【朗読劇】吾輩は猫であるーはじまりの漱石ー 感想 希世乃猫を楽しんできました!

佐倉綾音その他
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「吾輩は、猫である。名前はまだ、ニャい!」

どうも、タナシンです(・∀・)ノ

今回紹介するのはこちら

声のプロフェッショナルが奏でる日本文学
吾輩は猫である ーはじまりの漱石ー

こちら、聞き馴染みのない方も多いかと思いますが、いわゆる朗読劇になります。
今まであまり朗読劇というものを聞きにいったことがない私ですが、今回、こちらを聞きにいってきました!
その理由は

安野希世乃さんが参加されているから

です。
本ブログでも応援している声優・安野希世乃さんが、こちらの作品に出演されると聞き、しっかり見に行ってきました!

「声のプロフェッショナルが奏でる日本文学」とは

本シリーズは「声の優れた俳優によるドラマ・リーディング日本文学名作選」として2016年にスタートしたもののようです。
夏目漱石の原作としては、第1弾の『それから』に始まり、過去に4作ほどやられたようです。
そして、今回は新シリーズのエピソード0とするため、あえて「はじまりの漱石」という副題がつけられたようです。

今回の『吾輩は猫である』は、夏目漱石の作品の中でもかなり有名な作品ですので、タイトルを知らない人はいないと思います。
ですが、案外と中身を知っている人は少ないのではないでしょうか?
『吾輩は猫である』は夏目漱石の処女作で、上中下の3部作です。
ある一家の様子が猫視点で書かれた作品になります。
この作品は有名ではありますが、結構自由な形式の作品ということもあり、朗読劇には不向きだったようです。
それ故今まで取り上げられなかったようですが、今回は漱石とその親友・正岡子規との交流が描かれた『漱石・子規往復書簡集』と、漱石の妻・鏡子の証言をまとめた『漱石の思い出』を元に構成することで、朗読劇に仕立て上げたようです。

そのため、『吾輩は猫である』という作品を知っている人でも新しい発見を得られる朗読劇となっています!

また、この朗読劇は4名のキャストが読み手として物語を紡ぎます。
このキャストは日替わりとなっております。
公演は10/27(火)~11/1(日)までとなっておりますので、まだ鑑賞していない方でも間に合いますよ!
あにてれでライブ配信もされますので、実際に劇場に行けない方はライブ配信で楽しめます!
詳細は公式HPをチェックです。

声のプロフェッショナルが奏でる日本文学「吾輩は猫である-はじまりの漱石-」
原作:夏目漱石 構成・演出:深作健太 2020年10月27日(火)〜2020年11月1日(日) 紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA お知らせ 新型コロナウィルス感染予防対策についてのお願い お客様へのお願い *...

グッズ

内容の感想に行く前に、本公演のグッズを紹介したいと思います。
詳細は公式HPを見ていただきたいのですが、ここでは私が購入したものを紹介してきたいと思います。

パンフレット

まず紹介するのはパンフレットです。

こちらは各キャストのインタビューが載っています。
もちろん、我らが安野さんもしっかり答えてくれていますよ。

安野さんインタビュー記事

至るところで漫画好きを謳う安野さんですが、毎月30~50冊くらい読むみたいですね。
……流石に読み過ぎでは!?Σ(゚∀゚ノ)ノ
私も結構読みますが、さすがにこの冊数には負けます。
というか、毎月漫画にいくらかけているのでしょうか?
一冊600円くらいだとしても、2~3万円くらいかけてそうですね。漫画だけで……

台本

次のグッズは台本です。

実はなにげに今回のグッズで一番楽しみにしていたのがこちらの台本です!
朗読劇や演劇のような作品の台本って見たことなかったので、本物の台本?を手に入れられるというのは非常に嬉しいです!
ちょっとだけ中身をお見せすると以下のようになっています。

配役4つは男1,2と女1,2です。
私が鑑賞した回は安野さんを含め、以下のような配役でした。

配役
  • 男1(夏目金之助、主人、他):関俊彦さん
  • 女1(猫、他):安野希世乃さん
  • 男2(正岡子規、迷亭、他):西山宏太朗さん
  • 女2(奥さん、寒月、他):大坪由佳さん

一人で何役もこなす皆さんは見ものです!
特に、男2と女2は配役が多く、男性が女性役を、女性が男性役を演じる場面もあるので、皆さんの演技力を生で感じることができます!

