ボクには……綾小路先輩がこの学校に相応しい人間だとは思えなかったからです
どうも、タナシンです(・∀・)ノ
今回ご紹介するのはこちら!
ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編 第1巻!
前巻で1年生のお話が終わった本作ですが、今回満を持して2年生編と装いを新たにして続刊されました。
今日はこちらを読破しましたので、感想含めてお伝えしていきます!
前巻のご紹介は以下の記事でしておりますので、気になる方はお読みください。
追記
「ようこそ実力至上主義の教室へ 終・1年生編BOX トモセシュンサク Art Works」のレビューも書きました。
よろしければお読みくださいm(_ _)m
追記
2巻の感想も書きました。
よろしければお読みください。
店舗特典
今回も例のごとく店舗特典が充実しています。
いつもは記事の最後で紹介しますが、今回は試しにはじめに持ってきてきました!
ちなみに、特典の詳細は下記の公式HPを参照いただくと確実です。
今回はかなり悩んだのですが、私はメロンブックスで購入しました!
ちなみに店舗は秋葉原です。
何でも、秋葉原限定でA3ポスターが特典でつくとのことでしたので、わざわざ行ってきました!(実はいつもアキバで買っていますが 笑)
そのポスターがこちら!
キャラクターは全部で5名のようです。
全絵柄はTwitterで挙がっています。
好きなキャラがいるようでしたら、要チェックですよ!
そんでもって、メロンブックスの特典は以下のようになっています。
デスクマット SS ICカードステッカー
今回私がメロンブックスに決めた理由は、軽井沢恵のSSが目当てでした。
ゲーマーズの鈴音視点のSSも気になったのですが、恵に軍配があがりました 笑
ちなみに、このSSの恵はめっちゃ可愛いです!
ぜひ読んでください!
等身大の女子高生の恋心が描かれていて、読んでるだけで悶絶死しそうになります。
前巻までのあらすじ
詳細は是非記事を読んでいただきたいのですが、とりあえず一年生編の最後の巻である11.5巻についてざっくりお伝えします。
前巻では色々なことに区切りがつき、かつ2年生に向けた準備が始まった巻でした。
理事長代理である月城に対抗すべく、学校側の協力者として担任の茶柱佐枝とAクラスの担任真嶋智也に声をかけ、協力を得ることになりました。
そして、協定を結んでいたBクラスとは、その優位性がすでに失われていることから協力関係の解消を行いました。
個々人の動きとしては、鈴音は卒業した兄とのわだかまりを解消し、前を向けるようになり、清隆は軽井沢恵と付き合うことになりました。
よう実 2年生編 1巻の内容
ここから先はネタバレを含みます。
それが大丈夫な方のみ、お読みください。
公式あらすじ
公式から出ているあらすじは出して良いと思うので、ちょっと引用します。
これより下はネタバレ含みますのでご注意ください。
まずは2年生編開始ということで、公式HPでイントロダクションが紹介出ています。
1年の最終特別試験と月城の企みをかわし、無事高度育成高校の2年生へと進級した綾小路。短い春休みの後に行われる入学式。4月のその時を迎え、新1年生がついに姿を現した。2年生にも負けず劣らず、学校に新たな波乱を呼びそうな個性的な面々の新1年生達。
https://youkosozitsuryoku-2nd.com/
そして——この中に、ホワイトルームの刺客がいる。
2年クラス同士の試験対決、Aクラスを目指すための布石、執拗な月城とその刺客の襲撃をかわし一撃を与えること、そして自らの人間関係。一筋縄ではいかない高度育成高校での2年目の日々がついに始まる——。
上記を踏まえた上で公開されている1巻のあらすじは以下になります。
大人気作、2年生編開幕!
引用:https://amzn.to/2GjeTci
高度育成高校での2度目の春を迎えた綾小路達Dクラス。待ち受けるは試験だけではなく、個性的な新1年生達。中学時代龍園と悪名を二分した宝泉和臣、同じ中学出身を名乗り櫛田に接近する八神拓也、気分屋で綾小路を引っ張り回す天沢一夏。そして4月最初の特別試験は1、2年生がペアとなる筆記試験。ペアの合計点が基準を下回れば2年生のみ退学となる。
さらに南雲が各生徒の能力を表示する新アプリを実装。それが全生徒に公開されたため学力の高い生徒に人気が集中。2年Dクラスは苦境に陥る。またペアを組む必要上、綾小路もホワイトルーム出身の1年生を見抜けなければ即退学の状況となり――!?
