映画「天気の子」感想 新海誠の天気へのこだわりが見える傑作!

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2分が美味いんだよ、知らないの?

どうも、タナシンです(・∀・)ノ

本日ご紹介するのはこちら

天気の子

です!

正直、何番煎じだよってくらい今更な気がしますが、ちょっと仕事が忙しく、見に行くまでに2週間かかってしまった……

ですが、この作品は何があっても紹介しようと思っていたので、記事にします!

「天気の子」とは

「天気の子」はアニメーション映画監督「新海誠」氏の長編映画最新作です。
「天気の子」の話をする前に、少し「新海誠」氏についてお話したいと思います。

新海誠とは

新海誠氏は2016年に公開された映画「君の名は。」で一躍有名になったアニメーション映画監督です。

新海氏が広く知れ渡ったのは「君の名は。」のからですが、実はアニメーション映画界では割と知られている人物でした。
「君の名は。」以降、至るところで過去作品が放映されていますので、見たことがある方もいるかも知れません。
「秒速5センチメートル」や「言の葉の庭」はその中でも特に有名な作品です。
ちなみに、私は「言の葉の庭」が大好きです。

新海氏の作品には大きく2つの特徴があります。
(これは私が思う2つです)

まずは映像美です。
新海氏の作品はその映像美が非常に評価されています。
新海氏が描く風景は、雨の一粒一粒も含めて非常に細かく描かられています。
その絵の精緻さはもちろんのこと、それをアニメーションとして綺麗に描ききっているのが新海氏の特徴です。

新海氏の映像美は映画にとどまりません。
新海氏はテレビCMもいくつか手掛けています。
その一つにZ会のCM「クロスロード」というものがあります。
このCMも、もはやCMの域を超えた素晴らしい映像です。

クロスロード

正直、この映像には心打たれました。
テレビCMにここまで感動したのは初めてでした。
ちなみに、このテレビCMに出てくる女の子の声優は我らが「佐倉綾音」さんです!

また、「言の葉の庭」ではヒロインの声優に「花澤香菜」さんを起用しています。
どのように選んでいるかはわかりませんが、声優さんのチョイスは良いと思います!

もう一つの新海氏の特徴は音楽と映像の親和性の高さです。
映像が素晴らしいのはもちろんのこと、新海氏は映像に合わせる音楽にも非常にこだわっています。

該当シーンに対して、適切なタイミング、最適な音楽を合わせ込むことで、映像だけでは表現できない感動を演出します。
目だけでなく、音を通して耳でも感動を味あわせてきます
その感動の物量は、なかなか他では味わえないです。

作品概要

「天気の子」は新海氏の長編映画です。
「君の名は。」から3年。満を持して監督が世に放った新作です。

公式HPでは以下のようにストーリーの説明がされています。

「あの光の中に、行ってみたかった」
高1の夏。離島から家出し、東京にやってきた帆高。
しかし生活はすぐに困窮し、孤独な日々の果てにようやく見つけた仕事は、
怪しげなオカルト雑誌のライター業だった。
彼のこれからを示唆するかのように、連日降り続ける雨。
そんな中、雑踏ひしめく都会の片隅で、帆高は一人の少女に出会う。
ある事情を抱え、弟とふたりで明るくたくましく暮らすその少女・陽菜。
彼女には、不思議な能力があった。

「天気の子」公式HP

また、作品紹介では「運命に翻弄される少年と少女が自らの生き方を『選択』するストーリー」と書かれています。
この「選択」という言葉が意味するものが何なのか。それは映画を見れがわかります!

「天気の子」感想

あらすじ

ここからは映画のネタバレになりますので、まだ見ていない人は注意してください!

