ご飯、食べたわよね?
どうも、タナシンです(・∀・)ノ
さて、今日も今日とて、ライトノベルの感想をば。
今回はこちら!
ようこそ実力至上主義の教室へ 11巻!!
ちなみに、作品の概要と前巻の感想に関しては、以下の記事で記載しておりますので、興味のある方は御覧くださいm(_ _)m
10巻までのあらすじ
詳細は前の記事を見ていただくとわかりますので、今回はざっくりと10巻の内容の概要のみをお伝えします。
10巻では学校側の思惑で、急遽1年生達に追加試験が行われました。
その試験は、クラス内投票をし、批判票を最も集めた者を退学にするというもの。
これまで一人も退学者を出すことがなかった清隆達の学年にとって、非常に酷な試験でした。
最終的に、ポイントによる救済で退学を取り消しにしたBクラス以外は、各1名の退学者を出すことでこの試験を終えました。
そんな精神的に高負荷な試験を終えて間もなく、ついに1年度最後の特別試験が実施されることになりました。
よう実 11巻の内容
ここから先は11巻のネタバレを含みます。
それが大丈夫な方のみ、お読みください。
ただ、公式から出ているあらすじは出して良いと思うので、ちょっと引用します。
これより下はネタバレ含みますのでご注意ください。
綾小路VS坂柳の頂上決戦!1年最後の特別試験開始!
引用: https://mfbunkoj.jp/product/youzitsu/321902000048.html
初めて出た退学者の衝撃冷めやらぬ中、1年最後の特別試験『選抜種目試験』がついに告知された。内容は総合力が問われるもので各クラスは筆記試験、将棋、トランプ、野球等、勝てると思う種目を10種選抜。本番では1クラスを相手に、ランダムに選択された7種の種目で争うというものだ。また各クラスには1名司令塔が存在し、勝てば特別な報酬が得られるが負ければ退学となるらしい。綾小路は自ら司令塔に立候補。そして坂柳が望んだ通り、AクラスとCクラスとの試験対決が決定する。「だが私は楽しみになったぞ綾小路。これでやっと、おまえの実力を見られるんだからな」綾小路VS坂柳の激戦必至の一騎打ち始まる!
内容は10巻の続きになりますので、1年度最後の特別試験になります。
公式のあらすじにあるように、今回は清隆が坂柳と対決することになります。
ちなみに、10巻の感想ではサラッとしか書かなかった坂柳ですが、超重要人物です。
学生の中で、唯一清隆の過去を知る天才です。
清隆が非常に優秀な人間であることを知っており、かつ自分も類稀な才能を持った人間であつため、清隆と直接対決することを切望していました。
ちなみに、前巻である10巻で、清隆のクラスの生徒を退学に追いやった人間です。
結構やることはエグい人です。
脱線しました。11巻のあらすじに戻ります。
今回の特別試験はクラス対抗の「選抜種目試験」です。
ざっくり言ってしまうと、抽選で組になったクラス同士で、7つの種目の勝負を争うというものです。
7つの種目の選び方は以下の手順になっています。
- 対戦する各クラスから10種目ずつ候補を提出
- 試験当日に、各クラスは自クラスの10種目の中から5種目を選択
- 提出された計10種目の中から、学校側が7種目を選択
ちなみに、種目については結構細かく制限がついています。
絶対に勝ち負けが決まる (引き分けがない) ものであることやマイナーすぎないものであることなどなど。
また、同じ生徒の出場は原則的に1回のみ。
もし、参加人数が非常に多い種目が複数選ばれ、生徒の数が足りなくなった場合のみ、2回目以降の出場が可能です。
そして、クラス対抗の特別試験だけあって、その結果にはクラスポイントの変動やペナルティがあります。
変動やペナルティは以下のようになっています。
- 勝ったクラスにはクラスポイントが100ポイント与えられる
- 各種目について、勝敗に応じてクラスポイントが30ポイント増減する
- 負けたクラスの司令塔は退学とする
ちょっとここは補足が必要ですよね。
勝ったクラスに100ポイント与えられるのは良いでしょう。
学校側から与えられます。
複雑なのは2つ目です。
こちらの計算に関しては、まず単純に勝数×30ポイントがクラス勝ちポイントとして割り当てられます。
例えば、Aクラスが4勝、Bクラスが3勝だった場合、Aクラスは120ポイント、Bクラスは90ポイントが割り当てられます。
そして最終的なポイントは、両クラスの獲得ポイントの差分が、相手のクラスに移動します。