登場人物
主要な登場人物は変わりませんが、本巻から1年生が新キャラクターとして増えました。
詳細は公式HP( https://youkosozitsuryoku-2nd.com/character/nanase.html )に任せますが、ざっと追加の主要人物を紹介します。
- 宝泉和臣:1年Dクラスの少年。龍園翔と因縁がある粗暴な男。クラスのまとめ役
- 七瀬翼:1年Dクラスの少女。能力が高く、宝泉に意見できる数少ない存在
- 天沢一夏:1年Aクラスの少女。学力・身体能力共に高いが協調性に欠けるギャル
- 八神拓也:1年Dクラスの少年。堀北鈴音や櫛田桔梗と同じ中学出身で、桔梗に懐いている。学力も高い
細かいシーンでは他にも登場人物がいますが、今回はこのあたりで物語はわかります。
詳細内容
新システムOAAの導入
新学期早々に学校では新システムが導入されました。
それが
over all ability(OAA)
です。
これは学校に所属する生徒全員のステータスを確認できるシステムです。
学生のステータスは4つの項目で評価され、それらを加味した総合力が決められます。
項目は以下です。
- 学力…筆記試験の結果から算出される学力
- 身体能力…体育・部活・特別試験の結果から算出される運動能力
- 機転思考力…友人の多さなどのコミュニケーション能力や機転などの適用力
- 社会貢献性…授業態度や素行などから算出される数値
- 総合力…(学力+身体能力+機転思考力+社会貢献性×0.5)÷350×100で算出
社会貢献性のみは、常識という範疇で評価されるものであるため、総合力への影響が小さくなっています。
特別試験の開始
今回のお話のメインは特別試験になります。
上記でOAAの紹介をしたのは、この特別試験で必要なツールだからです。
そして、今回の特別試験の内容は
1年生とパートナーを組んでの筆記試験
です。
今回はコミュニケーション能力を測る試験として、まだ入学したての1年生とペアを組み、1科目100点満点の合計500点の筆記試験で、2人で合計501点以上を獲得するというものです。
ペアといっても、2人で試験に挑むわけではなく、各々が試験を受け、その点数の合計値が結果となるという形です。
そのため、お互いの学力を把握し、戦略的にペアを見つける必要があります。
特別試験である以上、報酬とペナルティがあります。
まず、クラスの順位は各クラスの平均点で決まります。
各クラスの生徒の点数とそのパートナー点数の平均点です。
そして、1位から順に50,30,10,0ポイントの クラスポイントを得られます。
個々人に対しては以下のように報酬とペナルティが決まっています。
- 上位5組のペアには特別報酬として各10万プライベートポイントを支給
- 上位3割のペアには特別報酬として各1万プライベートポイントを支給
- 合計点が500点未満のペアは、2年生は退学、1年生は3ヶ月間プライベートポイントの支給を停止
上記のペナルティから、2年生にとってはペアの選定がとても重要になりました。
特に勉強を得意としていない生徒は、できる限り頭の良い1年生と組む必要があります。
ですが、頭の良い学生はもちろん争奪戦になるため、ペアを組むには戦略が必要となるわけです。
1年Dクラスとの初対面
この特別試験ではじめに動いたのはBクラスの一ノ瀬帆波でした。
放課後体育館に1年生と2年生を集めた交流会を開いたのです。
それに足を運ぶ鈴音と清隆でしたが、様子を少し見たところで特別な動きはせず、クラスへ戻っていきます。
これは、体育館に集まった1年生の信頼獲得を帆波と競うことになることを悟ったからでした。
さすがの鈴音も、信頼獲得という点で帆波と競うのは避けました。
そんな鈴音と清隆が次に向かったのは1年Dクラスの教室です。
これは、体育館で行われている交流会に、1年Dクラスの生徒が一人も参加していなかったからです。
誰も参加していないというのは非常に不自然であり、鈴音はこの理由として「すでに1年Dクラスにはリーダー的存在がいて、その人物が交流会の参加を見送ったから」だと考えました。
そして、本当にリーダーがいるのであれば、その人物との交渉でクラスぐるみの協力を得られると考えたのです。