舞台は異常気象により雨が降り続く東京。

主人公は田舎から家出をしてきた高校1年生の「森嶋帆高」
帆高は単身東京へ渡ります。
家出をしてきたため、少ないお金をやりくりし、バイトを探す日々に明け暮れます。
ですが、生活資金が底をつき、いよいよファストフードで耐えしのぐ日々を送っていました。

そんなある日、空腹にあえぐ保高にハンバーガーを差し入れてくれたバイト少女がいました。
それがヒロインの「天野陽菜」です。

帆高と陽菜はそれ以降特に接点があるわけではありませんでした。
帆高の方はいよいよ生活に困窮し、東京に向かう船で出会った男「加賀圭介」を尋ねることにしました。
加賀は小さな編集プロダクションを営むライターで、帆高は加賀のもとで住み込みで働くことになりました。
加賀の姪である「夏美」を交えた生活は、家出をしてきた帆高にとって充実したものでした。

そんなある日、帆高は歌舞伎町で陽菜を見かけます。
陽菜はスーツの男に連れられて風俗店に連れられていくところでした。
帆高は思わず陽菜を連れ出して逃げ出します。
それをきっかけに帆高と陽菜の交流が始まります。

帆高は陽菜と接するうちに、陽菜に特殊な能力があることを知ります。
それは、「願うことで雨を止ませ、晴れにすることができる」という「100%の晴れ女」でした。

加賀のもとでオカルト記事の編集を手伝っていた帆高は、陽菜のこの能力に着目します。
生活費に困っていた陽菜のために、「晴れ女お届サービス」を開始します。
どうしても晴れにしたいと困っている方の依頼を受け、その地域に晴れをもたらすサービスです。

このサービスは思いの外上手くいき、ビジネスとして順調に進んでいきます。
ですが、ある花火大会で陽菜が晴れをもたらしたところ、それがテレビに中継されてしまい、依頼が殺到してしまいます。
これ以上話題になることは困るため、帆高はサービスの休止を決めます。

時期を同じくして、いろいろな事情が重なり、帆高達は警察に追われることになります。
そして、それとともに東京の天気が異常気象に見舞われます。
夏だというのに雪が降るほどの気温低下や、洪水のような大雨に見舞われます。

この異常気象を止めるには天気を操れるほど空とつながっている陽菜が犠牲になる必要がありました。

そして、警察からの逃亡劇の途中、陽菜はまるで蒸発する水滴のごとく、帆高の前から消えてしまいます
そして、それを堺に東京の天気が元に戻りました

帆高は、陽菜の消失によって天気が元に戻ったことを悟りました。
そして、それと同時に、陽菜を取り戻そうとしたら、また天気に異常をきたすことを理解しました。

それでも帆高は陽菜を取り戻すことを決意しました。

そして帆高は警察の目をすり抜け、空と繋がれる廃屋の鳥居を目指します。
そこで帆高は陽菜を取り戻します。
同時に、世界の気象が異常になることを「選択」しました。

感想

1回しか見ていない記憶でのあらすじですが、おおよそ内容は盛り込んでいると思います。

改めて内容を振り返ると、この作品が「選択」の物語であることは明らかです。

あらすじからもわかると思いますが、「天気の子」は作品としては、いわゆる「セカイ系」に分類される作品だと思います。

「主人公の選択が世界の将来を決めてしまう」という意味でのセカイ系です。
ライトノベルなどではセカイ系は昔から一定層の支持を得るジャンルとして確立されています。
ライトノベルでは「イリヤの空、UFOの夏」などが有名ですが、実は新海氏の初期作品「ほしのこえ」も分類されます。

私個人としてはセカイ系の作品がとても好きなので、このジャンルは嬉しいものでした。

新海氏の描く素晴らしい映像に加え、セカイ系というジャンル、まさに私にとっては嬉しい以外のナニモノでもありません 笑

ですが、この作品は賛否両論出るだろうなと思います。
なぜなら、主人公の選択で世界が異常になってしまうからです。
多くのセカイ系の作品は、主人公の選択で世界が変わりますが、大抵は世界を救うための選択をすることが多いです。
いや、正確には、世界よりもヒロインを選択しても、結果として世界が救われる場合が多いです。
ですが「天気の子」では、主人公の選択により、明確に世界に異常をきたしています。
結果として救われているのは主人公とヒロインだけです。(ちょっと誇張ですが)

