「ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編 第3巻」感想 過去最大級の特別試験がついに開始!

ラノベ
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「ーーー約束します」

どうも、タナシンです(・∀・)ノ

今回ご紹介するのはこちら!

ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編 第3巻

表紙

前巻で大規模な特別試験の前哨戦が繰り広げられた本作。
いよいよその試験が始まる本巻。
手に汗握る展開になること間違いなしの今回の内容を、ガッツリお伝えしていきます!
今回は前回の予想を裏切られることもあり、かなり衝撃的ですよ!

ちなみに、前巻のご紹介は以下の記事でしておりますので、気になる方はお読みください。


追記

4巻の感想も書きました。
よろしければお読みください。


店舗特典

もはや毎巻恒例ですが、もちろん今回も店舗特典が充実しております。
詳細は公式HPを参照いただければと思います。

https://youkosozitsuryoku-2nd.com/special/vol3/

今回私は初めてゲーマーズで購入しました。
今までは特典目当てでメロンブックスで購入してきましたが、今回は特典を吟味した結果、ゲーマーズに一番惹かれて購入を決めました!

そんなゲーマーズの特典は、鈴音視点のSSです。

ゲーマーズ特典SS

この構図、前巻のメロンブックスの特典を彷彿とさせますが、気のせいということにしておきましょう 笑

また、今回はゲーマーズの有償特典特典として、クリアファイルホルダーが付いてきます。

ゲーマーズの有償特典クリアファイルホルダー

これが欲しくてゲーマーズにしたのです!
恵と帆波のセクシー姿のホルダーです。
こちら、A4サイズのクリアホルダーですが、特典は開かれた状態で渡されました。
もしこれから受け取る人がいましたら、注意してください。
通販のほうが楽かもしれませんね……
もう通販の方は売り切れているみたいですが……

皆さんはどこで購入されましたか?
お気に入りの店舗は要チェックですよ!
一応ゲーマーズとアニメイトはリンク貼っときますね。

前巻までのあらすじ

詳細は是非過去記事を読んでいただきたいのですが、復習も兼ねて2年生編第2巻の内容についてざっくりお伝えします。
と言っても前巻は本巻のための準備巻なので、必要な情報だけ記載していきます。

あらゆる策略がめぐる中、各クラス、各々が思い思いにグループを形成していきます。
そんな中、主人公・綾小路清隆は個人で特別試験に挑むことを決めます。
他の2年Dクラスの面々では、堀北鈴音と高円寺六助が個人で参加することを決めます。
ただし、六助については鈴音から条件が出されており、『今回の試験で1位になれなかった場合、その次に行われる特別試験でもクラスに協力して成果を出す』という約束をしています。

その他のクラスでは、AクラスとCクラスが同盟を組み、坂柳有栖と一之瀬帆波が協力関係を築きます。
また、Aクラスの葛城康平はBクラスに移籍し、龍園翔に協力することになりました。
そして1年生は、A・B・Cクラスの合同チームの結成などを行い、学年で勝率を高める作戦を立てていました。

このように各々の思惑が進み、いよいよ試験当日を迎えることになります。

3巻のあらすじ

ここからはガッツリネタバレしますので、ネタバレが嫌な方はブラウザバック推奨です。
気をつけてください!

第3巻公式あらすじ

大人気学園黙示録が2年生編に突入! 第3弾!

常夏の無人島を舞台に、全学年で得点を競い合うサバイバル試験がついに開始された。得点を得る方法は2つ。毎日一定時間ごとに指示される指定エリアを訪れることと、無人島内に設置された課題を条件通りにこなすこと。グループ人数が多いほど有利かつ、退学の可能性も減る試験内容。2週間という長丁場かつ、水や食料の補給も考える必要のある過酷な試験。さらに月城理事長代理は学年同士の小競り合いを試験中は容認するらしい。そんな中単独行動で状況を窺う綾小路だが、1年Dクラスの七瀬翼が同行を申し出る。メリットのない奇怪な行動だが七瀬の出方を知るため綾小路はそれを受諾。2人組での無人島走破が始まる!