しかし、1年Dクラスについた鈴音と清隆が驚愕します。
そこは完全にもぬけの殻で、誰も残っていなかったからです。
その翌日、2年の廊下をふてぶてしく歩く粗暴な男がいました。
彼こそが1年Dクラスのリーダー・宝泉和臣でした。
その傍らには、七瀬翼もいました。
鈴音はその場で協力を持ちかけますが、龍園翔に匹敵するほどの粗暴な和臣は高圧的で取り付く島がありませんでした。
その他の1年生との接触
和臣との気まずいやり取りはあったものの、その直後に1年Bクラスの八神拓也と出会います。
拓也は桔梗と同じ中学出身で、何故か桔梗に懐いていました。
拓也は学力も高いということもあり、早々に桔梗とペアになりました。
桔梗自身はそんなに学力が低くないため、Dクラスとしては学力に不安な人材を優秀な1年生と組ませたいところでした。
ですが、嬉しい誤算として、Dクラスの何名かは拓也経由で1年Bクラスの生徒とペアを組むことができました。
和臣たちとの接触の翌日の放課後、鈴音と清隆は須藤健を連れ立ってショッピングモールに来ていました。
そこで1年Aクラスの天沢一夏と出会います。
一夏は鈴音たちに交渉を持ちかけます。
「あたしの舌を満足させたなら、須藤先輩と組んであげてもいいよ」
本来なら組みたがっている健自身に料理をさせたいところだが、今回だけは他の人でも良い、ただし男に限る、という条件も合わせて提示してきた一夏に対し、鈴音は清隆が代理を務めることを進言します。
結果、その翌日に清隆が一夏に料理を振る舞うことになります。
清隆は料理がというというわけではありませんが、鈴音による一夜漬けとサポートのおかげで、一夏から及第点をもぎ取ります。
そして晴れて、一夏を須藤のペアにすることに成功します。
1年Dクラスとの交渉
いよいよ試験までの日数が少なくなり、鈴音は本格的に1年Dクラスとの交渉に臨みます。
唯一和臣に発言ができる翼の協力を得ながら、粘り強く交渉を続けましたが、最終的に多大なプライベートポイントを要求してくる和臣に対し、交渉決裂を宣言します。
しかし、そこで焦り始めたのは和臣の方でした。
そして、錯乱した和臣はついに暴力に訴えます。
護衛として付いてきていた健をものともしない暴力で蹂躙します。
そんな和臣に鈴音も弾き飛ばされ、残るは清隆のみとなります。
その場面で和臣が手にしたのはナイフでした。
誰もが和臣に蹂躙される清隆を想像します。
そんな周りの想像の通り、和臣はナイフを振り下ろそうとします。
しかし、清隆はそんな和臣に対して間合いを詰めます。
そして、清隆は自らの左手をあえて和臣のナイフに突き刺します。
その光景には誰もが驚愕を隠せませんでした。
これは、清隆が和臣の本当の狙いに気がついていたからです。
和臣はナイフで自らを刺そうとしていました。
その理由は
騒動の原因を清隆になすりつけ、退学にさせるため
でした。
和臣が持っていたナイフは、清隆が一夏に料理をさせられた際に、一夏から買わされたものでした。
そんなナイフが和臣に刺さっていたら、清隆は言い逃れができない状況になりかねませんでした。
それをいち早く察知した清隆は、自らが刺されることでそれを防ぐどころか、和臣が絶対的な加害者に陥るように事を運びました。
これにより、和臣の弱みを掴んだ清隆たちは、それを交渉材料に1年Dクラスとの協力を取り付けることに成功しました。
同時に、和臣が清隆を退学にさせようとした理由を翼から聞くことになりました。
どうやら、1年生には「清隆を退学させたら2000万プライベートポイントが支払う」という特別試験が与えられているとのことでした。
つまり、1年生全員が清隆の退学を狙う刺客になっていたのです。
試験結果
1年Dクラスとの協力関係を築いた清隆たちは、無事試験を通過することに成功します。
クラスの総合順位はA,C,D,Bの順でした。
その結果、クラスポイントは以下のようになり、BクラスとCクラスが入れ替わることになりました。
- Aクラス(リーダー・坂柳有栖):1169ポイント
- Bクラス(リーダー・一ノ瀬帆波):539ポイント
- Cクラス(リーダー・龍園翔):565ポイント
- Dクラス(リーダー・堀北鈴音):283ポイント
感想及び考察
さーて、あらすじが長くなりましたが、こっからが本番です!