つまり上記の例ですと、BクラスからAクラスに30ポイント分のクラスポイントが移動します。
ちなみに3つ目ですが、今回の試験では各クラスから代表として司令塔となる生徒を選出します。
この司令塔は直接種目に出ることはできないものの、すべての種目に何かしらの方法で関わることができます。
ちなみに、各種目への司令塔の役割は、種目を考える各クラスが決めることができます。
そしてこの司令塔は、クラスが負けた場合、退学することになります。
3つ目のペナルティは非常に大きいものですが、実は今回に関しては大きな問題になりません。
というのも、10巻で行われた追加試験で、各クラスで最も称賛票を集めた人は、プロテクトポイントという1度だけ退学を取り消せる権利を持っています。
今回の特別試験では、全クラスがこのプロテクトポイント保持者を司令塔に据えています。
もちろん、清隆のクラスであるCクラスのプロテクトポイント保持者は清隆なので、必然的に司令塔を務めることになります。
そして、Aクラスのプロテクトポイント保持者は例のごとく坂柳ですので、彼女が司令塔です。
そして、抽選の結果、対決するクラスはBクラス対Dクラスと、Aクラス対Cクラスです。
そう、司令塔として坂柳と清隆が直接対決することになります。
完全に舞台が整ったこの状況で、清隆は坂柳を打倒すべく、行動を開始します。
感想及び考察
ここから下は、完全に勝負の結果などを含む感想になります。
結果を先に知りたくない人はそっとこのページを閉じてください。
本巻は特別試験もさることながら、人間関係も見どころです。
10巻のときに心を壊してしまい、殻に閉じこもってしまったCクラスのリーダー平田は、頑なな態度を取っていました。
しかし、そんな平田に対して最後まで諦めずに接する王(ワン)。
最終的には清隆が解決する問題になりますが、この健気な王には全私がキュンとしました。
また、最近良い感じに清隆を気にしている軽井沢と一ノ瀬。
この二人の清隆への態度はキュンキュンします。
ホワイトデーのお返し兼誕生日プレゼントとしてネックレスをプレゼントされたときの軽井沢は、いい感じのツンデレでした。
そして、明らかに清隆を意識しておしゃれをしている一ノ瀬。
普段は分け隔てなく誰にでも平等に接する彼女が、時折見せる女の子らしさは可愛さ抜群です!嫁にほしい。
ですが、やはり本巻の見どころは特別試験でしょう。
正直に言うと、特別試験の結果は
結構胸糞悪いですwww
大きなネタバレですが、本巻ではBクラスはDクラスに破れ、CクラスはAクラスに破れます。
Bクラスは堅実に勝つための準備をしていましたが、Dクラスが途中で司令塔を龍園に変えるというトリッキーな策に出たこと、またその龍園による裏工作により、当日を万全な状態で迎えることができなかったことが原因で、Dクラスにボロ負けします。
2勝5敗でした。
そう、完全に卑怯者に負けた形です。
ちょっとこの展開は個人的に嫌でした。
龍園の裏工作は、Bクラスに下剤を仕込むというものでした。
正直、龍園はやり方は汚いですが、結構盤上でできるいやらしい手段をしていたように思います。
にもかかわらず、今回は明確な悪意のある場外戦です。
龍園を復帰させるのも、それによってDクラスが奇跡の復活を果たすのも悪くないですが、ちょっとやり方が汚すぎるなぁという気もします。
まぁそれくらいのインパクトがないと龍園復活を演出できなかったのかもしれませんが。
また、Cクラスの負けに関してですが、これは学校側の思惑により、そうなりました。
CクラスはAクラスに対して奮闘し。3勝3敗で迎えた第7試合でチェス対決をしました。
このチェスは制限時間1時間ですが、司令塔が代わりに30分打つことができました。
ただし、代打ちはインカム越しにクラス代表に対して指示を送ることで行うため、完全な代わりではないです。
ともあれ、最後は清隆と坂柳の直接対決となったのですが、ここで学校側の工作が走ります。
清隆が出した指示をわざと遅らせて通知して無駄に時間を使わせたり、嘘の指示を出したりと卑怯な手段を使っていました。
これは、理事長代理が清隆を退学にするための陰謀でした。
そう、Cクラスは理事長代理という巨悪に負けた形です。
以上のことから、本巻では完全に悪やつが勝つ構図になっていました。
なかなか嫌な気持ちが沸々と湧き上がってきます。
正直、ここは読んでいていイラッとしました!
