「—大好きだよ、文也くん」
どうも、タナシンです(・∀・)ノ
本日ご紹介するのはこちら
弱キャラ友崎くんLv.9
前巻の短編集の発売が昨年2020年4月。
そして、本編である8巻が出たのは、実に2019年10月です。
なんと、一年以上ぶりの本編です!
そんな、焦らしに焦らされた「弱キャラ友崎くん」の最新9巻がでましたので、今回はそのレビューをしていきたいと思います!
ちなみに、前巻の短編集である8.5巻の感想は以下の記事で記載しておりますので、よろしければお読みください。
また、本編としての前巻である8巻の感想は以下で記載しておりますので、よろしければお読みください。
短編集は9巻を読むのに必要?と感じる方もいるかと思います。
正直、本編ではないので物語上読む必要は無いです。
無いですが、登場人物をより深く理解した上で読みたいというかたは、読んだほうが良いと思います。
特に、本作は各キャラクターのバックボーンを知っているのと知らないのとでは、考えや行動への理解が大きく変わりますので!
追記
10巻の感想も書きました。
よろしければお読みくださいm(_ _)m
店舗特典
早速レビューをしていきます。
本編に入る前に、まずは例のごとく店舗特典についてお伝えしようと思います。
今回も例のごとく、いくつかの店舗では特典が付きました。
私はその中でも、いつもどおりメロンブックスで購入しました。
メロンブックスでは、ブックカバーが付いてきました。
いつもどおりの特典ですね。
友崎文也の部屋で過ごす初々しいカップルの姿です。
必至な顔の菊池風香が可愛いです。
余裕そうな顔をしている文也に、逆に違和感を覚えます 笑
また、今回メロンブックスには有償特典のタペストリーもあります。
それがこちら
七海みなみです。
尊いキャラです 笑
個人的には、はじめこの特典を見たとき、「なんでみみみ?」と思いました。
前巻の引きを考えると、本巻のメインは間違いなく文也と風香であり、みみみの活躍は薄そうと思ったからです。
ですが、その謎は本編を読んで解決しました。
それは後ほどのお楽しみ 笑
また、店舗特典はゲーマーズやアニメイトでも付いて来るようです。
まだゲットしていない人は、検討してみてくださいね!
前巻までのあらすじ
詳細はぜひ8巻レビュー時の記事をお読みいただきたいのですが、だいぶ前ということもあり、ざっくり振り返りをしていきたいと思います。
風香と恋人になって、中くらいの目標の1つを達成した文也は、次の課題として、自分を中心とした4人以上のグループを作るという課題に取り組みます。
その課題はつつがなく進み、無事達成します。
それと並行して、アタファミのオフ会に参加することにします。
そして、そこで出会ったプロゲーマーである足軽から刺激を受け、文也は本格的にプロゲーマーになることを将来の目標として設定します。
そんな、何もかもが上手く進んでいるかに見えた文也でしたが、付き合い始めた風香との間に亀裂が生まれます。
それは、オフ会で知り合った女性・レナからのメッセージを見られてしまったことが原因でした。
以上が、ざっくり8巻の内容でした。
9巻の内容と感想
公式あらすじ
公式のあらすじはネタバレではないと思いますので、そのまま載せますね。
付き合って初めて、わかること。
冬。彼女である菊池さんとすれ違ってしまった俺は、言葉を重ねてもう一度心の距離を近づけようとする。
そのなかで、俺は自分の業とも呼ぶべきものに向き合うことになる。
それは、今まで気付かなかった菊池さんの一面をも明らかにして――。
弱キャラのままでは絶対に気付かなかったこと。気付けなかったこと。
そして、俺にとっても菊池さんにとっても特別な、日南葵という存在。
俺は初めての彼女と、この難問をクリアすることができるのだろうか。
人生のバイブル的青春小説、待望の第9巻!