今回のお話ではいきなり1年生とのいざこざが発生しましたね。
ただ、今回黒幕だった宝泉和臣に関しては、ちょっと拍子抜けでした。
というのも、地元では龍園翔と双璧をなすほどの有名人だったとのことでしたので、もっと手強い相手になるかと思っていました。
しかし、予想に反して結構あっけなく清隆にやられています。
まぁ、おそらく本当に厄介なのは、その後ろにいた七瀬翼や、さり気なく清隆を嵌めるのに協力していた天沢一夏でしょう。
和臣は噛ませ犬だったんだと思います 笑
ただ、今巻では意味深に出てきたけれどもあまり活躍しなかったキャラクターもいます。
彼ら/彼女らがどのように関わってくるのかも、これから楽しみなところです。
また、あらすじでは省いていしまいましたが、今回は鈴音と清隆の対決も決着しています。
1年生編を読まれている方は覚えているかと思いますが、鈴音は清隆を手中に収めるために1つ勝負を持ちかけていました。
それが、「次の試験で1科目だけ勝負をし、鈴音が勝ったら今後は本気を出すこと」というものでした(合ってるっけ? 笑)
実はその勝負はちゃんと今巻でされています。
数学の試験で勝負をしました。
結果、
清隆の圧勝
です。
まぁわかりきっていましたが 笑
ですので、清隆が勝ったときの条件として提示した「鈴音が生徒会に入る」というのも、次巻以降で実現されると思います。
生徒会長・南雲の懐にいくことになる鈴音が、どんな活躍をしてくれるのか楽しみですね!
加えて、ホワイトルームからの刺客についても気になるところです。
今巻では清隆はその刺客を特定することはできませんでした。
それもそのはず、なぜなら
今回刺客は動いていない
からです。
今巻最後の理事長代理の山城と清隆が話すシーンで明らかになったことですが、どうやらホワイトルームからの刺客は山城の言うことを聞いていないようです。
完全にアンコントローラブルみたいです。
なので、この刺客が今後どのような動きを見せるのか、そこも見ものになってきます。
龍園翔も本気でAクラスを潰しにかかるようですし、同学年、1年生、ホワイトルームの刺客、南雲生徒会長と盛りだくさんですね。
あと、今巻ではちょこっとラブコメ?シーンもあります。
前巻で清隆と付き合い始めた軽井沢恵ですが、清隆に絶賛片思い中の佐藤麻耶から問い詰められます。
以前、麻耶のために清隆とのダブルデートを企画した恵にとっては気まずい場面でしたが、恵は正直に付き合っていることを伝え、和解します。
それどころか、同じ人を好きになったものどうして、より絆を強めました。
こんな純粋な女の子の友情とか、眩しすぎるッ!
このシーンは、恵も麻耶も可愛すぎます!
というか、だいぶ前から清隆に思いを寄せている佐倉愛里は完全に蚊帳の外ですね……
割と好きなキャラなんですけど……
とまぁ、色々と話題に事欠かない2年生編ですね!
BクラスとCクラスの変動もありましたし、それに対して帆波がどう動くかも気になります!
帆波も清隆Love勢なので、そこの恋愛模様も気になります。
帆波には幸せになってほしい!
まとめ
めっちゃ長くなったわ。
いかがだったでしょうか?
ネタバレ満載ですが、この作品の良さは読まないとわからないと思いますので、この記事を読んだあとでも全然楽しめますよ!
あと、ファンなら知っているかと思いますが、この2年生1巻と同時に、画集の第2弾も発売されています。
そのレビューも後日やりますので、よろしければ合わせてお読みください!
それでは、今回はこのへんで!
では、また次回(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪
コメント
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