お父さん!
どうも、タナシンです(・∀・)ノ
今回レビューするのはこちら
「Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット-」 Paladin; Agateram
スマホゲーム「FGO」で人気を博しているシナリオ「神聖円卓領域キャメロット」。
その映画の後編が公開されましたので、早速見てきました!
緊急事態宣言の影響で来場者特典がなくなったり、舞台挨拶も行われなかったりしている本作でですが、内容を中心に感想をお伝えしていきたいと思います!
ネタバレ有りの感想なので、まだ見ていない方は注意してください!
それではいってみましょう!
ちなみに、前編の感想は以下で記載しておりますので、よろしければお読みください。
本編感想
ここからネタバレ有りの感想です。
ご注意ください。
まず、今回のお話の開始ですが、前編はハサンの村に振ってきたロンゴミニアドをアーラシュが命を賭して止めるところまでだったので、その続きからになります。
その後からの話なので、後編の話は複雑ではなく、藤丸視点では以下のような流れでした。
- オジマンディアスに再度協力を求めに行く
- ランスロットと戦闘し、仲間に引き入れる
- 聖都に乗り込み円卓の騎士と獅子王を打ち倒す
そして、今回の見どころがどこかというと、間違いなくアクションシーンです。
今回は非常に戦闘シーンが多かったです。
マシュvsランスロット、ハサンvsトリスタン、ランスロットvsアグラヴェイン、ベディヴィエールvsガウェインなどなど、名勝負が満載です。
さらに今回、この戦闘シーンには監督のこだわりがありました。
それが、
各戦闘シーンをほぼ一人のアニメータで描き切る
というものでした。
一人ひとりが一番面白いと思う戦闘を描くよう指示を出して描かせたようです。
それもあり、各戦闘シーンはかなり雰囲気が違います。
本当に同じ作品なのか?と疑いたくなるくらいテイストが違います。
個人的にはそれがまた良い味を出していたと思います。
一つ一つの戦闘が手に汗握る描かれ方になっていましたし、どの戦闘も新鮮で見てて飽きませんでした。
結構激しいアクションシーンは、連続すると冗長になったり、見ている側として胸焼けする感じがあると思うのですが、今回はそのような印象は受けませんでした。
ですが、どのシーンが一番良かったかと聞かれると……非常に悩ましいのですが、個人的にはマシュvsランスロットが一番です。
ただこれは、絵としての描かれ方が良かっただけでなく、シーン全体としてみたときにここが一番だなぁという感想です。
というのも、
マシュが良い
というか
高橋李依さんの演技が最高に良い!(*´∀`*)サイッコー!
というのが理由です。
普段一歩引いて主張することを控えているマシュが、自身の英霊を自覚して自我を全面に出して激しく戦闘するというのが本シーンです。
そのマシュのギャップを見事に演じて表現されている高橋さんの演技がとても素晴らしく、本当にここは感動しました。
もちろん他のシーンの描かれ方も声優さんの演技もとても良かったですが、このシーンのインパクトには勝てなかったです。
私は高橋さんについてとても詳しく知っているわけではありませんが、このシーンの演技で一皮むけた印象を持ちました。
今までも良い演技をされる声優さんであることは知っていましたが、こんなに激しいシーンを熱量高く演じられると思っていませんでした。
本当に素晴らしい声優さんだと思います。
次点で良いと思った戦闘は、ハサンvsトリスタンです。
この戦闘は、ハサン側は呪腕と静謐の2人になります。
2対1の戦闘です。
ですが、圧倒的な力を持つトリスタンに対して、ハサンたちがあの手この手で攻め入ります。
そのことごとくを打ち返し、終いには静謐のハサンを惨たらしく切り捨てるトリスタン。
そこまでの戦闘の流れと演出は、思わず唸ってしまいました。
個人的には静謐ちゃんがやられたシーンはショックが大きかったです。
めっちゃ可愛く描かれていたので、静謐ちゃん……
他の戦闘シーンでは、アクションではありませんが、オジマンディアスの宝具が素晴らしかったです。
まさかあんなにかっこよく描かれるとは思いませんでした。
兵器を利用した豪快な戦争のような演出です。
そして、その戦闘シーンの最後、オジマンディアスが世界から去る最後の最後で、少しだけニトクリスを気遣うところに大人のドラマを感じました。
あまり目立っていませんでしたが、ニトクリスも良いキャラですよ!
