「幼なじみが絶対に負けないラブコメ第9巻」感想 どこまでいってもヘタレな白草が迎える結末は……?

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「なんて……なんて……心が弱いんだろう……」

どうも、タナシンです(・∀・)ノ

今回ご紹介するのはこちら!

幼なじみが絶対に負けないラブコメ 第9巻

表紙

今回はこの時期にピッタリのバレンタインのお話になります。
ラブコメには外せないお話ですね!
しかも今回は私の推しである白草がメインのお話です。
これは楽しみですね!

それではいってみましょう!

ちなみに、前巻の感想は以下の記事で書いておりますので、よろしければお読みください。


追記

10巻の感想も書いています。
よろしければお読みくださいm(_ _)m


店舗特典

まずは店舗特典についてです。
本巻ももちろん店舗特典があります。
特典情報は下記の公式HPを御覧ください。

アクセスいただいたサイトはメンテナンス中です
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私は前巻に引き続き、メロンブックスで購入しました。
特典はブックカバーです。

可知白草の可愛さが溢れていますね!

また、今回メロンブックスには有償特典のタペストリーもあります。
今回私は有償特典も購入しました。

メロンブックス有償特典タペストリー

ブックカバーと同じイラストですね。
こちらも可愛らしいです。
部屋に飾っても良さそうですね。

今回はゲーマーズでも有償特典が付きますので、気になる方はそちらも購入してみてはいかがでしょうか?
まだ残っていそうですよ!

もちろん、有償特典なしのバージョンでも、店舗特典のブックレットは付きます。
アニメイトでもリーフレットが付きますので、気になる方は合わせてチェックしてみてください。

前巻までのあらすじ

では毎度のごとく、感想前の前巻あらすじを記載します。
詳細は過去記事見てください!


黒羽、白草、真理愛の3人と距離を取る宣言をした末晴はそれを実行します。
末晴から距離を取られてしまった3人は危機感を覚え、結託することにします。
そこで計画したのが、『生徒会主催のクリスマスパーティーで末晴を振るドッキリを仕掛ける』というものでした。

クリスマスパーティー当日。
3人が仕掛けたドッキリは見事成功し、逆に末晴に危機感を与えることに成功します。
しかしパーティーはそれだけで済みませんでした。
最後の最後に黒羽が末晴に対して公開告白を行い、以前末晴にやられたことをやり返すという教皇に出ました。
告白後のパーティーは不穏な空気になりそうでしたが、哲彦の機転によりその場は収まりました。
しかし黒羽の告白は、白草と真理愛に焦燥感を与えるには十分なパフォーマンスでした。


以上が8巻の内容でした。

第9巻感想

ここからはガッツリネタバレしますので、ネタバレが嫌な方はブラウザバック推奨です。
気をつけてください!

第9巻あらすじ

第9巻公式あらすじ

まずはネタバレOKな公式あらすじです。

家出した末晴が行き着く先は!? ヒロインたちのバレンタインレース開幕!

みんな、高校生なら一度くらいは家出したことあるよなっ! うざい親父とずっと一緒なんか耐えらんねー! ……なんて勢いで家出したものの、哲彦には門前払いを喰らい、このまま冬空の中で野宿……と思ったら白草から救いの電話が!
天敵・紫苑ちゃんの目をかいくぐり、白草の部屋へと辿りつくと、白草の雰囲気がいつもと違うような……? いや、クリスマスに黒羽から『公開告白』されたばかりだろ、俺。我慢するんだ。でも、部屋で二人きりとか耐えらんねー。
バレンタインを前に、勝負をかけようと意気込む白草。一歩リードしている黒羽と、虎視眈々とチャンスを狙う真理愛に打ち勝つことができるのか!? ヒロインたちの戦略渦巻く聖戦開幕の第9巻!

引用:https://dengekibunko.jp/product/osamake/322103001932.html

というわけで、今回はバレンタイン回です!
前巻は季節外れでしたが、今巻はピッタリのタイミングですね! 笑

第9巻のあらすじ詳細

ここからは本当に詳細なネタバレになります。
それでも良いという方のみ、以下を展開して内容をお読みください。
感想だけ知りたい人は、そのまま感想にお進みください。

三学期最初の朝。
黒羽から公開告白を受けた末晴は、早速黒羽のアプローチに翻弄されます。
末晴を家まで迎えに行き、そのまま腕を組んでの登校。
誰もが羨む黒羽とのイチャイチャ登校。
周りのヘイトはもちろん、末晴の気まずさも絶好調でした。

一方、抜け駆けをされた形となった白草と真理愛にとっては、非常にまずい状況でした。
気持ちをオープンにした黒羽と異なり、まだ思いを伝えていない二人は、末晴にアプローチしても本気と受け取ってもらいづらいことに焦りを覚えていました。

三学期初日は、冬休みに撮りためた動画の編集があるということから、部活なしの指示が哲彦から出ます。
各々いくつかの宿題は渡されたものの、早々と帰宅の途に着くことにしました。

