「俺様、身長が伸びないことが悩みなんです」
どうも、タナシンです(・∀・)ノ
本日ご紹介するのはこちら
スパイ教室03
ちょっと前に出た本作。
今回執筆までに時間がかかってしまいましたが、満を持してこちらを紹介していきます!
ちなみに、前巻の感想は以下で紹介しておりますので、よろしければお読みください。
追記
4巻の感想も書きました。
よろしければお読みください。
店舗特典
本巻も前巻に引き続き、各アニメショップで店舗特典が展開されています。
アニメイト、ゲーマーズ、とらのあな、メロンブックス等々です。
詳細は公式HPに記載されていますので、まだ手に入れていない方は参考にしてください。
私は前巻に引き続き、メロンブックスで購入しました。
メロンブックスはSS付きのブックカバーが特典です。
また、メロンブックスでは前巻に引き続き有償特典のタペストリーがあります。
前回は購入しませんでしたが、今回は購入してみました。
畳んだ状態ですみません。
詳細は以下のメロンブックスの通販からどうぞ。
そんなに買う気なかったんですけど、アネットが可愛かったんですよねー 笑
アニメイトやゲーマーズの通販でも、まだ店舗特典が残っているようです。
興味のある方は急いで購入しましょう!
前巻までのあらすじ
今回は2巻のお話の裏側も含んでいますので、2巻を読んでいない人は大至急以下の記事で内容を把握してください! 笑
とはいえ、ここではものすごくざっくりと前巻の内容をおさらいします。
前巻では、政治家ウーヴェを狙う国外の暗殺者「屍」を殺すために、ウーヴェ家に潜入したグレーテ・リリィ・ジビア・サラの4人のお話でした。
屍を殺すためと言いつつ、実はグレーテたちは囮で、屍の協力者・オリビアを倒すことが役目でした。
自分たちが陽動であることを知らず、選抜された精鋭メンバーと勘違いしたまま張り切った4人は、見事オリビアを追い詰めます。
そして、屍を捉えたクラウスと合流し、無事任務を終えました。
そのころ、本当の選抜組であるティア・モニカ・アネット・エルナは、屍討伐を終え、つかの間のバカンスを楽しんでいました。
ティアたちはクラウスたちがオリビアを倒した翌日に合流する予定でした。
しかし翌日。
待てど暮らせどクラウスたちの前にティアたちは現れませんでした。
ここまでが2巻の内容です。
作品の内容と感想
ここからはめっさネタバレしますので、ご注意ください!
まだ読んでいない方でネタバレ厳禁の方はブラウザバック推奨です!
作品の内容
ここからは内容の詳細を語ります。ネタバレですので、それでも良い方のみ、以下をクリックして展開して呼んでくださいm(_ _)m
今回は2巻の裏側ということで、ティア・モニカ・アネット・エルナがメインキャラクターです。
特に、物語の中心はサブタイトルにもあるようにアネットです。
とは言いつつ、物語の視点はティア視点になります。
物語の時間は少し遡り、2巻の冒頭、グレーテたちが旅立ったあとから始まります。
残りのメンバーのまとめ役を任されたティアは、あまりに個性的すぎるメンバーをまとめるのに苦慮していました。
そんな中、クラウスから課題を与えられ、それをメンバーで協力してクリアしなければ屍討伐に連れて行かないと言われてしまいます。
ティアはなんとかメンバーをまとめようと奮闘し、アネットとエルナの協力を取り付けることに成功します。
しかし成功した矢先、モニカが一人で課題を達成してしまいます。
協力してという条件を満たせていたとは言えないものの、ティアたちはクラウスに連れられて屍討伐に向かいます。
実際の屍討伐は、ほとんどクラウスが実行し、ティアたちは屍が無関係の人に危害を加えるのを防ぐことしかできませんでした。
しかし、それでも無事終えることができ、クラウスがグレーテたちを迎えに行っている間を使って、バカンスを楽しんでいました。
そのバカンスのさなか、高級ホテルのプールでくつろいでいたティアたちの目の前に一人の女性が現れます。
そして、その女性はアネットを抱きしめて言います。
「・・・・・・この子の母親です」
マティルダという名のその女性は、自称アネットの母親でした。
自称という理由は、アネット自身、過去の記憶を失っており、母親のことを覚えていないからでした。
過去の不幸な事故から離れ離れになってしまったというマティルダは、アネットとの空白の4年間を埋めたいと願い、アネットとの食事を打診します。
ティアは、記憶をなくし、空っぽになってしまっているアネットのためにもその話を受けることにしました。
しかしこれにモニカは反対します。
もしマティルダがアネットを連れて帰りたいと言い出したら困るということでした。
ティアとモニカの意見のすれ違いは大きなものでしたが、最終的にはモニカが折れ、アネットとマティルダを合わせることにします。
そのような交流を深めていると、モニカがある事実に気が付きます。
それは、マティルダが敵国のスパイであるというものでした。
ティアはモニカからその事実を聞き、驚きつつも、アネットのためにもマティルダを国外逃亡させたいと考えました。
もちろんモニカは大反対しましたが、これについても、ティアの根気強い説得により、決行されることになりました。
