「そこであたしは、—『おさかの』という概念を提唱します!」
どうも、タナシンです(・∀・)ノ
今回ご紹介するのはこちら!
幼なじみが絶対に負けないラブコメ 第4巻
前巻では、レーベルが異なる作品のヒロイン・澤村スペンサー英梨々に推薦されたことで話題を生んだ本作ですが、今回はその英梨々の中の人である大西沙織さんに推薦されるというサプライズを冒した本作。
きっと担当者は大西さんの大ファンなんでしょう 笑
いや、冗談ですよ?大西さんが推薦するのにはもちろん理由があります。
それは
桃坂真理愛のCVに大西沙織さんが抜擢された
からです。
これについては後で少し触れますね。
ちなみに、英梨々が推薦している本作3巻の感想は以下の記事で紹介しておりますので、興味のある方はぜひお読みください。
追記
5巻の感想も書きました。
よろしければお読みください。
店舗特典
本巻ももちろん店舗特典があります。
特典情報は下記の公式HPを御覧ください。
私はメロンブックスで購入しましたので、SS付きブックカバーを確保しました。
ヒロインズの水着が眩しいですね!
だからメロンブックスで買ったのですが 笑
また、専門店限定セットというものも出ておりまして、有償特典でB2布ポスターをゲットできます。
私は今回購入してみました。
こちらもヒロインズが良い感じですね。
ロリっぽいのに、真理愛はスタイル良いですね……
店舗特典は通販でも付いてくるみたいです。
ゲーマーズとかはまだ残っていそうです。
アニメイトもまだ通販からでも特典が付きそうですね。
【小説】幼なじみが絶対に負けないラブコメ(4)皆さんもお好みの特典がもらえるお店でぜひ買って読んでみてくださいね!
おすすめの作品ですよ!
前巻までのあらすじ
では、毎度のごとく、前巻までの内容をざっと記載します。
詳細は過去記事見てください!
群青同盟のPVを撮影するため沖縄へ3日間の合宿へ向かった末晴たち。
ダンスを得意としていない白草が健気に努力する姿を目の当たりにし、末晴は改めて白草へ抱いていた恋心を思い出します。
末晴が自分の思いを自覚した矢先、厳しい練習で体力を消耗し、倒れそうになった白草を末晴が庇います。
幸い、白草に怪我はなかったものの、代わりに末晴が右手を骨折するという怪我を負います。
末晴の怪我に責任を感じた白草は、末晴の怪我が治るまで住み込みで世話をさせてほしいと申し出ます。
白草の祖父の了承もあり、白草は当面の間、末晴宅に居候することになりました。
第4巻感想
ここからはガッツリネタバレしますので、ネタバレが嫌な方はブラウザバック推奨です。
気をつけてください!
感想だけ興味がある方は、以下から感想に跳んで下さい。
第4巻あらすじ
第4巻公式あらすじ
白草が末晴の家に居候!? 風雲急を告げるヒロインレース第4弾!
骨折した俺のために、白草が泊まり込みでお世話にやってくる……! 初恋の美少女と家で一晩中二人っきりとか、何も起こらないわけがない! 動かない右腕の代わりにご飯をアーンとか、ふ、風呂もあるよな。あとは寝る時に……みたいな妄想を繰り広げていたが――。黒羽や真理愛が白草の独走を許すはずもなく、3人日替わりで俺を看病することに。あれ、もしかしてこっちのほうが美味しい状況なのでは……?
ところが、可知家の白草大好きメイド、紫苑がお目付け役で常駐することになり、3人の同棲バトルは一筋縄ではいかず!? ヒロインレースも大波乱の第4巻!
引用:https://dengekibunko.jp/product/osamake/322002000168.html
というわけで、新キャラクターであるメイドの紫苑を加えて、末晴宅でラブコメするお話です。
定番のお家イベントですね!