家についた末晴を迎えたのは、久しぶりに家に戻っていた父親の国光でした。
末晴は父親である国光と折り合いが悪く、気まずくなります。
しかし、手を怪我して仕事を休むことになった父親を労う程度には、国光を家族として認めていました。

その日の夕食時。
久しぶりに父親と食卓を囲んでいると、国光から問われます。

「末晴——誰が本命だ」

さり気なく群青同盟の動画をすべて見ている国光は、末晴の周りに女性が多いことを察していました。
また、黒羽から告白されたことも聞き及んでいて、それについても言及します。
それを皮切りに、国光は末晴の至らなさを指摘します。
しかし、指摘された側の末晴としては、普段家にいない父親からそこまで言われる筋合いはなく、幼稚な言い争いになります。
結果、末晴は家出することにします。

家を出た末晴がまっさきに向かったのは、哲彦の家でした。
しかし、にべもなく滞在を断られます。
ただし、1つだけ条件をつけました。

哲彦
哲彦

夜十時を過ぎて、どうしても宿が見つからなかったらもう一度連絡してこい

哲彦に条件を出された末晴は、仕方なく街をさまよいます。
すると白草から電話が来ます。
末晴ははじめ、白草に事情を話すつもりはありませんでしたが、白草の押しに負けてすべて話すことにしました。
結果、白草の家にしばらく滞在することに決まりました。

末晴は白草家に滞在が決まったものの、白草専属メイドである紫苑には大反対を受けます。
白草の父・総一郎からは快諾されていたため、追い出されることはなかったものの、紫苑の計らいで黒羽と真理愛も白草家に滞在することになりました。

白草家に滞在が決まった黒羽と真理愛を交え、白草たちは今後の動きについて相談します。
恋のライバルとはいえ、末晴のことを大事に考える3人にとって、現在の末晴の状態は良くないと考えたからです。
そこで、紫苑の知恵も借りて、末晴と国光の仲直りの作戦を立てることにしました。

タイミングを同じくして、白草・黒羽・真理愛はバレンタインについて話を進めます。
お互いが各々の思いで動いてしまうと、妨害し合うことになり、不毛な争いを生んでしまうと考えた結果でした。
その話し合いで黒羽は言います。

黒羽
黒羽

あなた達がハルに告白しようと思うなら、それを止めるつもりもないの

それは、先んじている余裕ではなく、末晴の現状として、『今誰かが告白したところで誰も選ばれない』ということが確定的だからでした。
これには白草と真理愛も同意でした。
そんな状態であることもあり、今回のバレンタインは全員でチョコを作ることに決めました。

数日後の放課後。
末晴は進路相談として黒羽の妹・碧たちとハンバーガーショップで話をしていました。
一通り話し終わり帰宅しようとしたとき、末晴の携帯電話が震えます。
電話の主は黒羽でした。

黒羽
黒羽

ハルのお父さんが——倒れたんだって!

末晴にとっては寝耳に水の話でした。
そして、事故で母を失っている末晴にとって、看過できない事態でした。

末晴はひどく狼狽していたものの、居合わせた碧に諭され、自宅に戻ります。
そして、末晴宅に集まった黒羽・白草・真理愛から状況を聞きます。
一通りの状況を話した黒羽は、国光を心配する末晴に言います。

黒羽
黒羽

ハル、素直になって

それは、頑固な国光に対して、末晴が素直になっていれば、今回の家出や事態が発生しなかったという提言でした。
末晴は黒羽の助言を理解し、納得しかけていました。
そして、完全に納得しようと思ったところに、白草が放ちます。

白草
白草

私、あなたの意見に反対よ

白草は末晴の家出話を聞いたときから思っていたことがありました。
それは『国光はもっと末晴の話を聞くべきだ』というものでした。
ヒートアップした白草は言葉を捲したて、末晴を養護します。
しかし白草が憤ったことにより、逆に冷静になった末晴は腹を決めます。

末晴
末晴

ちゃんと俺のことをしっかり評価してくれる人がいるなら、別に親父にまで評価されなきゃいけないってことないな

そう思いたち、黒羽の言うように自身が大人になることで、国光との関係修復を決めます。
そして、満を持して国光のいる病院への案内を依頼した矢先——

「——私はここだ」

そう言って姿を現したのは、国光でした。

そう、国光が倒れたというのは黒羽たちの嘘でした。
クリスマスパーティーに続き、2度目のサプライズを末晴は味わったことになります。
しかしこれは末晴と国光のことを心配した3人と紫苑が知恵を絞って出した一つの解決策でした。
それを理解した末晴は、黒羽たちを許します。
そして、末晴と国光のわだかまりは少し解消されました。

しばらくして、バレンタインデー当日。
朝の時点で黒羽と真理愛からチョコを貰った末晴は、今までの活躍もありその後もいくつかチョコを貰います。
しかし白草からはもらうことができないまま、放課後を迎えます。
正門には明らかに誰かを出待ちしている他校の生徒が溢れていたため、末晴は裏門に向かいます。
そこには白草がいました。

