振り返らずに聞いてほしいことがあるの。
どうも、タナシンです(・∀・)ノ
今回は少し遅れてしまいましたが、こちらを紹介します!
ようこそ実力至上主義の教室へ 11.5巻!!
ちなみに、前巻である11巻は以下で紹介しておりますので、興味がありましたらご覧ください。
追記
2年生編1巻の感想も書きました。
よろしければお読みくださいm(_ _)m
11巻までのあらすじ
詳細は前の記事を見ていただければと思いますが、ざっくり概要のみお伝えします。
11巻では1年度最後の特別試験がテーマでした。
特別試験はクラス対抗の1対1の対決でした。
各クラスが提出した10種目ずつを候補とし、試験当日にランダムに選ばれた7種目で勝敗を決するというものです。
主人公・清隆率いるCクラスは坂柳有栖率いるAクラスと、一之瀬帆波率いるBクラスは龍園翔率いるDクラスと対決となりました。
結果、Cクラスは善戦するもののAクラスに惜敗、Bクラスは龍園の術中にハマりDクラスに惨敗することになりました。
この勝敗により、清隆のクラスは再度Dクラスに落ちてしまうことが決まりました。
よう実 11.5巻の内容
ここから先は11.5巻のネタバレを含みます。
それが大丈夫な方のみ、お読みください。
公式あらすじ
公式から出ているあらすじは出して良いと思うので、ちょっと引用します。
これより下はネタバレ含みますのでご注意ください。
大人気コンビの学園黙示録、ついに1年生編完結!
引用: https://mfbunkoj.jp/product/youzitsu/321905000196.html
学校側の介入というアクシデントがあったものの、1学年の最終試験を退学者なしで乗り越えたCクラス。最後の行事、卒業式を迎える。兄との最後の接触に踏ん切りのつかない堀北にアドバイスを与えつつ、綾小路は月城理事長代行対策に動き出す。システムにはシステムで対抗、坂柳理事長に連絡を取り、1年Aクラス担任の真嶋、茶柱と秘密裏に接触、交渉を試みる。一方で綾小路の偽の姿について疑念を持つクラスメイトも現れていた。好奇心と願望の下、1年Cクラス松下千秋が綾小路の追跡を始める。そして1年という月日は生徒同士の関係を大きく進展させるには十分な期間で――。新たな学園黙示録、1年生編完結!
詳細内容
理事長代理・月城への対策
今巻の内容は特別試験終了後から春休み中のお話になります。
先日の特別試験で理事長代理・月城の陰謀により有栖とのチェス対決に負けた清隆ですが、それにより学校側の権力に対抗する必要があることを悟ります。
そこで清隆が目をつけたのが、学園の本当の理事長である坂柳に連絡を取ります。
この坂柳理事長は有栖の父であり、理事長代理である月城の陰謀によって謹慎させられている人物です。
この人物を経由して、学園内の信頼できる教師にあたりを付けます。
結果、清隆の担任である茶柱佐枝とAクラスの担任真嶋智也に協力を仰ぎます。
半信半疑ではあるもの、同席した有栖の協力もあり、当面の協定を結ぶことになりました。
そして、3年生の卒業式、終業式を経て、春休みに突入します。
Bクラスとの決別
4月を目前に控えた3月30日。
清隆は鈴音と共に帆波と会うことになりました。
要件はこれからのBクラスとDクラス(清隆のクラス)の関係です。
BクラスとDクラスは今まで協定を結んでおり、お互いに協力関係を構築してきました。
しかしそれはBクラスとDクラスが以下の状態にあったからです。
- クラスポイントの差が埋めがたいほど広がっていること
- 協力関係の上に立つクラスが安定していること
しかし、BクラスとDクラスのクラスポイントの差は200ポイント程度。
Dクラスは一時期クラスポイントを0に落としたにもかかわらず、350近いポイントを1年間で稼ぎました。
つまり、現在のBクラスとDクラスのポイント差は埋めがたいとは言えない差になっています。
そしてBクラス自身、Cクラスとの差は42ポイントしかなく、安定しているとは言い難い状態です。
上記のことから、DクラスはBクラスとの休戦協定を破棄することにしました。
鈴音の決着
日付が変わって3月31日。
この日は鈴音の兄・学が学校を去る日です。
3年間Aクラスを保ち、主席として卒業した彼が見送り指名したのは、清隆と鈴音でした。
約束より早く集合場所に着いた清隆は、一足先に学と語り合うことになります。
今後、何かのアクシデントで学校を去る可能性があることを示唆する清隆に対し、学ぶは言います。
「縛りの中で自己を追い求めるのなら、3年間の中で周囲の記憶に残る存在になることだ」
「綾小路清隆がいてよかったと一人でも多くの生徒に思わせることが出来れば、それを成し遂げたことと同義だ」と言う学の言葉を噛みしめる清隆。
それも含め、学と分かれることに一抹の寂しさを覚えながら、清隆はそれを言葉にはしませんでした。
二人がそうこう話しているうちに、学が出発する時刻が迫ってきます。
約束の時間になっても、未だ鈴音は現れませんでした。
しかし、約束の時刻から遅れること10数分。
ついに鈴音が姿を現します。
その鈴音の姿を見た瞬間、学は鈴音のすべてを悟りました。
短く切られた髪を揺らして現れた鈴音は、遠い昔、学が記憶に焼き付けた昔の鈴音に、面影が重なりました。
そのことから、鈴音がやっと自分の呪縛から解き放たれたことを理解しました。
鈴音も、前を向いて自分だけの道を走り始めることを宣言します。
堀北兄妹が抱えていたわだかまりは、最後の最後になって解くことができました。
新たな戦力の登場?