ティアはモニカの同意を取り付けた後、マティルダに対して「スパイから足を洗うこと」を条件に、逃亡に協力する旨を打診します。
マティルダはそれにしおらしく同意し、そしてティアたちの逃亡手引が始まります。
しかし、しおらしく、おおよそスパイらしくないマティルダの姿は仮の姿でした。
マティルダは潜入したこの国からの逃亡に苦心しており、その脱出にティアたちを利用しようとしている腹黒でした。
ティアがマティルダの本性を知ったのは、すでに逃亡手引を進めているさなかでした。
もう後戻りができないという状況です。
ティアは歯がゆく思いつつも、逃亡手引をやり遂げます。
そして見事マティルダは国外逃亡を果たします。
しかし、マティルダの企ては失敗します。
マティルダが手引されたコンテナは、マティルダの国ではなく、別大陸に向かうコンテナでした。
そのコンテナに入ったら最後、大陸に着くまで10日間幽閉されることになります。
つまり、どうあがいても餓死してしまう期間、マティルダはコンテナの中に閉じ込められるということです。
これを企てた人間はただ一人、アネットでした。
「あの女は不合格ですよ」
いち早くマティルダの本性を見抜いていたアネットは、すでにマティルダに見切りを付け、一人密かに暗殺を企てていました。
そして見事、他の仲間に死なれることなく、マティルダを消し去ることに成功します。
その事実に気がついたのは、いち早く状況を把握し、裏でフォローに回っていたクラウスだけでした。
「ーーー極上だ。僕はお前を加入させた決断を誇りに思うよ」
それが、クラウスのアネットに対する評価でした。
以上が、本巻の内容です。
感想
今回もどんでん返しが多くて非常に面白かったです!
まとめ役として立ち回ったティアは、年相応の女の子然とした振る舞いで、とても好感が持てました。
苦悩する姿や自身の能力の至らなさ、理想とのギャップといった、非常にラノベ主人公っぽい葛藤を持った女の子だと思います。
今回のお話でティアはとてもキャラが立ったと思います!
また、話の中心にいたアネットは、結構意外な位置づけのキャラになったという印象です。
不思議系女子だった彼女が、誰よりも純粋に残酷であることがエピローグで浮き彫りになりました。
まさか、いち早くマティルダの本性に気がついていたとは!という驚きです。
女の子たちがキャッキャウフフしながら頑張っていたほんわか系スパイ物小説が、ここに来てスパイ要素をしっかりもり立ててきた感じがします。
これは今後に期待できそうです!
あと、モニカも個人的には好きなキャラになってきました。
ものすごく能力が高く、不遜であり、常に理屈で動くタイプと見せながら、その実非常に仲間思いで残酷になりきれない。とても人間的な女の子だと思います!
こういう、クール系のデキル女の子がふと見せる弱い姿って、グッときますよね!
この娘は幸せにしてあげたい!
次巻はいよいよクラウスの因縁に立ち向かう話のようです。
2,3巻のようにメンバー分かれてではなく、オールスターで挑むミッションのようです。
考えてみたら、1~3巻を通して、8人もいる女の子をまんべんなく活躍させていると思います。
1巻のときは粗さがあると感じていた物語が、とてつもない速度でクオリティを上げてきていると思いますので、次巻が楽しみな本巻となっていると思います。
興味が出た方はぜひ読んでみてくださいね!
まとめ
いかがだったでしょうか?
個人的にはとても満足なお話でした!
そういえば、あとがきで作者が書いていたのですが、1巻発売当初に行ったキャラクター人気投票では、アネットが1位となってしまったため、作者として非常に困ったらしいです。
というのも、人気投票で1位になったキャラは、2巻で表紙を飾ることになっていたわけですが、アネットだけは3巻で活躍するため、2巻で目立たせるのが難しかったからとのことです。
そもそも、1巻ではあまり目立たなかったため、アネットが1位になるとは全く予想していなかったようです。
結果として、アネットは2巻の表紙を飾るものの、出番はほとんどないという状態に……
というか、8人もヒロインがいて、3巻しか出てないのに、すでに2回も表紙を飾っているアネット……これはもうメインヒロインか? 笑
そんな感じで、作者も意図しないほどの人気が出てきているのが本作ですね!
あと、表紙を見た方は気づいているかもしれませんが、本巻はボイスドラマが付いています。
付いていると言っても、QRコードを読み取ると限定公開のYou Tubeで聞けるというものです。
出演キャラはリリィとジビアです。
声優は雨宮天さんと東山奈央さんです。
ちょっとバカっぽいキャラの雨宮さんボイスと、クールな東山さんボイスという珍しい組み合わせのドラマが聞けますので、ファン必見ですよ!
あと、ちょっと気になったのが帯の裏です。
レーベル違う人が紹介してるwwwww
というか、榎宮さんはそろそろノゲノラの続きを書いてください!
マジで待ってるんで 笑
と、そんなネタも入っているスパイ教室、おすすめですよ!
それでは、今回はこのへんで!
では、また次回(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪
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