引用:https://www.shogakukan.co.jp/books/09451878
詳細内容
ここからは内容の詳細を語ります。ネタバレですので、それでも良い方のみ、以下をクリックして展開して呼んでくださいm(_ _)m
文也に届いたレナからのメッセージを見てしまった風香は、文也の前から逃げ出しまします。
それに呆然とする文也。
思考がまとまらない文也でしたが、なんとか行動を開始し、学校の校門で風香が出てくるのを待ち伏せします。
しかしその時、急に携帯が鳴ります。
相手は、クラスメイトの泉優鈴でした。
優鈴は風香から連絡をもらい、文也を問い詰めるために連絡をしてきたのでした。
そうしてファミレスに呼び出された文也は、その場に集った優鈴と中村修二からダメ出しを喰らいます。
そしてこのとき初めて、文也は自分が風香をほっぽりだして他の人と遊びすぎていたことを自覚します。
その話に一区切り付いたところ、風香がやってきます。
優鈴の図らいで、風香を呼び出していたようでした。
こうして、期せずして二人きりになった文也と風香。
二人は一度互いに謝り合い、話し合い、そして、文也のこの言葉で仲直りします。
俺が好きなのは、菊池さんだけだから
この翌日から、文也と風香は一緒に登下校することを決めました。
翌日、文也と風香が一緒に登校していると、優鈴に話しかけられます。
優鈴は、学校に代々伝わる「運命の旧校章」を、文也と風香に受け取ってほしいという依頼をしてきました。
「運命の旧校章」は、3年生が卒業する際に、2年生の男女に引き継がれる校章のことでした。
それを受け取った男女は、卒業以降も特別な関係になれると言われているものでした。
文也は少し躊躇したものの、風香が受け取りたそうな顔をしたこともあり、この依頼を受けます。
しかしその後、水沢孝弘に「受けて大丈夫だったのか?」と問われます。
なぜなら孝弘は、文也と風香が擦れて違った事実を察していたからでした。
孝弘が察したのには理由があります。
それは、二人が一緒に登校していたことでした。
付き合っているやつ同士がいきなりそういう”形式”にこだわりはじめたら、なんかうまくいってないのを埋めようとしている証拠なんだよ
ということでした。
そして、「形式に拘るのは正しいけど、文也っぽくない」とも言います。
なぜなら
形式ってのはあくまで表面を取り繕うためのもので、本質ではないだろ
文也はその言を理解しつつも「恋愛は恋愛として向き合っていくことにした」と自分に言い聞かせるように言います。
しかし孝弘は更に追い打ちをかけます。
孝弘曰く、「文也は将来・友達・恋愛を同じ重さで考えている。しかし、時間は限られているから、全部を選ぶわけにはいかない。選びすぎて自然と溢れていくのは、選ぶときは自分で選んだくせに、捨てるものは成り行きに任せてるってことになる」とのことでした。
文也はその言葉を噛み締めました。
その後、文也は七海みなみ(みみみ)と夏林花火(たま)にも相談をします。
すると二人は文也と風香の状況を的確に表現します。
人と人って、寄りかかる人と自分で立っている人がいて……自分で立っている人がいろんなところに行っちゃうと、もう一人は嫉妬しちゃうのかなって
つまり、自分で立っている側の人間である文也がいろいろなところに行ってしまうから、寄りかかる側の風香が不安になってしまっているということでした。
—ブレーンは自分で立ってる上に、自分で世界を広げていっちゃうわけです
そう寂しそうに言うみみみの言葉は、文也の耳に残りました。
翌日。
文也は風香と話をしていました。
前日のみみみとたまの話が気がかりにもなりつつも、文也は次の土曜日にアタファミのオフ会に行くことを風香に告げます。
そこで風香は、そのオフ会に葵がいるかを尋ねてきます。
文也は戸惑いながらも肯定します。
すると
友崎くんのなかで、日南さんは特別な人なんですか……?
