「ゲーマーズ!DLC2」感想 相変わらず重なりすぎる偶然に抱腹絶倒

どうも、タナシンです(・∀・)ノ

今回は久しぶりにラノベの感想などを上げていこうと思います。

今回ご紹介する作品は『ゲーマーズ!』です。

この最新刊である「DLC2」の感想をお伝えしていこうと思います。
ちなみに、このDLCというのは今やゲーム界で有名なダウンロードコンテンツの略称です。
ダウンロードコンテンツというだけあって、本作は番外編であり、本編ではありません。
それに、発売されてから1ヶ月ほど経っています。
今更感が激しいですが……

でもめげずに紹介するよ！

ゲーマーズ！とは

ゲーマーズ！はライトノベル作家、葵せきな氏によるコメディノベルです。

葵せきな氏はライトノベル作家としてデビューし、10年以上の経歴のあるベテラン作家さんです。

富士見ファンタジア文庫でデビューし、その後「生徒会の一存」シリーズで初のテレビアニメ化を果たし、そしてこの「ゲーマーズ！」で2度目のテレビアニメ化を果たしました。

余談ですが、私は葵氏のデビュー作「マテリアルゴースト」からのファンです。
葵氏は作品の中で自作品に関連するネタを盛り込んできたりしますので、実は古参のファンほど楽しめたりします。

話が逸れましたが、ゲーマーズ！のお話に移ろうと思います。

ゲーマーズ！は葵氏の第5作目となるノベルです。
あらすじはざっくり以下のような感じです。

主人公・雨野景太はゲームが大好きなぼっち系男子高校生。
日々ゲームに明け暮れる景太は、ある日ゲームショップで出くわした学園のアイドル・天道花憐からゲーム部に勧誘される。
しかし、景太はそんな花憐からのお誘いを断ってしまう。
その理由は『自分はゲームで勝つことよりも、ゲームを楽しむことを大切にしている。だからゲーム部の活動とは相性が良くない』というものだった。
断ることはしたものの、景太はゲーム部の活動やポリシーに対して肯定的で、その思いをクラスメイトの上原祐に熱く語る。
たまたまその現場に居合わせた花憐は、景太の思いに触れ、景太に惚れ込んでしまう。
一方景太はそのなことは露知らず、祐とともにゲーム友達を作るべく、奮闘を始める。
しかしこれが、景太とその周りを巻き込む勘違い&すれ違いラブコメに発展する

内容としましては、ラブコメなのですが、完全にラブに内容が振られておらず、というか、完全にコメディと言ったほうが正しいというか、そんな作品です。

読んでいて普通に声を出して笑ってしまう作品になります。
葵氏の作品は生徒会の一存といいゲーマーズ！といい、日常パートでナチュラルに笑わせてきます。
この笑いのとり方が、葵氏の専売特許と言っても過言ではありません。

ちなみにこちらの作品、アニメ化もしております。
アニメはアニメで、コメディなやり取りがテンポよく進み、非常に笑える作品になっています。
興味のある方はぜひ見たほうが良いです！

ゲーマーズ！DLC2の内容

前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。

冒頭にも述べましたが、本作はDLCであるため、番外編です。
本編は主人公・天野景太とその学友で繰り広げられるコメディなのですが、番外編では学外の人間との関わりが描かれます。

特に今回のDLC2は、DLC1で出てきた新キャラクター・霧夜歩とのお話の続編になっています。
ですので、本作を読む前にはDLC1の読了が必須です！
まだお読みでない方は、すぐに読んでください！

ここで、ちょっと前巻のあらすじを交えて、状況をお伝えします。

前巻であるDLC1では、大学生ゲーマーにしてゲーム実況動画投稿者である霧夜歩に誘われて、景太がゲーム実況に関わるようになりました。
関わると言っても、歩が勝手に景太のプレイ動画を投稿している形にですが……
しかし、そんなこんなで仲良くなった景太と歩は、度々歩の家でゲームをする仲になります。