トートバッグ

お次はトートバッグです。

トートバッグ

こちらは会場に行くまで購入しようかどうか迷っていたのですが、パンフレット・台本・トートバッグ・ボールペンの4点セットが、会場限定セットとしてお買い得になっていたので思わず買ってしまいました。
これがあれば買い物のときも便利ですね!
結構おっきいですし、作りもしっかりしていますし、何よりイラストが可愛いので普段使いしても全然良さそうです。

ボールペン

セットに含まれた最後のグッズがボールペンです。

ボールペン

まぁ、ぶっちゃけ普通のボールペンです。
正直、セットでなかったら特に買う予定はありませんでした。
ただ、こちらのボールペン、見た目の色は5色展開ですが、インクは黒のみです。
また、セットだったからかわかりませんが、色はランダムと言われました。
私は緑が好きなのですが、運良く緑のペンをゲットでき、非常に満足です。

タオルハンカチ

最後はタオルハンカチです。

タオルハンカチ

これも会場に行くまで買おうかどうか迷っていたのですが、絵柄をよくよく見たところ、買うしかない!と思いました。
なぜだかわかるでしょうか?
こちらの猫、おちょこで酒を呑んでいるのです!
そう、つまり、

この猫は間違いなく安野さんです!

なぜそう断言できるか?
実は作中に主人公である猫がお酒を飲むシーンがあります。
しかしそのシーンで飲むお酒はビールなのです。
普通、ビールはおちょこで飲まないですよね?おちょこと言ったら日本酒ですよね?
そして、

日本酒と言ったら安野さんですよね!

というわけです。
これは安野さんファンとしては買わないわけにはいかないですよね 笑

以上が、購入したグッズでした。
こちらのグッズは公演期間中であれば通販もできるので、まだ購入していない人は急いでゲットしましょう!

https://recitation-goods.com/

朗読劇の感想

ここからは実際の公演の感想をお伝えしたいと思います。
まず最初に言っておきます。

めっちゃ良かったです!

開演と同時にフォーマルな格好で登場するキャストの皆様。
そのまま定位置につき、おもむろに猫役の安野さんは語り始めます。
安野さんの語りは、朗読ではあるものの、ただ読み聞かせるだけでなく、身振り手振りも含めた、一種の演劇のようなスタイルです。
後々台本を読んでわかりましたが、このあたりの演出は台本ですでにディレクションされているもののようでした。
私はこの時点で、安野さんすげーと思いました。

朗読をやったことのある人はわかるかもしれませんが、一定の声量でわかりやすく、情感を込めて読み上げるというのは、それだけで結構難しいです。
にもかからず、身振りを入れたり、時には手を振り上げたままの状態で、変わらず安定した声で物語を紡ぐ
それを実際に行っている安野さんを見て、声優・安野希世乃の凄さを目の当たりにしていると本当に思いました。
この衝撃は、以前参加した安野さんのライブ以上だったかもしれません。
やっぱり、安野さんはアーティストであると同時に、声優なんだなと改めて思いました。

もちろん安野さん以外のキャストの方もすごいです。
個人的には関俊彦さんがめちゃくちゃかっこよかったです。
あのイケメンボイスを聞くと、あんな声出したい!と切に願ってしまう程です。

また、度々掛け合いのシーンがあるのですが、その掛け合いがとにかく自然です。
朗読というより、本当に演技しているかのようでした。
ですが、声優さんのすごいところはやはり世界観を声で表現しきってしまう点にあると思います。
私は途中、あえて目を伏せて声だけで聞いたりしてみました。
ですが、瞼の裏にはしっかりと、情景が浮かんできました。
これは間違いなく、声優さんたちの声が作り出した景色でした。
声って、ここまでできるんだ!と、そう思わずにはいられない、とても衝撃的な発見でした。

余談ですが、安野さんは今回丈の長いスカートをお召になっていて、その服装で階段を上り下りしていたため、踏んづけて転んでしまわないかちょっと不安になりました。
ヒールの靴ということもあり、一番前の席で見ていた私はどうしてもそんなことが気になってしまいましたとさ 笑
実際のお衣装はTwitterで写真が上がっていますので、ご確認ください!

ちょっと雑多になってしまいましたが、感想は以上です。
本当に最高でした!