嫉妬の混ざった表情と声でいう風香に、文也は「ちゃんと説明するから数日待ってほしい」と伝えます。
風香は納得なしなかったものの、理解を示し、文也がオフ会に行くことを了承します。
しかしこのとき文也は、「もし風香に行くなと言われたら、それを受け入れることができない」と感じていました。
土曜日。
文也は葵とオフ会へ参加します。
ひとしきり遊んだあと、文也・葵・レナ・足軽で文也の恋愛話を肴に飲み会が始まります。
そこで足軽は文也に言います。
「nanashiくんはそもそも—恋愛に向いてないのかもしれないね」
恋愛はアタファミでいうチーム戦。
そう例えた足軽曰く、「付き合ってもチーム戦をする気がないなら、恋人である意味がない」ということでした。
そしてそれは、『行くなと言われたら受けれることができない』と感じていた自らの考え方に、納得できる理由になっていました。
足軽は重ねて、そんな文也の考えは、少数派であるもののおかしいことではないと言います。
その理由は、それが『本当に自分だけを信じて努力を続けてきたゲーマーの業』だからとのことでした。
その日の夜、文也は風香がネットに上げた小説を読み、風香と電話をしました。
そこで、小説の主人公がとても葵の内面を表現できていることについて触れます。
風香曰く、葵のことを更に知れば、そこに自分の書きたいものがあるとのことでした。
その翌日、文也と風香は二人で会っていました。
昨夜の電話で会いたくなったという風香のワガママから始まったデートでした。
はじめは駅前で過ごしていた二人でしたが、風香の提案で文也の部屋に行きます。
文也の好きなものを知りたいというきっかけで、二人はアタファミをはじめます。
そのプレイ中、文也は昨日足軽に言われた「恋愛に向いていない」という話を風香にします。
風香はその事実に一抹の寂しさを覚えながら、しかしその事実よりも『同じことが葵にも言える』ということを気にしていました。
その日の夜。
風香は小説の第2話をネットにアップします。
それを読んだ文也は寒気を覚えます。
小説の内容は、文也が葵と歩んできた道のりに瓜二つだったからです。
それは、風香が聞いてきた話が、物語のための取材だったことを意味していました。
それを理解したとき、文也は気づきます。
風香も、自分と同様、『小説家としての業』をもっているということを。
翌朝。
文也は風香と旧校舎にいました。
いつもなら葵と会議をしている場所に、二人で立っていました。
この日文也は葵との関係を風香に話すことにしていました。
文也は、『葵が自分を変えてくれたこと』、そして今度は逆に『自分が葵を変えてやろうとしていること』を風香に伝えます。
それを聞いた風香は涙します。
私の入る余地なんて、少しもない……っ!
文也と葵の関係を素敵だと認め、だからこそ葵に勝てないと思った風香の、心からの言葉でした。
そして風香は強がるように言います。
手放すものに、私のことを選んでくれても、いいですからね
その日の放課後。
文也は足軽とレナに声を掛け、現状について相談します。
それに対して、足軽が意外なことを言います。
それは
文也が誰よりも強キャラ
ということでした。
ランキング1位にも関わらず、より強くなるためにキャラ変したり、自分の人生を変えるために行動したりという、変化を恐れない文也は強キャラであり、弱者の気持ちがわからない人間とのことでした。
その言葉に、文也の仮面が壊されました。
『強キャラだ』と言われた文也は考えました。
自分が寄りかかられる側の人間であるならば、支えるものを選ばなければならない。
そう結論づけて、今抱えてるものを一つ一つ整理し始めます。
中くらいの目標と決めていた、自分を中心としたグループのメッセージグループからも抜け、それに付随するものも一つ一つ剥がしていきます。
そうやって、本当に大切なものだけを取捨選択していきます。
しかし、ある日の放課後。
帰り道でみみみに引き止められます。
私たちのこと、嫌いになったの?
いまだ文也のことが好きなみみみは、文也がさり気なく実行していたいくつものフェードアウトの行動を認識していました。
だからこそ聞かずにはいられませんでした。
それに対して文也は、風香のために自分の抱えているものを減らしていることを伝えます。
それを聞いたみみみは、悲しみを押し殺すようにして文也に伝えます。
それって—私と菊池さんが好きな友崎の好きなところを、変えちゃおうとしてるってことなんだよ?
みみみと風香が好きになった文也の良いところ。
それは、『ちゃんと頑張って、自分を変えて、自分の世界を広げようとするところ』でした。
そしていま、文也は、二人が好きになった自分の長所を、自らの手で捨てようとしていたのでした。
みみみの言葉で自分の行動が間違っていることに気がついた文也は、だからこそ決断をしなければならないことを自覚します。
それは、
大切なもののなかの一つを、自分の手のひらの外へ、置いていく
ことでした。
そう決めた文也は、風香の家の最寄り駅に向かいます。
そして、風香と面と向かって話をはじめます。
しかし、決定的な一言を躊躇していた文也の前に、風香が動きます。
私に選ばせてください。
私は、友崎くんがいいです
それは、風香からの告白でした。
今のままの文也で良いという、風香からの宣言でした。
風香は、事前にみみみと話をしていました。
文也が自分の世界を狭めようとしていること、そしてそれは、風香のためであること。
しかし風香にとっては、『自分のために大切な自分を変えようとしてくれた』という、その事実だけで十分でした。
それだけで文也を選ぶ理由になりました。
こうして、文也と風香は危機を脱し、無事二人で旧校章を受け取りました。
以上が、9巻の内容です。
感想
ウワァァ—–。゚(゚´Д`゚)゚。—–ン!!!!