引用:Amazon販売ページ

詳細内容

ここからは具体的な詳細内容になります。
ネタバレOKの方のみ、以下をクリックして内容をお読みください。

試験のルール

無人島に向かう船上で、清隆たち生徒は、具体的な順位の決め方や得点の得方を含めたルールが説明されます。
列挙すると以下のようなルールがあります。

無人島特別試験概要
  • 全グループで2週間、得点を集め競い合うサバイバル試験
  • 期間中、リタイアによりグループ全員が離脱した場合はその時点でグループは失格(集めた得点はすべて無効となり、その時点で順位が確定する)

そして得点を得る方法は大きく二種類あります。
一つが基本移動、もう一つが課題です。
基本移動のルールは以下です。

基本移動のルール
  • 日に4回指定エリアが告知される。ゴール時間は午前7~9時、午前9~11時、午後1~3時、午後3~5時
  • 指定エリアにはほうそくがる、1日3回は前後左右2マス斜め1マスの範囲内に限定。1日1回はランダムに指定され、どの地点が指定エリアになるかはわからない(ランダムな指定が2度続けて起きることはない)
  • 指定エリア内に辿り着いたグループ順に1位が10点、2が5点、3位が3点得る(着順はグループ全員がエリア内に辿り着いた時点の記録が参照される)
  • 各時間内に指定エリアに辿り着くと到着ボーナスとして全員に1点が与えられる
  • 指定エリアの告知段階ですでに到着していた場合、1人1点を得るが着順報酬は無効
  • 3回連続で指定エリア到着をスルーするとペナルティ。回数に応じ得点が引かれる(一度でもスルーを止めると累積値は0に戻る)

ちなみにこの指定エリアは予め配布されている地図を元に指定されます。A1やD5のように。
実際の地図は以下のようになっています。

無人島地図

もう一つの得点を得る方法・課題のルールは以下です。

課題のルール
  • 課題は午前7時から随時出現し午後5時で終了する
  • 課題は3種類に分類されており、同じ内容のものも何度か出題される(学力4割、身体能力3割、その他3割)
  • 課題出現時間は予測ができない。実施状況を汁には現地の足を運ぶ必要がある
  • 上位入賞者は得点や食料、グループ人数の最大上限を上げる報酬などが与えられる

課題の得点については、実施される課題に応じて個別に設定されます。
これは開示されるまでわかりません。

また、特別試験中、全員の体調管理や位置把握のために特別な腕時計が配布されます。
これは自分では取り外すことができない特別仕様であり、この時計により得点の配布などが行われます。
腕時計の概要は以下のようになっています。

腕時計の概要
  • 腕時計を通じ24時間学校側に健康状態を管理されている
  • 破損等の以上が検知されると得点の入手が不可能になるためチェックが必要となる
  • 使用者の健康異常については、アラートで知らせる。警告アラートは無視できるが、緊急アラートがなった場合はスタート地点へ行くこと(24時間以内に到着しない場合リタイアのおそれあり)
  • 腕時計には12通りのテーブルが存在し、テーブル毎に指定エリアの順序が異なる
  • 緊急アラートがなって止めずに5分立つと医療班らが現地に急行する(心拍の停止や血圧の急低下などの際は直ちに救助に向かう)

腕時計は基本移動の移動先を指定する役割もあります。
ただし、全員が同じエリアに行くわけではなく、12通りのエリア指定が設定されており、各グループはそのいずれかに割り当てられます。
このエリア指定のパターンのことをテーブルと呼びます。

また、基本的な情報や課題の情報などは腕時計とは別に配布されるタブレットに通知されます。
タブレットの概要は以下です。

タブレットの概要
  • 全生徒に支給される小型タブレット
  • 無人島の地図を閲覧でき、指定エリアや自身の現在地がリアルタイムで確認できる
  • 課題の位置や詳細な報酬などを閲覧することができる
  • 試験4日目から12日終了まで上位、下位10組の得点が確認できる(上位10組下位10組と自身のグループに限り総得点の内訳も閲覧可能)
  • 6日目以降全生徒の現在地を閲覧可能になるGPSサーチ機能が解禁される(サーチする度に1得点を消費する)
  • 試験全体に影響する問題が起こった際など学校側からメッセージが届く場合がある
  • バッテリー不足になった際はスタート地点や特定の場所で充電可能

上記のルール他、主だったルールは以下のようなものがあります。

その他のルール
  • 各人にははじめに5000ポイントが与えられ、それを利用して事前に初期装備を購入できる(購入は無人島でもできるが、倍のポイントがかかる)
  • グループ上限を開放したチームが別のチームと合流する際、2チームの得点の平均が合流後のチームの得点となる

