「ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編 第9.5巻」感想 人間関係が交錯する冬休み

アニメ
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「拒否する理由を探す方が難しい」

どうも、タナシンです(・∀・)ノ

今回ご紹介するのはこちら!

ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編 第9.5巻

表紙

前巻で2年生2学期が終わった本作。
今回は冬休みのお話になります。
複雑な人間関係がより進行していく?本巻になっています。
今更ながらの紹介になってしまいますが、しっかり内容をお伝えしていきます!

それではいってみましょう!

ちなみに、前巻のご紹介は以下の記事でしておりますので、気になる方はお読みください。


追記

10巻の感想も書きました。
よろしければお読みくださいm(_ _)m


店舗特典

毎巻恒例ですが、今回も店舗特典が充実しております。
詳細は公式HPを参照いただければと思います。

2年生編第9.5巻特典情報 | 特典情報 | MF文庫J『ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編』
MF文庫Jの大人気作品『ようこそ実力至上主義の教室へ』の2年生編が開幕! 綾小路を狙う、ホワイトルームからの刺客は果たして誰だ──!?

今回私はアニメイトで購入しました。
アニメイトの特典は、4Pリーフレットです。

更にアニメイトで有償特典があります。
それがこちらの七瀬翼のA5アクリルプレートです。

アニメイト有償特典七瀬翼A5アクリルプレート

実は今回いろいろ購入する場所を迷った結果、完全に出遅れて、購入できるのがアニメイトくらいだったというのが本音です 笑
ただ、この翼の姿は健康的でめちゃくちゃ良いですよね!
本編は冬の内容ですが、現在夏真っ只中のリアルには最適な姿ですね。

実は今回、完全に出遅れて有償特典は手に入らなかったものの、SSをゲットしたいという理由だけでメロンブックスでも購入しました。
その特典が以下の椎名ひよりのSSです。

メロンブックス特典SS

以上、特典でした。

前巻までのあらすじ

今巻は短編集なので前巻の結末を知っておく必要はありませんが、簡単に説明します。


修学旅行後。
綾小路清隆たちは特別試験の実施を通達されます。
並行して清隆と掘北鈴音は生徒会から抜けた一之瀬帆波の代わりを探すことになりました。
その間、鬼龍院楓香の万引き疑惑事件に巻き込まれることもありましたが、それを含め清隆たちは次々と解決し、特別試験でもAクラスに勝利するという結果を得ました。


以上が、前巻の内容です。

9.5巻のあらすじ

ここからはガッツリネタバレしますので、ネタバレが嫌な方はブラウザバック推奨です。
気をつけてください!

第9.5巻公式あらすじ

「メリークリスマス。サンタの登場ですよ」

高度育成高校での二度目の冬休みがやってきた。軽井沢とクリスマスのプレゼントを買いに行くという約束は、軽井沢のインフルエンザにより崩れ、綾小路はイブからの数日を1人で過ごすことになった。
そんな中『えっと、今日、綾小路くんの昼間の予定ってどうなってるかな』、『それは会ってからのお楽しみにいたしましょう。お部屋にお伺いしても?』『この後ちょっと顔を貸せ。30分後にケヤキモールの北口だ』、各クラスリーダーからの電話が絶えない状況となっていた。
一方「綾小路くんってただ暗めなクラスメイト……じゃないでしょ。隠し事があるっていうか」クラスメイトの間で綾小路に関する議論が行われ始め――!?

引用:Amazon販売ページ

というわけで、冬休みのお話です。

詳細内容

ここからは具体的な詳細内容になります。
ネタバレOKの方のみ、以下をクリックして内容をお読みください。

寂しさのSONG

12月24日。
恋人である軽井沢恵がインフルエンザになってしまったことで、暇になった清隆は、ケヤキモールに赴きます。
最近入会したジムに足を踏み入れると、そこには2-A担任の真嶋智也がいました。
真嶋はやたらと清隆に構ってきました。
それは、真嶋が最近気になっているジム職員の秋山のことを調べてほしいという理由からでした。
清隆は乗り気はしないものの、その場から開放されるため安請け合いし、ジムを後にしました。

ジムの後、清隆はレンタルショップに赴きます。
そこには、帆波のクラスの白波千尋がいました。
千尋はちょうどよい機会と思い、清隆に帆波との関係を問いただしまします。
清隆は事実のみを伝えることで、千尋を納得させました。