先にいいます。
今回はマジで泣きましたッ
人も死なないどころか、悲しいお話でもないのに、あまりの尊さに本当に自然と涙が流れました。
それと、先に声を大にして言いたい。
みみみ健気すぎだろ!
とまぁ、感情が先走りましたが、一旦それは脇において一つずつ感想をお伝えしていきます。
まず、本巻は分厚いです。400ページ以上あります。
だから概要が長くなってしまったわけなのですが……
更に、内容の多くがキャラクターの心情にフォーカスした内容ですので、実は物語としてそんなに大きな動きはありません。
学校行って、オフ会行って、学校行って、デートして、学校行ってみたいな。
しかも、行く先々で問題が起きるのかといったら、実は起きていません。
起きているのはキャラクターの心情の変化です。
だが、それが良い!( ・ิω・ิ)
前回、劇的な別れが演出された文也と風香でしたが、優鈴という伏兵により結構問題なく落ち着きました。
落ち着いたと思わされました。
しかし、これは序章に過ぎなかったというのが、本巻の面白いところです。
『文也と風香の間に発生した不和の根本は、実は文也の本質によるところだった』という点、そして『最終的にはそここそが文也の最大のウリだった』という点は、近いようで実はおぞましいほどの距離があるにも関わらず、物語を通して一つに繋がります。
この『つながるまでに繰り広げられた人の心に対する議論』が、個人的には非常に好きです。
いろんなキャラクターとのやり取りを通して、一つ一つ自分のことを明らかにしていく文也。
そしてやっと自身の本質に気がついて、自ら辛い選択をして進もうとした矢先、最愛の人から手を差し伸べられる。
この物語の流れがとても綺麗です。
そして何より、今回は各キャラクターがそれぞれの役割をきっちりダブりなくこなしているところに無駄の無さを感じました。
チャラい孝弘とレナが恋愛の常識を教え、たまとみみみが人の関係の本質を示し、足軽が文也の本質を導き出す。
各々が無駄なく役割を果たし、文也を導いている感じがします。
特に、一番はじめに文也らしさを指摘した孝弘と、文也の根幹を示したみみみの役割は大きかったと思います。
物語上は、文也の本質を導いた足軽が目立ちますけどね。
足軽は文也という人間の本質を掘り出そうとしたというより、大人としてロジカルに文也を分析していたアドバイザーだと思います。
アドバイスをする人というてんでは孝弘やみみみと同じように見えますが、足軽は文也に対する思い入れというか熱量が特別あるわけではないという点が違うところでしょう。
だからこそ、第三者的な視点として、有益な情報を与えられる立ち位置になっています。
良い位置のキャラですよね!
ですが、今回誰が一番活躍したかと問われたら、私はみみみと言いたい!
出番としてはぶっちゃけ少なかったと思います。
足軽の方が多かったでしょう。
発言回数が多かったわけでもありません。
ですが、
ラストシーンのみみみは反則や!
『文也の本当の良いところ・人から好かれるところはここなんだよ!だって、私達が好きなんだもん』と、恥ずかしげもなくどころか、ここまで必死に訴えてくれる人、きっと同性にもいないと思います。
いや、異性だからこそ言えるセリフですね。
というか、異性であり、かつ本気で相手のことを好きだからこそ、ここまで心に刺さる言葉が言えるのでしょう。
この健気さ。
誰か!この子を幸せにしてあげて!
