映画「賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット」感想 過激なギャンブルが劇場に再び!

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どうも、タナシンです(・∀・)ノ

今回ご紹介するのはこちら

賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット

賭ケグルイは大人気コミックスを原作とする実写ドラマです。
今回はその実写映画第2弾が公開されましたので、感想を書いていきたいと思います!

ちなみに、賭ケグルイそのものと第1弾映画については以前以下の記事で書いておりますので、よろしければお読みください。

映画感想

映画あらすじ

あらすじは以下の公式HPで公開されておりますので、まずはそちらをお読みください。

作品情報|『映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット』公式サイト
生死を賭けた禁断のバトル、開幕。『映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット』4月29日(木・祝)公開。

こちらのあらすじ、結構詳細に書かれています。
というか、大まかな流れはこの公式の通りです。
一応、ざっと話の流れを箇条書きにしておきます。

あらすじ
  • 蛇喰夢子の活躍で混乱に陥っている百花王学園。この混乱の原因である夢子を抑えるために、生徒会は定額処分中の視鬼神真玄に夢子討伐を依頼する
  • 真玄は早速夢子の仲間である皇伊月と早乙女芽亜里を倒す
  • 引っ張り出された夢子は真玄とギャンプルをし、卑怯な手口を使われ敗北する
  • 夢子を打倒した真玄は、生徒会との約束通り復学する
  • しかし真玄は復学だけでなく、生徒会長の座まで奪い取る。桃喰綺羅莉は生徒会長の降ろされただけでなく、家畜にされる
  • 生徒会長交代の式中、夢子が芽亜里とともに会場に訪れ、真玄に公式戦を申し込む。同時に、家畜にされた綺羅莉も真玄に公式戦を申し込む
  • 真玄は二人からの公式戦を受け、三つ巴の指名ロシアンルーレットを開催する
  • 夢子と綺羅莉が真玄を打倒し、学園に平穏が訪れる

大体上記の感じです。
悪者が来て、好き勝手やって、主人公に打倒される。
勧善懲悪と言って良いかはわかりませんが、概ねそんな流れでした。王道ですね。

感想

ここからはネタバレも含みますので、ご注意ください!

まず端的な感想としてどうだったかお伝えします。

個人的には微妙でした……

ということで、なぜそう感じたかも含めてお伝えしていきます。

まずはじめ、今回の出だしは視鬼神真玄と皇伊月のギャンブルシーンから入ります。
ぶっちゃけ、この段階でどういう理由でこの二人ギャンブルしているのかわかりません
その理由も明かされていません。
こじつけるなら、生徒会からの依頼を受ける前から、夢子に目をつけた真玄が勝手に挑んだという流れだと思いますが、伊月がギャンプルを受ける理由がわかりません。
この段階では真玄は停学中ですし……
しかもこのシーンでは、伊月の預金残高が真玄の陰謀でどんどん減っていきます。
なんでそんなことができるのか、そもそもそれをした理由は何なのか、さっぱりわかりませんでした。
シリーズすべて見ている私がよくわからなかったので、おそらく多くの視聴者が置いてけぼりを食らったのではないかと思います。
私の理解力が低いだけの可能性もありますけど……

実はこのスタートで個人的には不穏な空気を感じながら続きを見ました……

次は真玄と芽亜里のギャンブルです。
芽亜里は伊月からの依頼でギャンブルすることになります。
それは良いのですが、このギャンブルシーンも個人的に微妙でした。
家畜相手にギャンブルをさせられることになった芽亜里ですが、相手の家畜はこのギャンブルに負けると校舎からお飛び降りさせられることになっていました。
それを見過ごせなかった芽亜里は、自ら敗北宣言をし、家畜になることに決めます。
芽亜里の人間性に焦点を当てて組み立てられた卑怯な作成だと思いますが、ぶっちゃけ芽亜里なら知らない他人より自分を選ぶと思います。
「家畜に関しては自業自得。なぜ自分の身を危険に晒してまで助けなければならないのか」と考えて、一笑に付すと思います。

まぁただ百歩譲って、芽亜里が超できた人間で、知らない生徒も見逃せない聖人君子だとしましょう。
だとしてもここまでの流れで思ったのが、

ギャンブルしてなくね?

って感想でした。
真玄は基本的に裏で手を回し、対戦相手以外に被害がいくような仕掛けを施し、脅すことで負けを認めさせるという戦い方でした。
ぶっちゃけ、ギャンブルじゃないです。ただの暴力です。暴力も絡めたギャンブル、ではなく、単純な暴力です。
この戦い方は正直、賭ケグルイファンとしてはいまいち納得できないと思います。

ただここまでも、真玄というキャラクターを印象づけるための演出ということであれば良いんです。
ですが、このやり口で夢子まで倒してしまうというのが、ちょっと今までのキャラクター性から合わないと言わざるを得ないです。
そもそもこのやり口はギャンブルではないので、夢子がまともに相手をするわけがないですから

ここまで語ればわかると思いますが、今回の敵役である真玄は小物です。
周到な用意と暴力でしか勝つことができない、ちっぽけな人間に感じました。
そんな人間が2年前に学園を混乱に陥れたせいで停学になったというのもちょっとよくわからない設定でした。
このキャラなら停学どころか退学でしょう。普通に考えて。