でも、実はこの選択の理由こそが、新海氏の書きたいものだったのだと思います。

作中に印象的なセリフがあります。

「すべてを投げ出してでも会いたいと思える人がいるというのはいいね」

うろ覚えの記憶なので正確にはちょっと違うのですが、警察から逃亡中の帆高を追っていた刑事の言葉です。
そして、後々加賀の意識を変えることにもなった言葉です。

この言葉が私は非常に印象に残りました。
警察に追われることになっても、世界を異常にすることになっても、陽菜に会いたいと思う帆高。
そのあり方はとてもエゴイスティックであるものの、まさに青春まっしぐらな若人っぽいなと思いました。

それと同時に、新海氏からこう言われたように感じます。

「あなたには、全てを投げ出してでも会いたいと思える人がいますか?」

と。

そして、「そう思う人がいるなら、何があってもその人を選ぶことができますか?」とこちらに問うてきているように思えました。

この作品は公式では選択の物語だと言われています。
だから、私が選んだこの言葉が、本当のテーマかどうかはわかりません。
ですが少なくとも、いち視聴者として、私はこのメッセージを受け取りました。
そういった意味でこの作品にはとても考えさせられ、そういった理由で、この作品は名作だと断言できます!

「君の名は。」と比べてどうだったか

実は、レビューを読んでいる人の多くがこれを気にしているのではないかと思っています。
これには賛否両論あると思いますが、私の印象を言わせていただくと、「君の名は。」の方がウケが良いと思います。

理由はいくつかあります。

1つ目はストーリーラインです。
お話としては起伏や没入感という点で「君の名は。」の方が良くできていたと思います。
「天気の子」では主人公の独白のシーンが結構あります。
人の内面を描きたいからこそ、そのような演出にしたのかもしれませんが、その時間はストーリーが進むわけではありません。
その部分で疾走感が薄くなっているような気がします。
独白によって主人公へ感情移入しやすくなる人もいると思いますが、私はそこまでではありませんでした。

2つ目は壮大さです。
「君の名は。」では舞台として大自然の田舎と東京という、距離としても大きく、景色としてもとても壮大でした。
隕石も落ちてきましたし。
「天気の子」でも景色自体は壮大なものが描かれていますが、舞台は新宿と池袋くらいです。
意外と狭いです。
そのため、セカイ系であるにも関わらず、物語がこじんまりまとまってしまっている感じがあります。

3つ目は深堀りです。
「君の名は。」では主人公もヒロインもともに過去も含めて非常に人柄が深堀りされていたと思います。
小説で言うところの「人が書けている」という感じです。
一方「天気の子」では、書かれていないわけではないのですが、あえて踏み込んでいない印象がありました。
もしかしたら、小説版では深堀りされているのかもしれませんが、劇中ではあまりにも描かれていない人物の背景が多かったです。
そのため、各登場人物の言葉や行動の理由が何となくでしか掴めませんでした。
この人はこういう過去があるから、こういう人間なんだという人物への納得感が薄かったように感じます。

あくまで個人的な見解なので、できればご自身の目で確かめていただきたいのですが、私の感想としては「君の名は。」の方が支持されるのではないかと思っています。

いや、「天気の子」も普通に名作ですけどね!

終わりに

いかがだったでしょうか?

なんだかんだで私は楽しめました。
なのでもちろんパンフレットも買いました!

パンフレット

ただ、途中で「恋するフォーチュンクッキー」とか「恋(星野源の)」とかが出てきて、なんか利権関係があるのではないかなぁと思ってしまいまいした。

あと、今までの作品は新海氏のフェチがちょこちょこ見えていたと思うのですが、本作はあまりその色が見えませんでした。
万人受けするように周りが止めてしまったのかなぁとかも思いました。

そういう部分も新海氏の特徴だったと思うので、ちょっとそこは残念でした 笑

そういば、劇場には立て看板があり、どうやらQRコードを読み取ると形態の壁紙がもらえるらしいです。

立て看板

興味のある方はぜひ劇場に足を運んでください!

ちなみに、陽菜は可愛いです。
良いヒロインです。

天野陽菜

あと、テレビCMでも流れている冒頭のセリフのシーンはちゃんとあります 笑

それと、「君の名は。」の主人公とヒロインである瀧くんと三葉もちょろっと出てきます
三葉 の名字 はまだ宮水のままみたいだったので、結婚はしてなさそう。
こちらもぜひ劇場で確かめてみてください!

それでは、今回はこのへんで!
では、また次回(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪

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