お前が歌うんかーい!
どうも、タナシンです(・∀・)ノ
本日お伝えするのはこちら!
劇場版「冴えない彼女の育てかた Fine」感想
です。
以前からちょくちょくお伝えしているこちらの作品ですが、本日満を持して公開されました!
私は早速初日の舞台挨拶を含め見てきましたので、その模様も合わせて映画の感想をお伝えしていこうと思います!
こちらの記事は前編になります。
後編を書きましたので、そちらもぜひお読みください。
もしここで、「そもそも冴えない彼女の育てかたって何?」という方がいましたら、以下の記事で軽く紹介していますのでお読みください。
まぁこの記事にたどり着いている人は、ほぼ冴えカノのことを知っていると思いますが 笑
また、冴えカノに出演されている茅野愛衣さんの番組「かやのみ」でも度々コラボし宣伝されています。
その模様は以下の記事でお伝えしていますので、興味のある方は一読ください。
アニメ「冴えカノ」あらすじ
上の記事で「冴えない彼女の育てかた」という作品の概要はお伝えしているのですが、今回の映画は完全にアニメの続きものであるため、ざっくりとアニメ版おあらすじをお伝えします。
アニメは1期2期の合計25話で構成されていますが、つながった話であるためまとめて紹介します。
実際に見たいとい方は先日Blu-ray BOXが出ましたので、購入をおすすめします!
私は買いました!
登場人物
学年や設定は登場当初のもので記載しています。
作中では期間が進んでいるため、ちょっとずつ変わっていきます。
- 安芸倫也:主人公、高校2年生、極度のオタク
- 加藤恵:メインヒロイン、倫也のクラスメイト
- 澤村スペンサー英梨々:倫也の幼馴染兼クラスメイト、現役同人作家
- 霞ヶ丘詩羽:倫也と同じ高校の3年生、現役ラノベ作家
- 氷堂美智留:倫也の従姉妹、高校2年生、バンド「icytail」のギター・ボーカル
- 波島出海:倫也の幼馴染、高校1年生、イラストを描くのが好き
- 波島伊織:倫也の幼馴染、出海の兄、高校2年生、同人サークル「ルージャンルージュ」の代表
- 紅坂朱音:天才クリエイター、ゲーム・フィールズクロニクルの新作の企画を担当
- 町田苑子:不死川ファンタスティック文庫の編集者、詩羽の担当、朱音の友人
アニメあらすじ
サークル立ち上げ
主人公・安芸倫也はアニメやラノベが大好きな2次元オタク。
ある日倫也は近所の坂で、1人の女性と運命的な出会いを経験します。
しかし、倫也が運命的な出会いをしたと感じていたその女性は、冴えないクラスメイト・加藤恵でした。
倫也は冴えない恵に抱いた感情を抑えきれず、恵をメインヒロインに据えたギャルゲーを作るサークルを立ち上げることを決意しました。
完全に強引に恵を引っ張り込み、また、知り合いである現役女子高生ラノベ作家・霞ヶ丘詩羽と、幼馴染である現役女子高生同人作家・澤村スペンサー英梨々をスカウトし、同人ゲームサークル・blessing softwareを立ち上げます。
現役ラノベ作家と現役同人作家という強い仲間を手に入れた倫也は、更にそこに従兄弟のバンドウーマン・氷堂美智留を音楽担当として更に引き入れ、体制を整えます。
第1回冬コミ
サークルの体制を整えた倫也は、紆余曲折を経ながらゲーム制作を進めます。
途中、原画担当の英梨々が体調を崩し、パッケージ版が冬コミに間に合わなくなるというハプニングは起きたものの、ゲーム自体は冬コミに間に合い、なんとか発売にこぎつけます。
冬コミ自体は無事に終えたものの、サークル内には暗雲が立ち込めていました。
サークルのメインヒロイン兼副代表である恵が、倫也と仲違いをはじめました。
これは、英梨々の体調不良によるパッケージ化断念について、倫也が恵に相談しなかったことが原因でした。
それと時期を同じくして、原画担当の英梨々がスランプに陥り、サークルの活動は下火になってきました。