と、このみみみのシーンもとても良かったのですが、私が泣いたのはその後のシーン、文也と風香が二人で話すところです。
私はこのシーンの「私に選ばせてください」のところから涙が止まりませんでした。
このシーン、無理に変わろうとする文也を思いとどまらせて、そのままの文也を好きでいさせてほしいと告白するシーンです。
ここの話だけ切り取っても良いシーンであることは間違いないのですが、私が感動したのはこのシーンにデジャブを覚えたからです。
お忘れの方もいるかもしれませんが、そもそもなぜ文也が風香を選んだのか。
それは風香が、変わる前・変わる途中のころから文也のことを意識してくれていた女の子だったからです。
そうつまり、風香という女の子は、誰よりも早く文也の本質的な良いところを理解し、好感をもってくれていた女子です。
変わったあとの文也だけでなく、その前から持っている文也の良さをしっかりと認識してくれていた女の子なのです。
その子が改めて、『文也の本質が好きなんです』と言ってくれたわけです。
文也が好きになった風香の良さが、しっかりと息づいていることを示しているシーンなんです。
それが理解できたとき、私はめっちゃ泣きました。
もちろん、『無理して変わらなくてもそのままのアナタが好きです』と言ってくれるほど健気な風香のキャラクターにも感動はしましたが、このシーンは本作の今までを踏まえれば踏まえるほど、心震わせられる場面でした。
まぁ、もしそこまで作者が考えてなかった、感動を返せ!って言いたくなりますけどね 笑
時間かけて書いたんだから、これくらいのことは考えていてほしい。
と、全体的に個人的にはかなり好きな話なのですが、本巻は心の機微を扱う物語なので、合わない人には合わないと思われる部分もあるかもしれないですね。
そこは賛否が分かれそうな気がします。
というか、本巻を読んでいて気がついたことがあります。
文也の本質的な部分と私の考え方はかなり近い
です。
あ、いや、ちょっと違うかもしれません。
本質が近いというより、『考え方に非常に共感できる』が正しいかもしれないです。
私は文也ほど変化を恐れないタイプではないですが、人生を振り返ってみると結構何度も大きな変化を起こしています。
もともとそうだったわけではないですが、なぜかそうなりました。
文也と違うのは、特別誰かに手を差し伸べられたわけではないというところかもしれません。
……あれ?そうなると葵の方が近いのかな? 笑
なんにしても、将来とか恋愛とかいろいろが並列になっているというのは共感できました。
下手したら、恋愛の方が優先度低いくらいかもしれないですし……
自分定めた目標のためなら、他のものの優先度を調整したり、自分を変化させたりすることをいとわないという点は、結構共感度高めでした。
そういう、自分の考えに近い考えが出てくるのが、私が本作を好きな理由だと思います。
と言うか、作者はこれを一人で考えて書いているのでしょうか?
だとしたら、考え方の多様さが半端じゃないと思います。
こんだけいろいろな視点のキャラの意見を書けるって、どうやっているんでしょうか?
私、気になります!
というわけで、以上が感想です!長くなりました。
次巻は、葵の化けの皮が剥がれていきそうな雰囲気があるので、俄然楽しみです!
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回も楽しみました。
通販の関係で手元に届くのが遅くなったので、とても焦れったかったですが 笑
自分のことを振り返るきっかけにもなる作品ですので、ぜひ自分の人生を振り返りたいと思っている方にも読んでいただきたいです。
ラノベではありますが、ただ物語やキャラクターを楽しむだけ意外の発見があります。絶対。
それだけでも読む価値がある作品です。
そして、本作は1月からアニメが開始されましたね。
こちらも非常に見どころがあるので、是非チェックしてみてください!
アニメ情報は以下の記事でも触れているので、よろしければお読みください。
アニメが始まったおかげで、茅野愛衣さんの風香ボイスが聞けるようになりましたね!
そのせいか、今回9巻を読んでいて、風香の声は全部茅野さんで再生されました 笑
そして、だからこそ、本巻の内容を是非茅野さんボイスで聞きたい!
最後の告白のシーンとか、絶対最高です!
アニメが原作9巻の内容まで続くように、本ブログでも応援していきます!
頑張れ、弱キャラ友崎くん!
そういえば、本作はコミカライズの方で外伝が出ているのはご存知でしょうか?
個人的には『七海みなみは輝きたい』はおすすめです!
みみみが葵に劣等感を覚えた理由や、勝ちたいと思うに至るまでの経緯が理解できるようになりそうな作品です。
ぜひ読んでみてくださいね!
それでは、今回はこのへんで!
では、また次回(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪
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