上記のルールに基づいて試験に対応することになります。

試験開始

いよいよ無人島に到着し、清隆は行動を始めます。
途中、2年Cクラス担任の星之宮に勧誘されたり、1年Dクラスの七瀬翼に出会ったりしますが、無難に1日目を終えます。
二日目はペースを上げ、基本移動で上位に入ったり、課題をこなすことで得点を伸ばします。
その矢先、清隆は再び翼と出会います
どうやら翼は、同じグループの宝泉和臣と天沢一夏の希望で、単独で行動することになったようです。
そこで翼はある提案をします。

七瀬翼
七瀬翼

綾小路先輩に同行させてもらえませんか

それは、清隆に同行したいという願いでした。
清隆はいろいろ考えた結果、翼の同行を許可します。

しばらく二人で行動すると、清隆たちは須藤健のグループに出会います。
健はメンバーの池 寛治が元気がないことを気にしており、清隆にも相談をしていました。
清隆も気になっていたこともあり、健たちとは2日目の夕方に合流してキャンプすることに決めます。

その夜、翼の働きかけもあり、寛治はその場の全員に篠原さつきが好きであることを告白します。
そして、そのさつきがこの試験で2年Bクラスの小宮と行動していることが気がかりであることも。
そんな寛治に対して、翼が叱咤します。
これに感化された寛治は、気がかりは残るものの、試験に集中するだけのメンタルを回復します。

その後、一時的に健たちと分かれて行動する清隆と翼。
いくつかの課題もこなし、着々と得点を稼いでいきます。
しかし、自らが叱咤した寛治について気を揉んでいた翼の意思を汲み取り、この日の夜も健たちと合流します。

その翌早朝。
清隆は僅かな音に誘われてテントから顔を出します。
時刻は午前5時前。
にもかかわらずわずかに聞こえる電子音は、紛れもなく腕時計が発する緊急アラートでした。

異変を感じた清隆は、健たちを起こし、5人で音源に向かいます。
そこにいたのは、ひどい怪我をした2年Bクラスの小宮でした。
その側には同じく怪我をしたメンバーの木下がいました。
さつきと同じグループの二人がひどい怪我をしていること動揺した寛治でしたが、清隆が先導しさつきを見つけます。
そして、さつきから何者かが小宮と木下を突き落としたことを聞きます。

しかし、救出に来た教師たちは、さつきの証言をリタイアから免れたいがための言い訳と判断しました。
というのも、小宮たちが落ちたとき、教師が確認した範囲ではさつきたち以外のGPSは反応していなかったからでした。

メンバーの二人がリタイア目前となってしまい、絶望に立たされたさつき。
しかし、健たちのチームがサポートするという方針で、さつきは単独で試験を続行することを決めます。

一方で清隆は、さつき単独での試験が困難になる前に手を打つべく、行動を開始します。
小宮と木下は2年Bクラスということもあり、途中偶然であった翔に状況を説明し、協力を求めます。
翔にとってもまだ使えるコマである小宮と木下は、なくすには惜しい人材ということもあり、協力を受け入れます。
また、途中スタート地点に戻るタイミングがあったため、そこで待機している2年Aクラスの有栖にも協力を取り付けました。

そんなこんながあったせいで、何回か基本移動をスルーしていた清隆。
少しペースを上げて移動し、人気の少ない場所に出たところ、翼から声をかけられます

七瀬翼
七瀬翼

あなたはこの学校にいるべき人じゃありません

それは、翼が清隆を退学にさせるためにここにいるということを告白した瞬間でした。
翼は、清隆の父に殺された幼なじみの父親のかたきを討つために、この学校に入学したと告白しました。
そして、月城理事長代理と「清隆を退学にできたら清隆の父に会わせる」という約束で、協力関係を結んでいました。
そしてそれは、翼自身はホワイトルームとは関係のない人物であることを意味していました。

しかし清隆はそれには一切動揺せず、翼を退けます。
失敗を悟った翼は負けを認め、役目を果たせなかった自分は退学することを宣言します。
しかし清隆はそんな翼に言います。

綾小路清隆
綾小路清隆

この学校を去るなんて言わず協力してほしい

それは、月城に対抗するための協力要請でした。
翼は、差し伸べられた手を握り返すことで、返事をしました。

清隆が翼とやりあっているとき、2年Cクラスの一之瀬帆波は自身の腕時計の故障に困っていました。
その修理のためにスタート地点に戻ろうとしていたところ、月城と1年Dクラスの担任・司馬を見かけます。
彼らはそこで清隆を退学にするための作戦を検討していました。
図らずともそれを聞いてしまった帆波は、その場を離れようとしますが、運悪く見つかってしまいます。
かなりの脅しをかけられ、あわや退学になりそうになりつつも、かなり強い釘を刺されるに留まり、開放されました。

以上が、本巻の内容です。

感想及び考察

翼はホワイトルームの刺客じゃないの!?