【おまけ】恋を読む vol3 秒速5センチメートル

ここからちょっとおまけの内容です。
実は『吾輩は猫である』の朗読劇の1週間前、『秒速5センチメートル』の朗読劇も鑑賞してきました!
こちらの作品は、私が新海誠監督の作品が好きだからという理由もありますが、本ブログで応援している声優・佐倉綾音さんが出演されているということも鑑賞した理由です。

しかも私が見た回は、佐倉さんだけでなく、主人公に梶裕貴さん、ヒロインに福原遥さんが出演されており、私としては最高のキャスティングでした!
こちらの作品も日替わりでキャストが変わり、もちろん他の回もとても豪華なキャスト陣で彩られています。
詳細は公式HPをご覧ください。

恋を読むvol.3『秒速5センチメートル』公式
恋を読むvol.3『秒速5センチメートル』オフィシャルサイト。2020年10月ヒューリックホール東京にて上演決定!

こちらの作品も本当に良かったです。
『吾輩は猫である』は純文学のthe朗読劇というテイストでしたが、『秒速5センチメートル』はもう少し演劇チックでした。
キャストの皆様は動き回りますし、メインキャスト以外の演者の方は舞台活動をメインでやられている方ということもあり、耳だけでなく目でも楽しませてくれる作品でした。

大道具を使った仕掛けもあり、それがまた作品の雰囲気を際立たせていたため、鑑賞中本気で涙が流れました。
実際に演じられていた福原さんが涙していたこともあり、完全にそれに引き込まれました。

そして、梶さんの演技力にはため息しか出ませんでした。
主人公の小学生時代から社会人までという幅のある役どころでしたが、それを声だけで完璧に演じ分けていました。
それどころか、台詞の途中で声質を変えることで、一文の中で幼い主人公から大人の主人公を表現するという技まで見せてくれました。
梶さんの技術の高さには驚きしかなかったです。

『秒速5センチメートル』は3部作の作品です。
佐倉さんの出番は、そのうち第2章だけというか、第2章のメインヒロインになります。
主人公に片思いし、結局それが叶わぬ恋であることを思い知る役です。
元気闊達な女の子の役ですが、非常に女の子らしい恋愛をしている健気な娘です。
これを、全身を使って表現しきった佐倉さんは、本当に演技派だなぁと思いました。
私は最終的に「誰か!誰かこの娘を幸せにしてあげて!」と叫びたくなるほど感情移入してしまいました。

こちらの作品もオンライン配信されたようなので画面を通して見た方もいらっしゃると思いますが、実際の劇場で見るととても迫力がありました。
私は比較的前の方の席だったこともあり、キャストの皆さんのお顔もよく見え、とても楽しめました!

ちなみに、こちらの朗読劇の様子もTwitterに写真があがっていました。

また、終演後の梶さん、福原さん、佐倉さんのコメントもTwitterで共有されていました。

以上、余談でした。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は『吾輩は猫である』と『秒速5センチメートル』の朗読劇についてお話させていただきました。
どちらの作品も声優さんの素晴らしさを体感できる最高の作品でした。
これを機に、舞台とか演劇とか朗読劇とかもっと見てみたくなりました。

特に、猫を演じる安野さんはとても可愛く、愛でずにはいられなかったです 笑
また、なにげにしっかり『吾輩は猫である』という作品に向き合ったのは初めてだったので、純文学として非常に楽しめました。

『秒速5センチメートル』の佐倉さんは本当に健気な女の子を演じており、佐倉としたい大西で見せるはっちゃけた姿からは想像できないほどプロでした 笑
いや、褒めてますよ?マジで。本当に良かったんですよ、佐倉さん。
思わず、しばらく佐倉さんに恋しちゃうくらい良かったですよ!

ちなみに、佐倉さんといえば今期アニメ『神様になった日』に出演されています。
先日、ダ・ヴィンチニュースに佐倉さんのインタビュー記事が載り、そこで作品について語っていますので、そちらも要チェックですよ!

「決意と覚悟、すべてを捧げたヒロイン」を経て、進化を見せるとき――『神様になった日』佐倉綾音インタビュー | アニメ ダ・ヴィンチ
「『Angel Beats!』『Charlotte』を経て――、麻枝 准は原点回帰する。」――この言葉を掲げて、10月10日放送開始のTVアニメ『神様になった日』は始動した。『AB!』から『Charlotte』まで5年。そして、『Charl...

それでは、今回はこのへんで!
では、また次回(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪

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