「辛い時は泣けばいい。苦しい時は助けを求めていい。誰にでも弱い部分はある」
どうも、タナシンです(・∀・)ノ
今回ご紹介するのはこちら!
ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編 第8巻
前巻では文化祭を大成功で終えた清隆たち。
次に待ち受けているのは修学旅行でした。
学校柄普通の修学旅行とは異なってくることが予想できるイベント。
清隆たちに何が待ち受けていて、それをどうこなしていくのか。
ますます目が離せないお話となっています。
それではいってみましょう!
ちなみに、前巻のご紹介は以下の記事でしておりますので、気になる方はお読みください。
追記
9巻の感想も書きました。
よろしければお読みくださいm(_ _)m
店舗特典
毎巻恒例ですが、今回も店舗特典が充実しております。
詳細は公式HPを参照いただければと思います。
今回私はアニメイトで購入しました。
アニメイトの特典は、A6サイズ4Pリーフレットです。
まさかの、清隆と翔の組み合わせです。
この組み合わせは格好良いですね。
更にアニメイトでは有償特典でアクリルプレートがついてきます。
こちらは7巻の文化祭のときの絵柄ですね。
今回は特典をどこで買おうか迷ったのですが、このメイド服姿が気に入ってこれにしました。
キャラクターは左から松下千秋、王美雨、佐藤麻耶ですね。
各キャラクターでメイド服のデザインが異なるところにこだわりを感じます。
素晴らしい!
あと、どういう理由でついてきたかわかりませんが、七瀬翼のカードも付いてきました。
こちらは無人島試験のときのワンシーンっぽいですね。
個人的には、このカードのセリフを読んだ上で今回の8巻を読むと、なかなか深いです。
翼は今回ちょとしか出でこないんですけどね。
アニメイトやゲーマーズはネットショップでもまだまだ特典付きがゲットできそうなので、リンク貼っておきます。
前巻までのあらすじ
今巻は前巻の結末を知っておく必要はありませんが、簡単に説明します。
満場一致試験の尾を引いて、ぎこちない雰囲気が流れる堀北クラス。
そんな中でも出しものであるメイド喫茶担当の清隆は準備を着々と進めていました。
しかし文化祭の直前に、清隆たちが準備していたメイド喫茶の情報がリークされます。
それは同盟を組んでいたはずの翔からのリークでした。
更に翔は堀北に対して宣戦布告をします。
それは、文化祭の売上で競うというものでした。
そんな中で迎えた文化祭当日。
忙しさに悲鳴を上げ、回転率の悪さが目立った堀北クラスでしたが、そのピンチを救ったのは、意外にも満場一致試験で被害を受けた櫛田桔梗でした。
ですがそれでも人手は足りず、清隆は長谷部波瑠加に声をかけます。
満場一致試験で佐倉愛里を退学にした清隆を恨んでいる波瑠加は文化祭に非協力的どころか、文化祭終了とともに退学することを画策していました。
しかし、清隆から愛理の現状を聞き、踏みとどまります。
そして、メイド喫茶を手伝うことになります。
波瑠加の加入に加え、最終兵器として担任の茶柱佐枝を引っ張り出すことで、清隆の策は見事成功し、文化祭で売上1位を獲得することに成功しました。
以上が、前巻の内容です。
8巻あらすじ
ここからはガッツリネタバレしますので、ネタバレが嫌な方はブラウザバック推奨です。
気をつけてください!