今回はこれが最大の驚きでした。
すっかり騙されたよ!なんだよそれ!って感じでした。
おそらく別にいるのでしょう。
今回、翼自身が別の人影を追っていくシーンもありましたし、月城も他の教師と結託してなにやらきな臭いことを始めています。
なにせ、最後清隆と翼が手を取り合うシーンの挿絵がこれです。

結託シーン挿絵

誰かいる((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

明らかに誰かが清隆を狙っています。
ヤル気満々です。
しかもこの絵について、本文で何も触れられていません
正確には、月城が何者かが動き始めたことを示唆しておりますが、こいつが誰なのか予想が付きません……
本巻で出番がなかった和臣が気になりますが、本性をさらけ出してきた八神拓也のことも気になります。
詳細内容ではあえて割愛しましたが、拓也は櫛田桔梗を利用して清隆をハメようとしているフシがあります。
もしかしたら腹黒さは桔梗以上なのかもしれません。
他にも、和臣討伐の協力を要請してきた1年Cクラスの宇都宮陸と椿桜子もなにやら動きがありそうです。
個人的には陸と桜子は清隆の仲間になると予想していますが、予想を裏切ってくるのが『ようじつ』ですからね!
目が離せません。

また、今後の展開としては、2年生の共同戦線がどうなるか気になるところです。
天敵であった翔や有栖と協力を取り付けていますし、帆波に至っては清隆の身が危ないこと身を持って知る立場になりました。
帆波は清隆を救う側になるのか、はたまた清隆に助けられる立場になるのか、どちらにも転がりそうなので今後の展開が楽しみです。
今の所、鈴音の活躍もないので、今後どう絡んでくるのかも気になります。

そして、今回は前回に引き続き健の成長が目覚ましい回でした。
ものすごく目立つシーンがあったわけではないですが、普通に頼りになるクラスメイトとしての地位をしっかり確立しています。
なんというか、最近の健の安定感は安心感があります。
心身ともにとても成長しているのが見て取れるので、今後のさらなる活躍を期待したいです。

あと、これも内容で触れなかったのですが、六助の活躍がヤバいです。
単独で行動しているにも関わらず、トップを争う位置にいます。
今後、ダークホースとしてどこまで活躍するかはわかりませんが、少なくともこの特別試験の中ではかなり重要な位置にいます。
なにせ、清隆は月城の相手で手一杯なので南雲雅の相手をしている余裕はないと思います。
そんな雅の目を惹きつけるのに、六助はキーマンだと思います。
そういう視点でも、六助の動きは気になります!

今回は特別試験の途中までということで早く続きが読みたくてしかたがないです。

衣笠氏、早う!

以上、感想でした。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回はかなりルールの説明が多く、物語の説明をだいぶ端折ることで文字数少なくしています。
それでも7000字近い記事になっていますが、感想だけならそんなに長くないので許してくださいm(_ _)m
前回の記事がめちゃくちゃ長くなってしまったので、なんとか短くしたんですよ……

それにしても今回の内容はかなり意外性がありました。
翼がホワイトルーム出身でないというのはもちろんですが、彼女が清隆に味方することで状況がどう動くのか気になってしかたありません。
そして、逆に守られポジションにいきそうな帆波がどう立ち回るのか、それを含めて有栖がどう動くか、同学年も他学年も入り乱れて、誰がどう動くのか全然予想がつかなくなってきました。
本当にこの先が楽しみです。

あと、今回もかなり細かくルール説明がされていました。
しかもあえて箇条書きにされるほど整理されてです。
これはもしかしたら、今後このルールの穴をついた作戦が繰り広げられるのかもしれません。
現状では私は予想はつきませんが、ここも期待したいところですね。

それでは、今回はこのへんで!
では、また次回(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪

コメント

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