サークルの崩壊、そしてリブート
恵とすれ違う倫也でしたが、サークルで作る次回作の構想を考え、企画書を作り始めます。
コンセプトは「ひたすら主人公とヒロインがイチャイチャするゲーム」です。
前作は大成功を収めたものの、シナリオ担当の詩羽の色が強く、伝奇ものになってしまいました。
しかし、倫也が当初恵をヒロインとしてやりたかったことは、ユーザがキュンキュンするようなギャルゲーを作ることでした。
初心に返り、倫也はコンセプトを作り上げ、強引に恵に見せます。
そしてそこで、恵のblessing softwareにかける思いを改めて聞きます。
そんなぶつかり合いの後、倫也と恵は和解し、ゲーム制作の検討を始めます。
それに伴い、倫也は詩羽と英梨々に再度参加してもらうように要請をかけます。
しかし、倫也の誘いに対する二人の答えは「NO」でした。
理由は、天才クリエイター・紅坂朱音から、大人気商業RPG・フィールズクロニクルへの参画を求められているからでした。
商業のビッグタイトルに起用された二人に対し、倫也は引き下がるしかありませんでした。
しかし、それで制作を諦める倫也ではありませんでした。
知り合いで同人作家デビューを果たした波島出海と、その兄・波島伊織を原画とディレクターに加え、サークルを立て直します。
そして、笑顔で詩羽と英梨々を見送り、お互いの道を走り始めることを誓います。
劇場版「冴えない彼女の育てかたFine」感想
さて、ここからは本格的にあらすじ含む感想パートに移行します。
この作品は原作が完結していますので、ネタバレしても面白さが減ることはありませんが、それでもネタバレが嫌な人はブラウザバックを推奨しますm(_ _)m
劇場版あらすじ
新サークル始動
新メンバーでゲーム開発を進めることにした倫也。
伊織のプロデュースもあり、順調に宣伝をしながら開発を進めていきます。
詩羽の代わりにシナリオを担当することになった倫也は、途中何度もスランプに陥りながらも、ひょんな再会を果たした紅坂朱音からもアドバイスを貰うことで、順調に進めていきます。
そのシナリオ作成の中で、倫也はシナリオを考えるという名目で、毎夜恵と電話で語らったり、シナリオを再現するために二人であちこち出向いたりしました。
倫也と恵のその行動は、作っているゲームの主人公とヒロインの感情に呼応するように、お互いの気持を高めていきました。
亀裂
遅れながらも順調に進んでいた倫也のゲーム制作ですが、ある一本の電話で暗雲が立ち込めます。
それは、紅坂朱音が倒れたという電話でした。
たまたま朱音が倫也の名刺を持っていたという理由から、他に連絡の宛がなかった病院から、倫也へ連絡が来たのでした。
朱音が倒れるということは、ゲーム・フィールズクロニクルの開発が止まることであり、英梨々や詩羽の努力が水泡に帰す可能性がある出来事でした。
倫也はにべもなく病院に向かい、朱音の友人で詩羽の担当編集である町田苑子に連絡をとり、事を収めました。
しかしこの日は、奇しくも恵の誕生日であり、倫也と恵が合う約束をしていた日でした。
この出来事自体は恵は理解し、倫也のことも納得をしていました。
ですが、その次の倫也の決断だけは許せませんでした。
「フィールズクロニクルの開発のため、英梨々と詩羽を2週間手伝う」
それが倫也の決断でした。
朱音が離脱したことにより、今ある素材だけでゲームを完成させようとする開発陣。
ですが、それは朱音の思いはもちろん、朱音とともに動いていた英梨々と詩羽の思いとも異なる作品になることを意味していました。
それに耐えられなかった英梨々と詩羽は倫也に開発陣の説得を依頼しました。
倫也はそれを快く受け、そして、開発を手伝うことを決意しました。
「私、あなたのメインヒロインに、なれないよ」
英梨々と詩羽の元へ行ってしまった倫也に対して、恵は告げます。