第8巻公式あらすじ
「敵を知り己を知れば百戦危うからず。今回の修学旅行のテーマだ」
期末試験も終わる11月下旬、修学旅行の詳細が発表された。
引用:Amazon販売ページ
行先は北海道。特別試験は存在せずスキーや観光など通常の修学旅行と変わらない。だが各クラス男女で2名ずつ合計8名がグループとなり4泊5日の旅行中行動するという特殊なものだった。綾小路は櫛田の他、まさかの龍園など他クラスの面々とグループを組むことになる。だが事はそう簡単に進むわけもなく「おまえ何か勘違いしてんじゃねえだろうな、綾小路」「勘違い?」「既に俺と坂柳の前哨戦は始まってんだよ」波乱を感じさせるもので――!? 一方、生徒同士の関係を大
きく変えるイベントも進んでいた。「俺は―――鈴音に正式に告白する。付き合ってくれって」
というわけで、修学旅行が中心の物語となっています。
詳細内容
ここからは具体的な詳細内容になります。
ネタバレOKの方のみ、以下をクリックして内容をお読みください。
期末テストの結果が開示された日。
担任の茶柱からある作業が提示されます。
それは、各クラスの全生徒を順位付けするというものでした。
各人が各クラス内の生徒を順位付けした結果が、修学旅行の班分けに影響するということでした。
それは同時に、修学旅行は学校側に決められたメンバーで回らなければならないという新事実の通知でした。
併せて、修学旅行の旅程が発表されます。
通常よりも自由行動が多いものの、その時間を別のクラスの人間を含むグループ行動を強いられることになり、それなりの不満がこぼれます。
しかし、文句を言っても学校側の方針が変わるわけではないため、その不満は一時的なものでした。
その日の夜。
清隆の部屋に健がやってきます。
健は「修学旅行で鈴音に告白するため、その現場を清隆に見ていてほしい」との依頼をしに来たのでした。
清隆はその依頼を受けることにします。
修学旅行初日。
清隆は各クラスから男女1名ずつが選ばれた8人のグループを組むことになります。
学年の問題児である翔と、満場一致試験から気まずさが残る桔梗が同じというグループでした。
かつ、その他のメンバーとはほぼ面識がないという組み合わせでした。
途中の飛行機では翔の隣になるという状況だったものの、大した問題もなく北海道のスキー場に到着した清隆たち。
スキー場では中級者以上と初心者に分かれ、初心者は講習を受けることになりました。
清隆チームは、翔、隼人、武子、桔梗が中級者以上に入り、清隆含め4名が初心者講習に参加しました。
講習後。
自由に滑って良くなった時間の際に、初心者であるはずの美紀が上級者コースに行ってしまうというイレギュラーはあったものの、清隆たちは大過なく初日のスキーを終えました。
初日の旅館。
清隆たちのグループは夜に集まり、翌日の自由行動の予定を検討します。
途中、隼人と翔が言い争い、枕投げに勃発する自体になったものの、初回の自由行動日はスキーをするという結論で落ち着きました。
修学旅行2日目。
スキー場でスキーを始めた清隆たちでしたが、昨日の諍いを引きずっていた隼人と翔がスキーで勝負することになります。
上級者コースでどちらが先に降りてこれるかというスピード勝負でした。
清隆はジャッジをするため、桔梗とともに二人についていきます。
レース中。
白熱しすぎた隼人と翔はお互いに相手に危害を加えようとするラフプレーを試みます。
しかしそれを察した清隆が間に割り込み、実際にぶつかり合うことなく、事なきを得ます。
その後の昼食時に、美紀に絡んできた他校の生徒を翔がフルボッコにするという問題はあったものの、2日目の日中も大きなトラブルなく終えることができました。
2日目の夜。
清隆は風呂を済ませた健とともにいました。
いよいよ宣言通り、健が鈴音に告白をするときが来ました。
鈴音を呼び出し、連れ出す健。
そして、たどたどしくも、真摯に思いを告げます。
驚きを隠せない鈴音でしたが、健が本気であることは十分に伝わりました。
私のような人間を好きになってくれてありがとう
健の本気の思いを察したからこその、感謝の気持ちでした。
しかし、それと同時に、鈴音は健の思いに応えられない旨を伝えます。
それは、まだ初恋を迎えていない鈴音の、精一杯の誠意でした。
その答えを聞いた健は、好きな気持は諦められないものの、鈴音は自分には手の届かない高嶺の花だということを悟ります。
しかし、この区切りをつけたことで、最近親密になりつつある小野寺かや乃に向き合う覚悟が、健の中で固まりました。
修学旅行3日目。