Dクラスの生徒である松下千秋は、清隆が力を隠しているという可能性にあたりを付けていました。
その理由は、同じく力を隠している自分に近いものを感じているからでした。
そこで松下は直接清隆に交渉をします。
2年度からは上のクラスを目指すために本気を出してくれないか?というものでした。
清隆自身、全てではないものの、本腰を入れるつもりでいたところであるため、概ねそれに同意します。
新たな人間関係の始まり
春休み終了直前、清隆は軽井沢恵を部屋に呼びます。
そして告白し、恵と付き合い始めることが決まりました。
感想及び考察
ここから下は完全にネタバレ全開の感想になりますのでご注意ください。
いや、内容で既にだいぶネタバレしてますが 笑
今巻は11.5と銘打たれていますが、ガッツリ本編が進んでいます。
なぜ.5にしたのかわかりませんが、仮に読まなかったとしても話の本筋がわからなくなるということがないからかもしれません……
今巻を読まないと絶対次巻で混乱すると思いますけどね! 笑
だって、人間関係への影響がめちゃくちゃ大きいもの!
ってかね、声を大にして言いたい。
清隆の女ったらしーーー!
いや、正確には人たらしなのかもしれませんが、今巻で清隆が女に対して「付き合う」と行った回数、なんと
4回!
しかも
全員違う女!
ですよ。
これが女たらしでなかったら何だって言うんですか!
あ、いや、もちろんすべてが男女間で言うところの「付き合う」という意味なわけではないです。
書き出すと以下の状況で言っています。
- 帆波 現状に絶望し雨に濡れていたところ、それに「付き合う」と言う
- 鈴音 兄との邂逅後、寂しさに涙しそうなところ、それに「付き合おうか?」と言う
- 千秋 「『好きだ松下。付き合ってほしい』と告白すれば、その後意識しないか?」と言う
- 恵 「付き合うか?」と告白する
何なんだ、こいつ!
千秋に対する「付き合う」は話の流れでの例なので、まぁ良しとしましょう。
ですが、
他の3名、 完全にフラグ立ててるやないか!
いや、恵についてはフラグを回収に行っているので、良いのですが、帆波と鈴音の扱いが酷いです。
だって、これ、完全にフラグビンビンですよね?
意識させまくりですよね?
鈴音なんて、前巻でやっとヒロインに返り咲くかと思いきや、いきなりフラグバッキバキですよ。
帆波なんて、今巻で「今誰よりも綾小路くんを信頼してる……」とまで言わしめたにも関わらず、この状況ですよ。
それどころか、清隆自身も帆波に対して「一年後の今日、こんな風に会いたい。俺と一之瀬の2人きりで」と言います。
帆波の頬に掌を添えたまま!
完全に落としにかかっているじゃないですか!ってか、絶対帆波落ちてるでしょ!いや、堕ちてるでしょ!
帆波が可哀想過ぎて、全私が絶望した瞬間でした。
このタイミングで恵とのお付き合いを始めるのには理由があるのでしょうか……?
ちなみに、今巻では他にもたらしエピソードがあります。
まずは坂柳有栖です。
しっかり清隆の仲間になっています。
理事長代理を排除するまでの関係かと思いますが、でも非常に協力的です。
これは今後の人間関係にも関わってくるのではないでしょうか?