白草
白草

——話が、あるの

そう言われた末晴は白草を連れて二人になれる場所に移動します。
二人きりになったところで、白草はチョコレートを取り出し、末晴に渡します。
そして、思いの丈を伝えます。

白草
白草

ずっと前から——尊敬しているから

それは、最後の最後に日和ってしまった白草の誤爆でした。
去っていく末晴の後ろ姿を眺め、白草は自身の不甲斐なさを嘆きました。

一月後のホワイトデー。
末晴は白草に手作りのクッキーをお返しします。
白草はそれに感謝を述べつつ、あるものを手渡します。
それは、もうすぐ発売となる白草の新作小説の見本誌でした。

小説を受け取った末晴はすぐに読み終えました。
読んだ翌日に感想を伝えようと思った末晴でしたが、その日白草は休みでした。
心配して連絡してみると、放課後に堤防で会いたい旨の返事が来ます。
末晴はそれに従い、放課後堤防で白草と相対します。

白草
白草

……昨日の見本誌、持ってきてる?

そう言われ、感想を言うために持ってきていた見本誌を取り出す末晴。

白草
白草

最後のページ。
その後の空白ページ

言われるがまま、末晴は最後のページを確認します。
そこには

『記念にサインを書きました。ネタバレもあるので、読み終えたあとに確認してください』

サインをもらおうと思っていた末晴にとって、まさに渡りに船でした。
しかし併せて、「ネタバレってなんだ?」と思いながらページを捲ると、そこには


※ネタバレ
この小説は、私がスーちゃんに恋する気持ちを描いた物語です。


という一文が添えられていました。

以上が、9巻の内容でした!

9巻感想

今回は頑張る白草が尊い回でした……

今回のお話は黒羽に先んじられた白草が奮闘する話でした。
奮闘はするものの、どうしてもヘタれてしまって思うように気持ちを伝えられない姿がもどかしかったです。
最終的には自身の小説を利用して告白するという手段に出たところは、白草らしかったと思います。
物語冒頭で断念した方法に結局落ち着くというのも、白草らしいですね。

ただ、『白草らしい』と書きましたが、個人的にはちょっと違和感がありました。
というのも、白草はかなり度胸もあり、思い切りも良いタイプだと思います。
黒羽と真理愛が大胆なので、相対的にヒロインズの中では目立ちませんが、それでもここまで告白に失敗するほどノミの心臓ではないように感じます。
そういったこともあり、今回告白がうまくできなかったシーンが度々描かれた点は、ちょっと私の白草像と差がありました。
まぁ、ここは個人の感想だと思います。
皆さんがどう思われたかは、ぜひ教えていただければと思います。
おそらく、本巻執筆中に作者はスランプに陥ったらしいので、その影響もあるのかなぁとも思いました。

一方、今回キラリと光ったキャラがいたと思います。
それが大良儀紫苑です。
白草のメイドとして出てくる紫苑ですが、末晴同様親を亡くした過去を持ち、今回の末晴-国光の仲直りにもブレーンとして一役買ったキャラクターです。
出番自体がとても多かったわけではありませんが、かなりインパクトがあり、重要な立ち位置を演じたと思います。
白草を守る立場として、末晴には敵意むき出しですが、親近感も持っているようで、今後どのような立ち位置になるか楽しになキャラです。
個人的には、末晴に対して淡い恋心を抱いて、でも白草のためにそれを押し殺すみたいな立ち位置になってくれたら、キュンキュンするんじゃないかなぁと思っています。
……多分なりませんが 笑
だって、ヒロインレースに参加させるなら、幼なじみである志田家姉妹がいますし、幼なじみではない有力候補として燈花もいますからね。
個人的には燈花のヒロイン昇格を希望します!
幼なじみでないので絶対負けますが 笑

それはさておき。
今巻の最後の描写は、春休み明けのシーンで終わっています。
志田家次女の碧が後輩として入学してくる描写もあります。
一方で告白を済ませた白草とのその後は一切触れられていませんでした。
次巻ではその白草とのその後と、新年度のドタバタが描かれるのだと思います。
3学期なんてなかったんやと言わんばかりの時系列ですが、主要キャラクターが増えそうなので、どんな話になるか今から楽しみですね!
そんなわけで、次巻も心待ちにしたいと思います!

以上、感想でした。

まとめ

いかがだったでしょうか?

前巻の発売から結構時が経った今巻ですが、時期的にはピッタリの発売でしたね。
次は新年度のお話になりそうなので、実際の時間軸と同じタイミングに発売されると嬉しいですね。
実現されるかわかりませんが、ちょっと期待したいと思います。

とはいえ、今回作者は初めてのスランプに陥ってしまったとのことなので、今後の刊行がスムーズにいくのかはちょっと気になる点です。
書けないときは書けないと思いますので、無理のない範囲で続けていただきたいですね。
ドツボにはまって体調崩して続きが書けなくなるとかのほうが、ファンとしては悲しいですからね!
というわけで、

頑張れ、二丸修一!

それでは、今回はこのへんで!
では、また次回(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪

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