎と姫野の二人は、清隆の助言に従って、まずはクラス内の仲間増やしを始めることにしました。
11月9日。
この日、鈴音は同じクラスの市橋から依頼を受けます。
ある人からのラブレターを生徒会長の雅に届けてほしいというものでした。
鈴音は気が乗らないものの、状況は理解し、依頼を受けます。
しかし、自身が直接渡すのは状況を混乱させる可能性があると考えた鈴音は、1年の生徒会メンバー・八神拓也に依頼します。
八神は依頼を理解し、快諾しました。
文化祭当日。
長い準備期間を経てたどり着いた本番でしたが、メイド喫茶発起人の一人である松下千秋が体調不良で不参加となってしまいます。
人手という点で非常に痛手ではあるものの、清隆たちは事前の打ち合わせ通り運営を始めます。
開始直後は順調でした。
途中、龍園クラスが売上勝負をネタにした宣伝を打って出たりしましたが、それにも負けずに順調に売上を重ねていました。
しかし、予想以上の好評は新たな問題も起こします。
それが回転率の悪さでした。
ただでさえ接客人員が足りず、回すのが手一杯だったメイド喫茶は、たちまち長蛇の列となりました。
その結果、待ちきれない客が列を離れる自体が発生します。
しかし、そのピンチを救ったのは、意外にも櫛田桔梗でした。
満場一致試験の尾を引いている桔梗は、クラスでいまだに浮いています。
ですが、持ち前の人当たりの良さは顕在で、それを利用して列に並ぶ客一人ひとりのフォローをします。
その結果、離脱率はかなり激減しました。
桔梗の奮闘はあったものの、それでも人手不足は補いきれません。
それに対する策として、清隆はダンボールを持ってある場所に向かいます。
そこには、今まで文化祭に関わってこなかった長谷部波瑠加と三宅明人でした。
二人は、満場一致試験で佐倉愛里が退学になったことをきっかけに、文化祭に関せずを通していました。
そして二人は、愛里が楽しみにしていたこの文化祭を見届けたら、自主退学するつもりでした。
愛里が絶望したまま退学になったと決めつけている波瑠加は、清隆の言葉に耳を貸しませんでした。
そこで清隆は持ってきていたダンボールを波瑠加に渡します。
それは、愛里と波瑠加が文化祭のメイド喫茶で着る予定だった衣装でした。
その衣装とともに、清隆は『愛里が絶望の中でも前を向いていたこと』を波瑠加に伝えます。
明人も、『愛里が清隆にこの衣装を託したのは、清隆と波瑠加が対話する機会を作るためだ』と説得します。
しかし、ここまでの事実を突きつけられても、波瑠加は認めることができませんでした。
そんな不毛な状況に変化をもたらしたのは、意外にも桔梗でした。
桔梗は愛里のアイドルとしてのSNSアカウントを波瑠加に突きつけ、愛里がすでに前を向いて進み始めていること伝えます。
それに被せるように、清隆は波瑠加に伝えます。
愛里に堂々と会えるだけの自分になることだ
この言葉を受けて、波瑠加と明人は学校にとどまることを決めます。
そして、メイド喫茶を手伝うために動き出します。
午後3時。
文化祭も残り1時間となったこのとき。
清隆はさらなる売上拡大のために秘策を投入します。
その秘策が
メイド服姿の茶柱佐枝
でした。
担任教師である佐枝にメイド服を着せ、教室内に立たせます。
接客は一切させず、代わりに立見席と廊下からの鑑賞席を解禁し、喫茶店としての利用なしに客からポイントを巻き上げます。
更に、佐枝とのチェキ撮影を2,000ポイントと高額に設定することで、チェキでの稼ぎも上げていきます。
結果、堀北クラスは最後の最後までポイントを荒稼ぎし、総合1位を獲得することに成功しました。
以上が、本巻の内容です。
感想及び考察
予想外だーーー!
それが読了直後の感想でした。
今回はちょっと前巻の感想で記載した予想をいくつか裏切られた感じがします。
まず全体の流れとして、今回のお話は満場一致特別試験で生まれたクラス内の不和を修正した回になったと思います。
桔梗がクラス内でうまく立ち回る決意をしたり、波瑠加が卒業を諦めない決意をしたりという点ですね。
ここはもうちょっと複雑な問題になるのかなと思いましたが、意外とさっとまとまったなと感じました。
個人的には、予想以上に波瑠加がこじらせていたので、「このガキ、いいかげんにしろよ!」と思わんでもなかったのですが、そこは清隆が大人でしたね。
清隆は非情のように見えて、誰よりも冷静に個人を見て判断していると思います。
そして、予想を裏切られた点としては2点あります。
1点目が雅と清隆の対決です。
私の予想ではもうやらないかなぁと思っていた対決ですが、まさか清隆側からの提案で対決の約束をするとは思いませんでした。
清隆が雅に興味を持つ展開になるとは……
ここはもしかしたら2年生全体に対する雅の動きを複雑にしないためのシナリオかもしれませんね。
2点目は一之瀬クラスの扱いです。
前巻の感想で私は一之瀬クラスの浮上は絶望的と考え、クラスリーダーの交代を予想していました。
ですが、まさか神崎を中心にクラス改革の方針になるとは思いませんでした。
ここは清隆が一之瀬クラスを見捨てずに立て直そうと考えた結果なのだと思います。
直近は帆波の成長話が展開されるのではないかと思います。
個人的に楽しみです!