次は平田洋介です。
彼は清隆のおかけで再起したわけですが、もうひとり立役者として王美雨がいます。
美雨はここまで献身的に洋介に関わっていることからわかるように、洋介のことが好きです。
ですが、洋介側にはその気はなく、ですが人を傷つけたくないという思いの強い洋介は断れずにいました。
そこで清隆が相談に乗り、キッパリ断ることをアドバイスします。
それにより、洋介はより清隆を信頼し、お互いに名前で呼び合うようになります。
おホモだち展開……?
お次はCクラスの椎名ひよりです。
椎名ひよりは本編であまり出てきていませんが、Cクラスで唯一ちゃんとコミュニケーションが取れる常識人です。
春休みそうそうに、清隆はひよりと1対1で会っております。
ぶっちゃけデートです。
こちらは状況的には恵に見せつけるための清隆の戦略だったのですが、特典のSSを読んだところ、このひよりも清隆に若干気があります。
ひよりは乱暴者が多いCクラスの中で数少ない清楚系美少女なので、雑に扱われるのは嫌です!
更に龍園翔です。
もうこいつは完全に清隆に惚れています。
最大のライバルとして認め、ひより経由で伝えられた清隆の言葉をしっかり意識しちゃっています。
清隆自身、龍園を気にっているようで、意外と両思いな感じです。
こちらもおホモだち?
あとは、堀北学です。
学校を去る最後の時間に名指しで呼ばれるなど、絶大な信頼を得ています。
妹である鈴音を任されたと言っても過言ではありません。
非常に大きな信頼です。
清隆自身も学に敬愛を示していることから、これはもう愛です 笑
最後に佐藤麻耶です。
麻耶は以前清隆に告白し、振られたクラスメイトです。
ですが、フラれたにも関わらず麻耶は未練たらたらのようです。
清隆と恵がただならぬ関係のようであるという当たりがついてしまう程度に、清隆のことを観察し続けています。
当初はギャル系女子設定でしたが、意外と一途な女子です。
これは純愛だと思います。
ってなわけで、清隆人たらし説は正しいと思います!
と言うか、作者の衣笠氏の作品は、結構主人公が人たらしなので、まぁ予想通りかなと思います。
ただ、思った以上に人間関係が複雑になりそうで、今後の展開が読めません。
今後は生徒会長・南雲の動きも本格的になりそうですし、状況が大きく動くと思います。
また、新学期早々に清隆と鈴音が試験で勝負をすることになっており、その結果によって状況がどう動くのかが気になります。
清隆であれば十中八九勝てるでしょうか、勝とうとするかどうかは別の話です。
状況を動かすために自分がどう振る舞うべきか、それを常に考えているのが清隆です。
清隆の動向にますます目が離せませんね!
2年度になると1年生が入ってきます。
その中には理事長代理の刺客も居るようです。
その新キャラも気になりますね!
まとめ
いかがだったでしょうか?
ちょっと感想が長くなりすぎました。
今巻は良い意味でツッコミどころ満載です。
個人的に、今巻は女の子達の魅力がとても詰まっていると思います。
単純にひよりは可愛いし、帆波は弱みを見せてくるし、恵は嫉妬してるし、千秋は意外と美人なイラストだし。
ですが、今回一番破壊力があったのは間違いなく鈴音です。
髪をバッサリ切った鈴音が、兄との別れを嘆くシーンは間違いなく神イラストです!
ぜひ、ご自身の目で確かめてくださいね!
ちなみに、今回も例のごとく店舗特典が充実しています。
私は前巻同様、とらのあなで購入しました。
とらのあなでは軽井沢恵のパスケースがついてきました。
また、SSはひよりです。
こちらはイラストも素晴らしいです!
SS表紙 SSイラスト
このSSのイラストが完全に私のストライクど真ん中でした!
超カワイイです。
これで完全にひよりにハマりました。
読書好きの清楚系美少女というのもGoodです!
もともとは恵のパスケース目当てで購入したのですが、思わぬ収穫でした。
他店舗の特典は以下の公式サイトで公開されていますので、お好みなものを購入いただくのがよろしいかと。
そして、どうやらよう実の画集が発売されるようです。
超豪華版のBOX仕様のようです。
アニメショップでは早速特典付きの予約などが始まっているっぽかったので、興味のある方はぜひチェックしてみてください!
やっぱり、よう実はまだまだ目が離せないコンテンツですね!
もうちょっと刊行速度を上げていただきたい! 笑
頑張れ、衣笠氏!
それでは、今回はこのへんで!
では、また次回(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪
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