ここまでかなり否定的な部分をお伝えしましたが、ここからの流れは比較的良かったです。
夢子と綺羅莉が公式戦の権利を使って、二人で敵を打倒するというのは、共同戦線というほどのものではなかったですが、なかなか胸アツな展開でした。
途中、鈴井涼太が夢子に銃口を向けなければならなくなったシーンでは、涼太の人柄とそれを演じる高杉真宙さんの演技力に圧倒されました。
作中散々「モブ」と言われた涼太が、一番キャラとしてブレていなかった役だったと思います。

ただ、メインのギャンブルである「指名ロシアンルーレット」はやっちゃダメなんじゃないかなぁと思いました。
こちらのギャンブルは端的に言うと、「銃弾を込めたリボルバーで対象の相手を撃って、その人が生き残るか否かで勝ち金が決まる」ギャンブルです。
もちろん銃弾は本物です。
このギャンブル、個人的にはデジャブでした。
というのも、夢子が生志摩妄とやったESPゲームと近いものを感じたからでした。
そして、夢子はこのESPゲームに呆れていました。
そんな背景がある中、同じようなゲームをやらせるのはどうなんだろうなぁと思いました。

ちなみに、このギャンブルの際に真玄が妄とコンビを組んだのですが、それもよくわからない流れでした。
妄が立候補するのは、性格上ありうるので良いのですが、事前に策を入念に準備する真玄が、そんな訳のわからない相手をパートナーとして認めるわけがないと思います。不穏分子ですからね。
逆に、ディーラーは真玄が用意した人物が担当していました。
ここはむしろ生徒会の黄泉月るなが許さないと思います。絶対中立の立場ですからね。

まぁ、そんなこんなで、ちょっといろいろと矛盾があって、気になる点は多かったです。
ただ、気になったけど笑って済ませられるシーンもありました。
それが、芽亜里と涼太が歌い出すシーンです。
夢子の手紙を涼太が芽亜里に届けるシーンの際、何故かミュージカルばりの演出が始まりました。
ぶっちゃけこれは作品としてどんなんだ?と思わないでもなかったですが、面白かったので良かったと思います。
歌は演じられているお二人が歌ったみたいですが、結構良かったと思います。

まぁあれこれ書きましたが、それなりに楽しめたと思います。
ファンの方は見に行っても良いと思います。
そういえば、映画館の会場にはやたら女性客が多かったです。
8割くらい女性だったと思います。
真玄を演じられている藤井流星さんのファンだと思います。人気なんですね。

あ、あと2点、驚いたところがありました。

1つ目は中川大志さんです。
中川さんは俳優さんで、本作でも豆生田楓という生徒会役員を演じております。
本作ではそのキャラは出ていないのですが、まさかサブキャラの討嶋という役どころで中川さんが登場しました。
これは言われないと同じ人がやっているとはわからないくらいギャップがあったので、中川さんの演じ分けの素晴らしさを垣間見た瞬間でした 笑

2つ目は木渡です。
木渡は原作でも登場するモブキャラです。
モブキャラなのですが、どうやら実写の方ではとても気に入られているらしく、今回もちょい役で出ています。
おそらく、木渡というキャラクターというよりも、それを演じられている俳優の矢本悠馬さんが気に入られているのではないかと思います。
個人的には矢本さん好きなので、こういう起用は嫌ではないです 笑

というわけで、感想は以上!
気になった人は見に行ってみてくださいね!

パンフレット

最後にちょっとパンフレットに触れておきますね。
ちゃんと購入しましたので。
表紙はこちら

中身は以下のような感じです。

パンフレット中身

今回の主役である浜辺美波さん池田エライザさんも格好良く掲載されています。

お二人共、綺麗に写っていますね。
唇の色が対象的なのが印象的です。

あと、今回作中で登場したギャンブルのルールも載っていました。

ギャンブルのルール

危険なギャンブルなので、危険がない範囲に改変して楽しみましょうね! 笑

パンフレット自体はかなりお買い求めやすいお値段となっています。
一般的なパンフレットに比べても若干安いくらいなので、ファンの方はとりあえず買っても損はないと思います。

以上!

まとめ

いかがだったでしょうか?

結構感想の内容として見返すと、酷評になってしまった気がします。
ただこれは、前作がとても良くて、私の中で期待値が上がりすぎてしまったことが原因かもしれません。
純粋な目で見れば楽しめると思いますので、よろしければぜひご自身の目で確認してみてください!

また、どうやら6月9日(水)に舞台挨拶6月11日(金)から副音声上映が決まったようです。
まだ見ていない方は、こちらに参加されるのも面白さを倍増させてくれると思うので、行って見てください。
詳細は公式HPチェックです!

『映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット』公式サイト
生死を賭けた禁断のバトル、開幕。『映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット』5月12日(水)公開。

ただ、もし賭ケグルイシリーズ見たことがないよ!という方は、ぜひBlu-rayで過去作を見てから行ってください。
もちろん前説はありますが、やはり今までの流れを知らないとわからないこともありますので、予習してから見に行くのをオススメします!

それでは、今回はこのへんで!
では、また次回(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪

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