そして、倫也と恵の間に、決定的な亀裂が入った瞬間でした。
ゲームの完成、そして
倫也が手伝うことにより、フィールズクロニクルは無事完成しました。
当初の朱音の思いとは少し異なるものの、開発陣が無難にまとめようとしていた内容に比べて、ずっと良いものができました。
そして、それを最後に倫也はサークル合流します。
家に戻ると玄関先に恵がいました。
英梨々と詩羽の手伝いが終わったこととともに、自分たちのゲームの最後のシナリオを添付したメールを送ったからでした。
倫也との話が途中の中、恵は「帰る」と身を翻します。
しかし倫也はそれを追いかけ、恵の手を取ります。
「好きだ、加藤!」
キモオタの全力の告白でした。
顔を真赤にした倫也の告白を受け、「なんだかなぁ」と思いつつも、恵はその告白受け入れます。
そして、倫也と恵はめでたく恋人同士となりました。
自身のシナリオと同様に、倫也の恵への恋はハッピーエンドを迎えました。
そして、そんな関係の変化を伴いながらも、ゲーム制作は架橋を迎えます。
フィールズクロニクルの制作が終わった英梨々と詩羽のヘルプも受け、見事ゲームを完成させ、blessing softwareは2回目の冬コミを迎えることに成功しました。
劇場版感想
あらすじだけでもはや面白そうなのは伝わっていると思います!(伝わっていなかったら、多分私の文章力の問題です……)
実際は上記のあとにエピローグなどがあり、もっと面白いのですが、そこのネタバラシはしないでおこうと思います。
ぶっちゃけると、この記事の冒頭のセリフはエピローグを見ていただけとわかります 笑
はっきり言って、この映画は名作です!
こんなに泣くとは思いませんでした。
大号泣得した。
私の隣の人も号泣していました。
今回のお話は完全に恵ルートのグランドフィナーレです。
恵の可愛さがこれでもかってくらい詰まっている作品です。
恵はヒロインとしてフラットキャラで売ってきましたが、今回はとても表情豊かになり、可愛いところも闇の深いところも全部見せてくれます。
今まであまり出してこなかった粘着質な本音も出してくるキャラ性となり、下手したらヤンデレに見えそうにも関わらず、そこを魅力的に仕上げているところが、さすが丸戸史明氏です。
というかですよ、もう一つ一つの仕草が一々可愛いんですよ。
テレビ会議で倫也と話しているときも、倫也の家で家事をしているときも、シナリオ検討のために倫也と出かけたときも、全部が可愛いんですよ!
にもかかわらずですよ、極めつけは倫也からの告白シーンですよ!本当に可愛いのは!
もうね、倫也と恵のキスシーンとか初々しくて可愛くて、照れてる姿が可愛くて、それでもやっぱりイチャつきたがるところが可愛くて、もう萌死・キュン死必至です!
これはもう見てもらわないと伝わらないので、すぐに見に行ってください!
ですが、よく考えてください。
メインヒロインである恵が幸せになるということは、それに反して幸せになれなかったヒロインもいるわけです。
そう、
私の嫁・霞ヶ丘詩羽です。
というか、今回の詩羽は完全にお姉さん役です。
実は、ちゃんと考えると今回の映画で一番可愛そうなのは詩羽なのではないかと思っています。
というのも、詩羽は今回倫也への自らの気持ちの踏ん切りをつけるだけでなく、英梨々の踏ん切りもつけさせます。
詩羽は一人で覚悟を決め、踏ん切りをつけられる程度には大人になりましたが、そこまで考えの至っていない英梨々は、詩羽から突きつけられた現実で号泣します。
今回の映画では英梨々が完全に泣き役になっており、倫也への思いの区切りの随所で大号泣します。
その際、必ず隣りにいるのは詩羽で、そんな彼女を支えます。
ただでさえ、ゲーム制作においても英梨々を支えていた詩羽は、プライベートでも英梨々を支えるほどの関係になっていました。
もうね、
お母さんかよ!