ですが、はっきり言います。
本巻は非常に面白いかつ重要なお話です!
というのも、この最後の理事長との話は非常に重要なものだと思ったからです。
ここからはちょっと今後の展開の予想というか現状の考察といいますか、そんな話をします。
清隆と本気の勝負をしたがっていた坂柳にとって、理事長代理の邪魔は非常に許しがたいものでした。
せっかく気持ちよく勝てたと思っていた清隆との勝負が、完全に汚されてしまったからです。
ということはです。
今まで敵対していた坂柳が、今後は妥当理事長の仲間になる可能性があります。
非常に強力なタッグです!
また、今回の試験でクラスの変動が起こるはずです。
私の計算が間違っていなければ、クラスポイントは開始前と終了時で以下のように変わっているはずです。
- Aクラス 1001ポイント → 1131ポイント
- Bクラス 640ポイント → 550ポイント
- Cクラス 377ポイント → 347ポイント
- Dクラス 318ポイント → 508ポイント
上記の結果を見ていただくとわかるのですが、Cクラスが最下位に下がっています。(間違っていたらすみません)
つまり、清隆のクラスは2年生開始時に再度Dクラスからのスタートになります。
また、試験前はC,Dクラスが肉薄していた状況ですが、今度はB,D(新C)クラスが肉薄するポイント数になっています。
ということはですよ、おそらく今後はBクラスとC(新D)クラスが協力する可能性があります。
Bクラスの一ノ瀬は清隆を気にしていますし、そうでなくても元々清隆のクラスとは協調することがありました。
このことから、一ノ瀬と清隆の協力が始まり、それに伴って二人の関係も少し動くのではないでしょうか?
また、最近放置され気味ですが、2年生の生徒会長・南雲は一ノ瀬によくちょっかいを出してきます。
ここに対する対応も、一ノ瀬と清隆の関係を進めるファクターになりそうです。
そして最後に、今後はついに堀北がヒロインポジションに返り咲くかもしれません。
本巻では、卒業を間近に控えた堀北兄と清隆が世間話をします。
その際に清隆は「あいつを変えてみようと思う。今までのようになんとなくではなく、本気で」と言いました。
これは清隆が全身全霊を持って掘北を成長させるという宣言です。
これはもうヒロインに返り咲きでしょう。
すっかり須藤のおもり役で、むしろいつか須藤とくっつくんじゃね?とも噂されていた堀北ですが、ここから本領を発揮してくれそうです。
あ、本巻でもちゃんと堀北は活躍していますよ。
冒頭の「ご飯、食べたわよね?」は、堀北が清隆に放った決め台詞ですからね!
まとめ
いかがだったでしょうか?
本巻は見どころ満載ですし、心もキュンキュンザワザワさせられるお話でした。
ですが、おそらく作者の衣笠氏はもっと細かく描写したかったのではないかと思います。
後半結構あっさりだったので。
おそらく、書きたいこと全て書いたらもう1冊ないと足りなくなってしまうから割愛したのだと思います 笑
ちなみに、本巻も例のごとく店舗特典が充実しております。
私はとらのあなで購入しました。
デスクマット 描き下ろしSS
どうしても軽井沢のSSが欲しくて、とらのあなにしました。
この軽井沢は可愛いです。
他の店舗の特典は以下の公式サイトで公開されていますので、お好みのお店を探してみてくださいね。
まだまだよう実は目が離せないコンテツです。
これからも追っていきたいと思います!
それでは、今回はこのへんで!
では、また次回(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪
追記
11.5巻の感想も書きました!
よろしければお読みください。
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