ただ、個人的にもうちょっと描かれても良いかなぁと思ったのが、玄奘三蔵とモードレッドの戦闘でした。
演出自体は派手な描かれ方をしていましたが、内容としてはお互いに宝具をぶっ放すという感じでさらっと終わりました。
三蔵は好きなキャラなので、もうちょっと活躍してほしかった……
ですが、戦闘の最後に三蔵の髪が解けてストレートになる演出は最高でした。
この姿の三蔵はとても可愛いです。
そんな感じで、全体的に戦闘がとても楽しめる作品です。
そして、戦闘もただ戦うだけでなく、その中にヒューマンドラマがあるのが本作でした。
各々の生き様を賭けた戦いをする姿は、自然と感情を揺さぶられます。
あと、戦闘シーンではないですが、とても印象に残ったシーンがあります。
それは、最後の最後、獅子王がベディヴィエールからエクスカリバーを受け取るシーンです。
このシーンの、憑き物が落ちたような獅子王の表情が、無表情に近いものの、本当に肩の荷が降りたような安堵感がわかる絵でした。
この微妙な表情を描き分けたアニメーターさんは素晴らしいと思わずにはいられませんでした。
このときの獅子王の顔は、見ているだけで「本当に良かった」とこちらが安堵する表情だったので、予想以上に心を掴まれました。
この顔はぜひ劇場の大きなスクリーンで見てほしいです。
さて、ここまでは良い点ばかりを挙げてきましたが、ちょっとだけ微妙なところもありました。
それが、所々の作画です。
演出としてあえてそうしたのか、意図せずそうなってしまったのかわかりませんが、個人的には「この作画崩れてね?」と思ってしまう部分がありました。
具体的にどことは言いませんが、「マシュの腕太っ!」って思った部分があります。
気になる方は見ながら探してみてください……
とはいえ、全体的に満足した映画でした。
見る前は昨今のご時世もあり、どうなるかちょっと不安でしたが、予想以上の作品だったと思います。
全体を通して言いたいのは、声優さんの演技が素晴らしいというところです。
散々戦闘シーンを褒めましたが、個人的には声優さんの演技の力あってこそのシーンも結構あったと感じましたし、なによりあの熱量の作画の戦闘シーンに負けない演技をされた声優さんたちに、純粋な称賛を送りたいと思います。
もちろん、ベディヴィエールの心情を演じきった宮野真守さんには感服です。感動ものの演技です。
皆さんも是非見てくださいね!
パンフレット
ここからは戦利品のお話をしたいと思います。
とはいえ、今回は来場者特典もなくなってしまいましたし、グッズも購入しなかったので、パンフレットだけご紹介します。
ものはこちら
本体 CD
私はCD付きの豪華版を購入しました。
CDについてはキャラクターラジオCDというもののようです。
まだ聞いていませんが……
パンフレット本体については、スタッフやキャストのインタビューが載っています。
以下のような感じです。
至って一般的なパンフレットですが、インタビュー内容は作品内容の核心に迫る興味深いものばかりです。
ファンの方はぜひ手に入れましょう!
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はライトな記事になりました。
公開されるのか不安だった部分もありますが、せっかく公開されたので、これは見ない手はないなぁと思い、思い切って行ってきました。
本当は来場者特典とかの配布が決まってから行こうと思っていましたが、そのときは人が増えていろいろ行くのが大変そうな気もしたので……
あと、感想では書きませんでしたが、冒頭の「お父さん!」は作中に出てくる名言ですので、これから見に行く人はどこのことか探してみてくださいね!
いや、探すまでもないくらいすぐに分かりますが 笑
そういえば、FGOの次の映画の公開日がついに発表されましたね。
終局特異点・冠位時間神殿ソロモンの公開が7月30日に決まりました。
キャメロットも見たことですし、私はしっかり見に行こうと思います。
ジャンヌ・ダルクの活躍にも期待してますしね!
ファンの方は首を長くして待ちましょう。
それでは、今回はこのへんで!
では、また次回(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪
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