そして、この帆波復活劇が巻き起こる(かも)しれない状況から、以前私が考えていた予想が復活しました。
それが、『有栖&清隆 vs 鈴音&帆波&翔』という構図です。
現状、すでに堀北クラスは急成長していますし、龍園クラスとの協調も進んでいます。
ここに遅れている一之瀬クラスが帆波の成長により加われば、私が予想していた戦いが見られるのではないかと期待しています!
今巻でも、清隆と有栖は意味ありげに連絡取り合っていましたしね。
個人の成長という点では、今巻でも健の成長が目覚ましいですね。
まさか、中間テストでクラス内とはいえ11位を取るとは……
学力でも戦力になっています。
しかも、大学に行って勉強してみることに興味を持ち始めるという、人生に対する考え方まで大人になっています。
この健が今後どう活躍するかも楽しみです。
かや乃との関係性にも変化がありそうですしね!
あと、今回は暗躍する話がかなり多く、今後どう物語に関わってくるのかが気になる点が多かったです。
内容では触れませんでしたが、ホワイトルームの刺客である八神が退学になりました。
一切当事者として関わることなく、八神を退学に追い込んだ清隆の能力も恐ろしいですが、清隆とつながっていた椿桜子、宇都宮陸がどんな思惑があるのか。
さらにその二人の裏にいる人物とは……
まだまだ謎が多く残されています。
引き続き先が気になりますね!
先が気になるといえば、龍園クラスの椎名ひよりの立ち位置が気になっています。
今回もあまり物語に関わらない形でちょっと出てきました。
相変わらず清隆に思いを寄せていそうですし、ちゃんと毎刊登場しているので、今後も物語には絡んでくると思います。
さらに、今巻で清隆が明確に軽井沢恵のことを「消えたら消えたでそれまでの存在」と言っています。
やはり、恵に対して思い入れがないようなので、どこかで別れるのだと思います。
そうなったら、その後のヒロインレースがどうなるのか、ここも気になる部分ですね!
そういえば、今回最終的なクラスポイントを見て気になったことがあります。
今回の文化祭の結果を受けて、現在のクラスポイントは以下のようになっています。
さらに、今回の文化祭の順位で、各クラスがゲットしたポイントは以下のようになっています。
で、何が気になったかというと、私の計算が間違っていなければ、前巻終了時点のクラスポイントに今回の文化祭で獲得したクラスポイントを足したところ、堀北クラス以外は予想より若干ポイントが少ないんです。
もちろん、クラスポイントは普段の授業態度などで毎月更新されるものなので、予定より少なくなることはありうるのですが、そうなると普段のクラス態度が堀北クラス以外全部マイナスという計算になる気がします。
これにはちょっと違和感があるなぁと思ったわけです。
もちろん、私の計算ミスや他の要因で変動があっただけという可能性もあるので、些細な事ではありますが、なにか意図があってこういう結果になっているのではないかとちょっと勘ぐってしまいます……
気にしすぎですかね? 笑
そんな感じで、まだまだ考察しがいのある本作ですが、長くなりすぎるので今回はこの辺にしておきます。
次巻も楽しみだぜ!
以上、感想でした!
おまけ
ここからおまけ情報をお伝えしていきます。
【コミック】ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編(1)
よう実2年生編のコミックが発売になりました!
表紙は以下のようになっています。
絵柄はとても綺麗で読みやすいです。
テンポもよく、懐かしい気持ちで読めました。
ファンの方はぜひ手にとってみてください!
ちなみに私はゲーマーズで購入しましたので、ブックカバーが特典で付いてきました。
更にゲーマーズでは有償特典でタペストリーが付いてきます。
私はしっかり購入しました。
七瀬翼のタペストリーですね。
こちらの絵もとても綺麗で、一目惚れしました。
気になる方はリンクを貼っておきますので、チェックしてみてください。
茶柱佐枝タペストリー
今回の小説7巻の発売に合わせて、茶柱紗枝のメイド姿のタペストリーが発売されました!
私は購入する予定がなかったのですが、あまりの佐枝の可愛さに心打たれて購入してしまいました 笑
それがこちら
くっそ可愛いwwww
私はタペストリーそのものを購入することは少ないのですが、この可愛さは異常ですよね!
しかも、おまけのタペストリーとは違って、素材がかなり良いと感じました。
それ故に飾りたい欲が湧いてきましたが、汚したりすると嫌なので、ちょっと悩んでいます……
しばらくは好きなときに眺めることとします。
あと、こちらを小説7巻と同時購入すると、書き下ろしSSリーフレットが付いてきます。
それがこちら
あえて表紙だけにしていますが、SSなのでちゃんとショートストーリーが載っています。
佐枝ファンなら必読ですね!
というか、個人的には7巻の特典が発表された際に、「なんで佐枝のイラストがないんだよ!」と思いましたが、別で儲けるためだったんですねー 笑
ここまでのイラストなのでわからんでもないのですが、ちょっとお財布的にはダメージきたなぁって感じでしたorz
気になる方は購入してみてくださいね!
まとめ
いかがだったでしょうか?
毎度のことながら、長い記事になってしまいました……
なにせ、今巻も怒涛の内容でしたからね。
内容をお伝えするところはかなり大胆に端折ったのですが、それでもこの分量です。
読み応え抜群なので、絶対読んでくださいね!
そしていよいよ7月からはアニメ第2期が放送されますね!
私は先日までやっていた1期の再放送も見て、準備万端です。
3期も含めると1年生編をすべてやってくれるみたいなので、楽しみにしたいと思います!
それでは、今回はこのへんで!
では、また次回(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪
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