この日は観光スポット巡りでしたが、学校側からある条件が指定されます。
それは、指定された観光スポットの内、6箇所以上巡ることでした。
また、追加ルールとして、各スポットに設定されたポイントの合計値が20ポイント以上になるように巡ることができたグループには、全員に3万プライベートポイントが付与されると言う報酬付きでした。
一方で、基準である6箇所を巡れなかったグループは、4日目の自由行動が剥奪され、ホテルで勉強することになるとのことでした。
清隆たちは早速巡るスポットを検討します。
グループの殆どのメンバが、無理をしない観光巡りを優先し、3万プライベートポイントは目指さないというスタンスでした。
しかしこれに異を唱えたのが翔でした。
翔は頑なに20ポイント以上の獲得を優先することを宣言し、それ以外の方針では動かないと決めていました。
この状況に困ったメンバでしたが、清隆の機転により翔を丸め込み、のんびり観光することになりました。
3日目の夜。
清隆は翔を誘い出している桔梗を見つけます。
不穏な空気を感じた清隆は二人を尾行します。
すると案の定、桔梗は翔にこれ以上自分に手出しするのはやめてほしい旨を交渉し始めます。
満場一致試験のことを知らない翔は、桔梗に対して無茶振りを吹っかけますが、これ以上はまずいと思った清隆が間に入り、翔を言いくるめます。
結果として、翔から桔梗にちょっかいを出すことをやめさせることに成功しました。
修学旅行4日目。
外で雪合戦をするという話を聞き、清隆も参加することに決めます。
更に清隆は、たまたま居合わせた美紀も勝手にエントリすることで、参加させます。
清隆と美紀のチームは伊吹澪がおり、相手チームに澪が敵視している鈴音がいました。
清隆はできる限り美紀のフォローをしつつ、活躍させようと試みますが、奮闘虚しく美紀は脱落してしまいます。
清隆は残っていたものの、残りが清隆、澪、鈴音の3人になった段階で、鈴音との直接対決を望む澪の意思を尊重し、戦線から離脱します。
澪と鈴音の攻防は激しかったものの、紙一重の判定で、澪の勝利で終わりました。
雪合戦後。
清隆たちは再度スキーを楽しみ、最後の自由行動を終わらせました。
4日目の夜。
清隆は慌てた麻子に声をかけられます。
どうやら、門限時間が近いにも関わらず、一之瀬帆波が見つからないとのことでした。
それを聞いた清隆も捜索を開始しします。
そして、裏庭で放心している帆波を見つけます。
話を聞くと、帆波は自分のやり方ではもうどのクラスにも勝てないことに絶望していました。
このタイミングで帆波の心が折れてしまうことを望まない清隆は、帆波の方に手を回し、帆波を慰めるのでした。
以上が、本巻の内容です。
感想及び考察
この人たらしがぁぁぁぁぁ!
それが読了直後の感想でした。
きっと多くの人そう思ったでしょう。私はその気持ちを代弁しただけです 笑
今回はとにかく清隆が人をたらし込むというか、清隆に対する周りの認識の変化が見える話でした。
それも、清隆が頼られる存在として認識されてきています。
冒頭からイチャコラしている軽井沢恵はもちろん、告白を見ていてほしいと依頼してきた健も清隆を頼りにしています。
清隆の実力を理解しつつある桔梗も清隆を認めつつあり、最後の翔とのやり取りでは完全に清隆にお熱な状態です。
鈴音も清隆の存在をの大きさを認めていますし、教師の星之宮知恵に至っては清隆の存在を疎んでいるような発言が見られます。
また、桔梗の件だけでなく、いたるところで最終的には清隆に従っている翔も、清隆に対して一目置いていることが見て取れました。
予想以上に従順なような気もしますが、それは清隆を認めているがゆえのように見えます。
既存キャラだけでなく、新キャラからも信頼を得ているのが今回の清隆です。
なんとなく話しやすいと評された渡辺紀仁や、雪合戦に巻き込んだ山村美紀など、今まで交流がなかったものの、信頼を得たキャラクターもいます。
これは、いよいよ学年全体を通して清隆の評価が広まる前兆だと思います。
今後はついに清隆無双が見られるのではないでしょうか。
そして、今回も人間としての成長を一番見せたのは健でしたね。
ここ最近うなぎのぼりの評価ですが、今回も高い評価を与えて良い存在感でした。
冒頭の期末試験ではクラスで10位という好成績を収めていますし、男らしく鈴音に告白もしました。
自分に思いを寄せているかもしれない小野寺かや乃に対してヘタレな部分も見せましたが、気持ち的にぶれている部分はない印象だったのが今回のお話でした。
この男らしさは好感が持てると感じました。
