光で「見る」は進化する。
このキャッチフレーズ、めっちゃカッコイイっす (*´∇`*)
どうも、タナシンです(・∀・)ノ
今日は1月28日のワールドビジネスサテライトで紹介されていた「QDレーザ」というベンチャー企業に、非常に魅力を感じたのでご紹介したいと思います!
QDレーザ
QDレーザは川崎市に本社を構えるベンチャー企業です。
この会社名が商品名でもあるようです。
商品の方のQDレーザは端的に言ってしまえばスマートグラスです。
従来のスマートグラスと違う点は、眼鏡のグラスに映像を映すのではなく、網膜に直接映像を映し出すという点です。
スマートグラスといえば、以前Googleが出したGoogle Glassを皮切りに、いくつかのメーカーから発売されていたことが記憶に新しいかと思います。
このスマートグラスは結局、いつ写真を取られているかわからなくて不安などといった問題をクリアできず、社会が受け入れられず衰退しました。
しかし、生産現場では活用方法の検討が進んでいたりします。
生産ラインの組立作業の指示出しに使ったり、手順の説明に使ったりといった用途です。
ですが、この用途でもスマートグラスの勢いは衰退し始めています。
この大きな理由は、焦点の移動が必要という点です。
スマートグラス上に映し出される映像を見るためには、目の焦点をグラス上の液晶に合わせる必要があります。
しかし、そちらに焦点を合わせてしまうと、作業している手先から目線を離すことになってしまい、作業がしづらくなってしまいます。
これが、今までのスマートグラスの欠点でした。
そのため、最近ではプロジェクションマッピングを駆使して、手元に指示を表示するなどの方法が提唱されつつあります。
ところがどっこい、このQDレーザはこの領域に一石を投じました。
QDレーザは網膜上に直接映像を映し出すため、液晶がありません。
そのため、液晶に焦点を合わせる必要もありません。
焦点をわざわざ切り替える必要がないのです。
しかも、焦点を合わせる作業がないということは、視力の悪さに依存しません。
今までのスマートグラスは、結局目の水晶体を通して映像を見るため、目が悪い人はそもそも見るのが大変でした。(水晶体を調整しなければならないためです)
しかし、QDレーザは網膜に直接投影されるため、目の良し悪しで変わるものではありません。
その点も画期的です。
ちなみに、QDレーザは以下のような感じです。
引用:https://www.tv-tokyo.co.jp/plus/business/entry/2019/018843.html
QDレーザの可能性
ここまででも十分に可能性を感じるQDレーザですが、私がこれを見てはじめに思い浮かべたのが以下です。
もうちょっと抽出すると以下です。
そう、ソードアート・オンラインの劇場版で出てきたARデバイス、オーグマーです。
オーグマー自体は、網膜照射型のデバイスという説明はないようですが、上の右の写真を見ていただくとお察しの通り、網膜照射しそうなものが付いています 笑
きっとこれで映像を映し出しているのだと思います。
つまり
まんまQDレーザじゃね?
って思うわけですよ。
QDレーザの技術があれば、ソードアート・オンライン(SAO)の世界は夢ではないと思います。
SAOの世界は2026年の設定です。
その頃には、QDレーザがこのくらいの技術になっていてもおかしくありません。
SAOでは、空中で仮想パネルを操作して、オーグマーを扱っていました。
流石に、UIとしてそこまでの進歩はまだ遠そうですが、AR/MRデバイスとしてオーグマーに近づくことは可能そうです。
今後、この技術は要チェックです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
こちらのQDレーザ、非常に魅力を感じませんか?
私はワクワクしました。
これを開発したベンチャー企業の社長さんは、元富士通の社員さんらしいです。
富士通ではこの技術をビジネス化するのが難しいということで、お蔵入り思想になったらしいのですが、社長さんはなんとかしてビジネスにしたいとのことで、富士通を飛び出したとのこと。
技術者の鑑ですね。
そして、この技術を手放してしまった富士通はかなりもったいないことをしたのではないでしょうか。
もちろん、このような技術はそれだけでは普及しません。
良い技術であっても、それをビジネスにできないと世の中には広がっていきません。
今後、この技術がどのように成長していくのか、暖かく見守っていきたいと思います。
それでは、今回はこのへんで!
では、また次回(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪
参考
QDレーザHP:https://www.qdlaser.com/applications/eyewear.html
WBS紹介ページ:https://www.tv-tokyo.co.jp/plus/business/entry/2019/018843.html
WIREDのSAO映画紹介記事:https://wired.jp/2017/03/17/sao-movie/
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