ちょっとした予感

12月25日。
家電製品のセールに合わせてケヤキモールに訪れた清隆でしたが、待機列の場所を誤り、目当てのヨーグルトメーカーを手に入れるのを失敗しました。
その無念を引きずったままスーパーを彷徨っていると、鬼龍院楓香に声を掛けられます。
清隆と楓香は将来に対する他愛ない話をしばらくし、分かれます。

楓香との雑談を終えた清隆は、帆波のことを思い出し、ケヤキモール前のクリスマスツリーまで足を運びます。
そこには無数の生徒と写真撮影をする帆波がいました。
帆波は清隆と写真を撮りたいと思いつつ、それを他の人に悟られないために不特定多数の生徒と写真を撮っていました。
清隆に気づいた帆波は、早速清隆と写真を撮ります
その後、七瀬翼や宝泉和臣とも写真を撮る帆波を尻目に、清隆はその場を後にしました。

探り合い

12月26日。
池寛治須藤健篠原さつき松下千秋森寧々王美雨前園小野寺かや乃の8人はケヤキモールのカフェに集合していました。
クラスの今後について重要なことを話したいという前園の発案で集まったメンバーでした。
クラスのことについて話すにも関わらず、重要人物を集めていないのには訳があります。
それは、話題の中心が清隆についてだからでした。
清隆と近い位置にいる人間を入れたくなかったというのが前園の判断でした。
最近の清隆の活躍を見て、清隆がただならぬ人物であると予想して、情報を収集したいという意味もありました。
メンバーの中では一番清隆の近くにいることが多かった健の発言もあり、清隆がただならぬ人物であることが結論づけられましたが、やる気を削がないためにも今後特に触れることはしないようにすることが決まりました。

同時刻。
Aクラスの橋本正義神室真澄と話をしていました。
前園たちの話を盗み聞きした正義は、真澄に清隆を調査するように依頼します。
真澄は納得はしないものの、話を理解し、承諾します。

同日夕方。
清隆は坂柳有栖と出会います。
有栖は同じクラスの真田康生とでかけているところでした。
有栖は康生が彼女へのプレゼントを選ぶのを手伝う予定とのことでした。
しかし、有栖と康生が二人でいることを見られるのはあまり望ましいことではないため、有栖は清隆に同席を依頼します。
暇を持て余していた清隆は承諾し、無事こなしました。

その後、清隆は売れ残りのケーキを買う気が失せ、そのまま自室に帰ります。
すると、先程の有栖が部屋を訪れます。
有栖は以前のリベンジと称して、清隆にケーキを持ってきました。
名店のケーキを食べ終えた二人は、夜風に当たりに散歩に出ます。
そこで有栖は徐ろに清隆に発します。

有栖
有栖

私はあなたを好きになっている

返事を求めないと添えられたその言葉に、清隆は一言尋ねます。

清隆
清隆

その感情を弱さではなく、強さに変えられるか?

これに有栖は間髪を入れずに「愚問ですね」と答えました。

静かなる胎動

12月28日。
恵の体調が戻ったものの、恵はすでに佐藤麻耶との約束があるとのことで、大人しくしようとしていた清隆は、龍園翔からの呼び出しを受け、ケヤキモールに赴きます。
今後の戦略についてあれこれ話された清隆は、その後うまく翔に動かされ、Aクラスのスパイ・山村美紀あぶり出しに助力してしまうことになりました。
翔に見つかってしまった美紀は完全に失態であり、有栖にその事実を報告する必要があります。
翔が「黙っておいてやる」と言ったことがから、報告することにためらいを覚えた美紀でしたが、清隆の助言により有栖に報告することにしました。
清隆は美紀に対して、思った以上に話しやすかったと感じつつ、その場を後にしました。

その後、清隆は手に入れたヨーグルトメーカーを自室で試していました。
すると、麻耶から電話が来ます。
その日、恵と過していた麻耶は、清隆と恵が喧嘩していることを察し、仲直りするように促してきました。
清隆はその要請を受諾しました。

残された時間

12月29日。
恵との約束を取り付け、清隆はケヤキモールに向かいます。
すでに到着していた恵に対して、清隆は数日遅れたクリスマスプレゼントを送ります。
それはかねてより恵が欲していたネックレスでした。
これをきっかけに、清隆と恵は仲直りを果たします。
そして、少なくとも恵の誕生日である3月8日までこの関係はかわらないことが清隆の中で決まりました。