さて、今回いろんな人から信頼を勝ち得ていった清隆ですが、今後どうなるのでしょうか。
個人的には、今回清隆が周りの信頼を構築していったのは、今後それを裏切るためなのではないかと思っています。
正確には、然るべきところに対して裏切りによりダメージを与え、その際受け入れてくれるところを確保するための布石なのではないかということです。
ここで毎回恒例の「清隆はどこのクラスに移動するのか」予想です。
今まで私は清隆がAクラスに移動し、B,C,Dクラス連合と戦うと予想してきました。
ですが本巻を読んで、ちょっと違う可能性も感じました。
というのも、清隆は帆波が壊れることを前提として動いているからです。
清隆の想定としては、2年の学年末まで帆波に耐えてもらい、そこで壊れてもらうという考えのようです。
そうなると、清隆がAクラスに移動してしまうと、B,C,Dクラス連合は実現できません。
また、坂柳有栖が清隆との戦いを望んでいることもあり、受け入れられないという可能性もあります。(もちろん、清隆が有栖の勝負を受けることを条件に、Aクラス入りを打診するという可能性もありますが……)
以上のことから、清隆のクラス移動先の可能性として帆波のクラスということも考えられると思っています。
心の折れた帆波の代わりにクラスを率いて、他のクラスを蹴散らしていく。
そのシナリオであれば、再戦を望む有栖や翔とも戦え、かつ自身が育てた堀北クラスとも戦えます。
もしかしたらそれが清隆の考えるすべての要望を叶えるシナリオかもしれません。
また、そう考えるのは他にも理由があります。
前巻で一之瀬クラスの神埼と姫野に指示を出し、クラスの変革行動を起こさせています。
これは自身が入った際にクラスをコントロールしやすくするためかもしれません。
更に本巻の話では、一之瀬クラスの渡辺紀仁から好感を得ており、担任の星之宮知恵からは嫌味を言われるほど認められています。
これは一之瀬クラスの受け入れ体制を整えている描写に捉えられなくもないと思います。
そんなわけで、私の中では新仮説として、清隆の一之瀬クラスへの移籍という案が浮上しています。
移動方法は、3学期の特別試験で期間限定のクラス移動チケットが再度出てくるか、もしくは帆波が預かっているクラスのプライベートポイントを利用するかのいずれかではないかと思っています。
この清隆が一之瀬クラスに移動する説、個人的に思いついたときにはちょっとなぁと思いつつも、よくよく考えると結構納得している部分もあります。
というのも、以前も書きましたが一之瀬クラスは一人負け状態です。
もはや浮上の兆しはなく、仮に清隆がAクラスに入ってB,C,Dクラス連合を組むにしても、完全に足手まとい扱いされる可能性があります。
言うなれば、一之瀬クラスだけリーダーが不在の状態に近いです。
そうなると代わりが必要になります。
神埼と姫野が動き回っていますが、器としてリーダー格ではないでしょう。
以前の私の予想では、帆波がクラスから追い出される可能性も考慮しましたが、受け入れ先がないということで棄却しました。
ですが、今回逆に清隆を受け入れることになれば、帆波はサポーターとして抜群の立ち位置です。
折れた帆波の心を支える役割として、清隆自身もすっぽり収まりますし。
そういう理由もあって、意外と清隆一之瀬クラスへ移動説はお話の展開のしがいがありそうだと思ったりしています。
とはいえ、上記は完全に私の妄想です 笑
今後の展開がどうなるのかは、作者の心次第でしょう。
待ち焦がれているぜ、衣笠氏!
以上、感想でした!
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回だいぶあらすじ削ったはずなのですが、結局長くなってしまいました。
申し訳ないorz
ですが、かなり考察しがいのある話だったなと思います。
感想で書きませんでしたが、1年生絡みの動きもちらほら見えているので、そちらがどうなっていくかも注目点です。
続きが待ち遠しいですね!
続きといえば、アニメ2期が終了しましたね。
次はいよいよ3期です。
1年生編の完結まで描かれるということなので、アニメとしてどうまとめてくるのかこちらも楽しみですね!
期待して待ちましょう!
それでは、今回はこのへんで!
では、また次回(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪
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