第4巻のあらすじ詳細
沖縄から戻った末晴は病院で怪我の治療をし、家に戻ります。
その隣には、末晴の世話をすると豪語した白草と、白草の専属メイド・大良儀紫苑(おおらぎしおん)でした。
紫苑は末晴たちと同い年かつ同級生であるものの、すでに両親をなくし、可知家に引き取られ、その恩を返すために白草のメイドをしています。
というのは建前で、実際は白草のことが大好きなJKメイドです。
そんな白草に対して過保護な紫苑と、白草が末晴家に滞在することを面白く思わない黒羽と真理愛(+志田家姉妹)がごちゃまぜになって末晴家に集います。
各々が各々の主張を言い、収集がつかなくなってしまったものの、一旦は建前のある白草が末晴の面倒を見ることになります。
後々の話ですが、結局末晴の面倒は白草、黒羽、真理愛が日替わりで担当することになります。
しかし、二人きりにすると何が起こるかわからないため、紫苑だけは常に末晴宅に居座ることになりました。
閑話休題
そんないざこざがあった翌日。
真理愛が末晴たちの学校に転校してきた初日。
群青同盟のリーダーである哲彦から招集がかかります。
その招集理由は
テレビ局から依頼がきた
というものでした。
どうやら、元子役の末晴が引退してから、動画サイト「We Tube」で復活するまでの話をドキュメンタリーで撮りたいということのようでした。
この話は学校側の受けも良く、受けるメリットは大きいものの、哲彦も末晴のことを思い、末晴がやりたくないと言えばやらないと決めていました。
とは言いつつも、哲彦の考えとしては、下手に週刊誌などに有る事無い事書かれるよりも、自分たちが関わったドキュメンタリーを流してもらうほうが良いだろうと考えていました。
それもあり、哲彦はあるカウンター企画を考えます。
それが
群青同盟の企画として『末晴の過去』をドキュメンタリーとして作る
というものでした。
そして、それをテレビで流してもらうという考えです。
しかしこれではテレビ局側が納得するクオリティになる保証がなくなってしまいます。
そこで哲彦は腹案を考えます。
それは
末晴の代表作「チャイルド・キング」の真エンディングを、今の末晴で作り直す
というものでした。
「チャイルド・キング」は末晴が子役時代の代表作です。
この作品は、当時11歳だった末晴が主人公を演じましたが、物語のラストは時が経ち、17歳となった主人公のシーンで終わります。
もちろん、当時11歳だった末晴がそのシーンを演じることはできなかったため、代わりの俳優が演じました。
しかし、現在は時が経ち、末晴がちょうどそのラストシーンの主人公と同じ年齢になりました。
そこで哲彦は、当時人気作だった「チャイルド・キング」のラストシーンを、本物の末晴が演じることで、真のエンディングを作ることを、テレビ局に持ちかけようと考えたのです。
哲彦の案を吟味した末晴は、自身の心の整理のためにも、このドキュメンタリーの話を受けることにしました。
しかし、受けることを決めた矢先に問題が起きます。
それは、週刊誌の見出しでした。
『マルちゃん引退の真実!隠された母の死!こうして大人気子役はテレビから消えた!』
という見出しでした。
皮肉にも、哲彦が懸念していたことが先に現実になってしまいました。
しかし、哲彦の行動も早いです。
早急に白草の祖父と、知り合ったテレビ局の人間に声をかけ、この記事が出回るのを防ぐように動き出します。
同時に、できるだけ早く真実を伝えるために、早急にドキュメンタリーを作ることを末晴たちに指示します。
指示を出された末晴たち(というか白草、黒羽、真理愛の3者)の行動も早いです。
予めドキュメンタリー作成の分担として、末晴が子役として有名になる前を白草、子役時代を真理愛、引退後を黒羽が担当すると決めていたため、その順にドキュメンタリーを撮影していきます。
途中、「チャイルド・キング」の撮影中に事故死した末晴の母の件とも向き合い、末晴は自身の過去を乗り越えます。
そしてドキュメンタリー撮影の終盤。
末晴は黒羽と懐かしの秘密基地に向かいます。
そこで末晴は黒羽から言われます。
「—大好き。恋愛の相手として、あたしはハルが好き」
それは、黒羽からの2度目の告白でした。
白草への恋心を自覚した末晴ですが、一度告白をした相手である黒羽からの告白はとても嬉しいものでした。
その告白を受けたいと思う強い気持ちもありました。
ですが、どうしても『Yes』の返事が出せないまま、幾ばくかの時間が流れます。
そして、満を持して口を開こうとした瞬間でした。
「—はい、タイムオーバー」
それは、黒羽からの宣言でした。
黒羽曰く、「十秒を超えた時点で、ハルの回答は聞かないことに決まっていた」とのこと。
黒羽は、末晴の気持ちが中途半端な状態のまま結論を出してほしくないと思っていたのです。
このとき、末晴は黒羽の告白を断ろうとしていました。
それは、中途半端な気持ちで受けることができないからという消去法でした。
しかし、そんな末晴の考えは黒羽には筒抜けで、だからこそそんな考えで白黒付けられるのは嫌だったのです。
代わりに、黒羽はある提案をします。
それが、
「そこであたしは、—『おさかの』という概念を提唱します!」
というものでした。
『おさかの』とは、「幼なじみのような彼女」あるいは「押さえておきたい彼女」という意味です。
そして『今はまだ付き合えないけど、何かきっかけがあったら付き合おうねって約束している』状態のこととのことです。
これは、「告白の保留」が保留した側に主導権があるのに対し、約束であるため双方に反故にする権利があるという点で、対等な契約でした。
この約束により、黒羽は幼なじみから一歩踏み出し、白草や真理愛より末晴との距離を縮めました。
その後、無事ドキュメンタリーの撮影を終えた末晴たちは、「チャイルド・キング」のラストシーンも完成させました。
その間、哲彦の根回しにより週刊誌の情報は殆ど世間を騒がせることなく、群青同盟の完全勝利が決まりました。
4巻感想
今回は黒羽のターンです!