1月4日。
清隆は学校の図書室に赴きます。
そこには椎名ひよりがいました。
しばしひよりと雑談し、せっかくだからひよりオススメの本を借りて図書室を後にする清隆。
しかし、図書室を出てすぐにひよりに呼び止められます。
ひよりは清隆に渡したいものがあると言い、一冊の本を手渡します。
それは、図書室には蔵書されていないひよりのお気に入りの一冊でした。
ひよりは清隆に渡すためだけに持ち歩いていたその本を清隆にプレゼントしました。

ひよりと別れた後、清隆は洋介と健に出会います。
部活のために登校していた二人は、昼食をとるとのことでした。
誘われたということもあり、そこに清隆も同席します。
洋介からひよりとの仲を質問されたものの、特に大きなこともなく昼食を終えます。

その帰り、清隆はAクラスの森下藍に声をかけられます。
藍は清隆のクラスの気になる人間に探りを入れているようでした。
ひとしきりやり取りを終えた藍は、清隆のことを注意人物と認識してその場を後にしました。

変わっていく関係

冬休みも残すところ後2日となった日。
清隆は恵の許しを得て、ひよりにお礼をするための外出を打診しました。
待ち合わせてケヤキモールへ向かう途中、Aクラスの真澄に出会います。
真澄は先日美紀と話しをしていた清隆を確認し、Aクラスを探っていると勘違いして声をかけてきました。
清隆はそれを軽くあしらっていたところ、正義と鬼頭隼がやってきます。
ひょんなことから集合した5名は、そのままカフェへ移動し、雑談することになります。
しかし、雑談とは名ばかりで、Aクラスからの清隆への質問攻めでした。
清隆は飄々とそれを躱します。

その後、Aクラスの面々と別れた清隆たちは本屋に向かいます。
そして、そこでひよりからある告白を受けます。
それは、『先日プレゼントした本はひよりの父が書いたもの』という内容でした。
特別大きな内容ではないものの、ひよりにとってこの告白をしたのは清隆が初めてでした。
それほど、ひよりにとって清隆に知っておいてほしい内容でした。

以上が、本巻の内容です。

感想及び考察

いよいよハーレムに向かい始めたか……

という感想が、はじめの所感でした。
作者の趣向から、どこかで主人公を慕う女性が盛りだくさんになることは予想していました。
今回はその布石を打っていると思います。
個人的な予想ですが、最終的に清隆が無事卒業するには、清隆が抱えるしがらみをどうにかしなければならず、その打破に清隆を慕う女の子たちが一致団結するのではないかと思っています。
そこにはクラスという区切りはなく、清隆のためという共通の目標に向かった動きになるのではないかと思います。

……予想なんて書きましたが、個人的にそういう展開が好みというだけです 笑

ただ、あり得ない話ではないと思うんですよね。
クラスレースの話がメインとなっていますが、それだけで話が終わるほど衣笠氏はぬるくないと思います。
もちろんクラスレースも何かしらの形で一応の決着が見えると思いますが、そのさらに先の試練を乗り越えてこその大団円が待っているのではないかと。
いろんな人間関係の構築は、おそらくそこまで見据えた動きになっていると思います。
そして、その展開自体はおそらく清隆自身もあまり予想していないことという話になるのではないでしょうか。

しかしそうなると恵との関係の終わらせ方は難しいなと思っています。
切り捨てるにしても、完全に清隆への執着をなくしてしまったら後々絡んでくることが難しくなります。
だからといって、今の関係上、よほどのことをしない限りは別れることは難しいところまで進んでしまっているように感じます。
このあたりの人間関係の絡みをどう解いていくのか、衣笠氏の話の持っていき方が気になりますね!
皆さんはどう思いますか?

というわけで、今回は物語自体が進むというよりは、今後の展開を見据えた準備話だったなと感じました。

より一層今後の人間模様が気になる展開になってきたので、引き続き注目していきたいですね!

以上、感想でした!

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は感想が遅くなってしまい申し訳ございません。
ちょっとリアルが忙しかったこともあり、記事化する時間がなかなか取れず……
おかげで他のラノベの記事も遅くなっているという……
めげずに記事にしていきますので、お付き合いいただけますと幸いですm(_ _)m

ちょっと本作の話に戻りますが、いよいよ女の子たちが清隆へ矢印を向け始めましたね。
ここからが衣笠氏の本気の見せ所だと思いますので、ますます面白くなっていくと思います。
私は本当に期待しているので、めちゃくちゃ楽しみです!
皆さんはいかがでしょうか?
私は本当に先が楽しみなので、早く続刊が刊行されるのを首を長くして待っています!

頑張ってくれよ、衣笠氏!

それでは、今回はこのへんで!
では、また次回(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪

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