って感じです。
いや、詩羽先輩は通常攻撃は全体攻撃ではないですし二回攻撃でもないですけどね 笑
ただ、これらのシーンを見て、思ったことがあります。
詩羽はちゃんと泣けたのだろうか?
と。
だって、詩羽は終始受け止める存在であり、逆に誰かに受け止めてもらうことはありませんでした。
先に一人、大学生になって、多少大人になったのかもしれませんが、それでも詩羽は10代の乙女です。
英梨々と大して変わりません。
にもかかわらず、今回詩羽は泣くことどころか、弱音を吐くことすらさせてもらえませんでした。
私個人としては、これが遺憾でした。
ちゃんと詩羽に泣かせてあげたい、ちゃんと詩羽の気持ちに区切りを与えてあげたいと本当に思いました。
この詩羽の扱いに関してだけは、もうちょっとあってほしかったと切に思います。
まぁ、私が詩羽押しだからですが! 笑
他のヒロインである出海と美智留は、今回結構ネタキャラになっていました。
今回の顔芸大賞は出海に軍配が上がります!
というかですね、一番年下である出海がとても察しの良い子になっていました。
とっても大人です。
この子は絶対将来モテます。
オタクであることを隠したら!
もしくはオタサーの姫化すると思います。
ちなみに、美智留は完全にマイペースキャラでした。
一部、恵の本音を聞き出す際にとても重要な役割を演じていますが、あまりに自然に演じているためぶっちゃけスルーしそうでした。
でも、よくよく考えると、このときの美智留はすごく考えて話していたんだろうなと思います。
あぁ、なんだろう。
感想が溢れ出しすぎて文章が暴走している気がします。
でも、これ以上のことは映画館で自分の目で見て感じていただくほうが良いと思います!
毎週特典もありますし、ぜひ見に行ってください!
ただ、感想としてもう1点だけ伝えさせてください。
原作を読んでいなくて、今回映画を先に見た方がいましたら、是非原作を読んでください。
倫也と恵がテレビ会議で話をしながらシナリオを作っていくシーンがあるのですが、映画だと結構淡々とサラッと進んでいきます。
もちろん、映画の尺とかがあると思うので仕方がないのですが、ここのシーンだけは原作で各々の感情・理解のペースで読み進めていただきたいと思っています。
映像だとどうしても他人が定義した速度で2人の感情が変化していきます。
ですが、感情の変化の速度の感じ方は人それぞれですし、感情への理解の速度もまちまちだと思います。
そういった意味で、文章で自分のペースで頭に入れていったほうが、このシーンは心に残ると思います。
私は原作のこのシーンがとても大好きで、とても胸に残っています。
ぜひ、原作11巻を読んでください!
中間まとめ
いかがでしょうか?
冒頭に舞台挨拶を含め、感想をお伝えしますと書いたのですが……
ボリュームが多すぎた!
ってことで、記事を分けることにしました。
というのも、本日舞台挨拶は2つほどはしごしまして、書きたことたくさんあって、それ加えて購入したグッズとか来場者特典とか、話したいことまだまだあるんです。
でも、それを全部書いていたら、記事がえらいボリュームになりそうなので、一旦本編の感想までで記事を分けようと思います。
私がこの本編の感想で伝えたかったことは、以下の2つです。
- 恵可愛い!
- この素晴らしい詩羽に祝福を!
です。
というわけで、一旦ここまで。
また続きでお会いしましょう!
続きの記事は以下です。
コメント
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