前巻で白草に遅れを取った黒羽ですが、今回は最後の最後にとんでもない爆弾を投げ入れてきました。
すごいですよね、『おさかの』
こんな都合の良い存在を認めて良いのでしょうか?
うらやまけしからん存在です!
こんなこと言ってもらえる人生を送りたかったです 笑
そして、今回すごいのが、黒羽がこの作戦を他の二人に悟られずにやりきったところです。
策士過ぎます。
とは言いつつも、ドキュメンタリーの撮影は、各ヒロインと末晴が二人きりで行ったため、各々少しずつ進展しています。
つまり、みんながみんな少しずつ勝ちを拾った状態です。
その中でも最も大きく勝ったのが黒羽というヒロインなわけです。
私はこの『おさかの』の概念が出てきたときに素直に脱帽しました。
私は本作の1巻の感想で「この作品はタイトル詐欺だ」と書きました。
その理由は、全員が幼なじみなので、誰が勝っても幼なじみが勝ちますし、逆に誰が勝っても幼なじみが負けるからです。
そういった意味で、『幼なじみが絶対に負けない』という部分が嘘だと思ったわけです。
ですが、この『おさかの』の概念が他のヒロインに適用されてしまったら、ハーレムエンドが可能になります。
そうなったら、確かに『全幼なじみが負けない』ラブコメになるわけです。
恐ろしいですよね。
私はこの作者のことを舐めていたのかもしれません。
まさかこんなとんでも設定でタイトルの矛盾を正そうとしてくるとは思いませんでした。
この作者のすごいところについて、本巻でもう一つ気づいたことがあります。
物語の引き出しが広いという点です。
作中作で「チャイルド・キング」というのが出てきます。
この作品、作中でちょっと描写があるのですが、それだけを見ても結構面白そうに感じます。
おさまけ本編と全く違ったジャンルの話の設定ですが、それを面白そうに描画できるこの作者は、引き出しが多いのでは?と思いました。
ですが、どうやらこの作者にとって、4巻というのは最長記録らしいです。
遅咲きだったのでしょうか?
あるいは本作だけの一発屋か…… 笑
ちょっとこれは意外だなぁという感じでした。
また、本巻の最後は、また一波乱と言いますか、ドタバタラブコメが始まりそうな足音が聞こえてきました。
引き続き、続刊が気になりますね!
まとめ
いかがだったでしょうか?
各ヒロインが万遍なく活躍し、でもその中でも黒羽が大きく前進した巻でした。
まだまだヒロインレースがどうなるかわかりませんね!
また、冒頭で少し触れましたが、今回文庫の帯でCVに大西沙織さんの起用が決まったことをお伝えしたかと思います。
本作はすでに白草と黒羽のCVに佐倉綾音さんと水瀬いのりさんを起用していることは有名で、PVも公開されていました。
そして今回、大西さん演じる真理愛も加わったPV第2弾も公開されました!
それがこちら
皆さんは真理愛(CV大西沙織)についてどう感じましたか?
個人的には結構意外でした。
こういったロリの可愛い系のキャラは大西さんでは珍しいと思いました。
どちらかというと、佐倉さんや水瀬さんの方が演じることが多そうです。
実際、大西さんも自身のキャラクターに合っていないと感じているようです。
水瀬さんのラジオ「MELODY FLAG」の第193旗で水瀬さんが言っていたのですが、水瀬さんは大西さんから相談をもらったそうです。
その時、大西さんは
「絶対にこの役は私じゃない!」
と言っていたようで、メッチャ自信がなかったようです。
詳細はメロフラを聞いてみてください!
大西さんは自信がなかったようですが、個人的には意外と大西さんの声は悪くないなと思いました。
いや、こう言うと上から目線っぽくなっちゃうのでちょっとアレなのですが 笑
というか、佐倉さん、大西さん、水瀬さんという仲の良い3人が揃っているところをみると、何か大きな力が働いているような気がしてきますね 笑
そのうち、佐倉さんと仲の良い村川梨衣さんや、「佐倉としたい大西」の姉妹番組「ひだかくま」の日高里菜さんと加隈亜衣さんも参加してくるんじゃなかろうかと思う勢いです。
志田家の姉妹役が残っていますし、紫苑役もありますしね。
深読みしすぎでしょうか? 笑
それでは、今回はこのへんで!
では、また次回(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪
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