ここで問題が一つ。

本編では、この時期、バレンタインやホワイトデーを控えた時期でした。
加えて、景太は元カノである天道花憐と、景太に思いを寄せる友人・星ノ守千秋のどちらかを選ぶという、人生において究極の選択を迫られている時期でした。
そんな時期にもかかわらず、女子大生の家に入り浸る景太。

クズにしか聞こえませんね！

しかし、仕方がありません。
なぜなら、景太は歩のことを男と勘違いしているのですから。
格好良い容姿とハスキーなボイスから、景太は完全に歩を男と思い込み、完全に男友達の家に遊びに行く感覚で通っていました。

ですが、人生の岐路に立たされている景太は、当然のようにリアルが忙しくなり、徐々に歩の家に行く頻度が減っていきました……

と、ここまでがDLC1の内容（のはず）です。

上記のあらすじの中では語っていませんが、歩が花憐と出会ったり何だりあって、このような状況になっています。
DLC2はそんな状況から物語が始まります。

DLC2の冒頭では、歩が花憐に誘われ、彼女が所属するゲーム部に赴くところから始まります。
きっかけは歩がやっているネット対戦ゲームの同士が、このゲーム部のメンバーだったからというものです。
歩は気軽な気持ちでゲーム部に顔を出しましたが、そこで予想外の事態が起きます。

ゲーム部での話題に景太が出てくるというものです。

歩は、ゲーム部と景太に関係がないと思いこんでいました。
にもかかわらず、景太が話題として出てくることに動揺してしまい、即座に帰宅を決意。
なんとかしてゲーム部から脱出を図ります。
その後、景太に連絡を取り、どのような関係かを聞いた際、初めて花憐が景太の元カノであることを知りました。

そんなこともあり、歩から景太を誘いづらくなってしまったこともあり、歩はゲーム実況への熱が冷めていきます。
しかし、そんなときに出会ったのが、ポテンシャルが景太の写し鏡である千秋でした。
そして歩は、千秋を新パートナーに加え、ゲーム実況の投稿を再開するのでした。

この後は、作者が得意なすれ違いやニアミスを繰り返し、どんどん歩が窮地に立たされます。
ですが、そんな中で歩は、自分の中に景太に対する仄かな恋心があることに気が付きます。

しかし歩は、景太の周りの人間関係を知ってしまった以上、この気持ちに区切りをつけるべく、行動を起こすことにしました。

というのが序盤の物語でして、この後ちゃんと決着がつくところまで描かれているのがDLC2の内容になります。

感想

相変わらずの勘違いとすれ違い！
これぞ葵せきなの真骨頂！

これが最大の感想です。

ニアミスにニアミスを重ね、歩が徐々に身動きが取れなくなっていく様が、コメディタッチで描かれていきます。
実際に自分が立たされたら冷や汗もののシチュエーションを、笑って読み進められる、貴重な作品です。
この臨場感はぜひ、実際に読んで体験していただきたいと思います。

個人的にですが、本作のヒロイン（？）である霧夜歩が大好きです。
一匹狼っぽくで、気高いくせに、実は寂しがりやな感じとか、スカート履いて恥ずかしがっちゃう仕草とか、非常に萌ポイントが高いです。
ぶっちゃけ、ボーイッシュキャラを好きになったことってないのですが、歩に関してはこの作品の中で一番好きかもしれません。

歩可愛いよ歩（＾ω＾）ﾍﾟﾛﾍﾟﾛ

ちなみに、今回私は本作をアニメショップのゲーマーズで購入しました。
おまけでブックカバーが付いてきまして、もしかしたらまだ貰えるかもしれないので、興味のある方はゲーマーズへGo!です。

終わりに

いかがでしたでしょうか？

もしゲーマーズ！をご存知で、気になった方がいましたら、ぜひ読んでみてください。
また、ゲーマーズ読んだことないという人は、ぜひ読むorアニメを見てみてください。
絶対後悔しないですよ！

それでは、今回はこのへんで！
では、また次回(*￣▽￣)ﾉ~~ ﾏﾀﾈｰ♪

参考情報
ゲーマーズ！本編